記念日・年中行事
○包むの日
神奈川県川崎市に本拠を置くプラスチック包装フィルムのメーカーである東興資材工業株式
会社が制定。書籍、DVD、化粧品などをパッケージするシュリンクフィルムなどで知られる同
社では、包装材を広くPRするのが目的。 日付は2と26で「包む」と読む語呂合わせから。
shrink(シュリンク)は「小さくなる」「縮む」という意味である。シュリンク包装とは「予め熱収
縮性プラスチックフィルムで包まれた被包装物を加熱して、その形状に密着させる包装」。
○フロリダグレープフルーツの日
世界で一番美味しいと言われるフロリダ産のグレープフルーツを、日本でもっと知ってもら
い、販売促進につなげることを目的に、アメリカのフロリダ州柑橘局が制定した。日付は2月
からフロリダ産のグレープフルーツが旬になること、26をフロリダの「フロ」と読む語呂合わせ
から。
○ 血液銀行開業記念日
1951年のこの日、日本初の血液銀行・日本ブラッドバンク(後のミドリ十字。吉富製薬と合
併する等して現在は田辺三菱製薬)が大阪に設立された。
血液銀行は、献血等により提供者から採取した血液を保存管理して輸血に必要な血液を確
保し、必要に応じて供給する機関で、GHQの指示により設置された。翌1952年に、日本赤
十字社も血液銀行を設立した。
○2.26事件の日
1936年のこの日、2.26事件が発生した。
陸軍の皇道派の青年将校が、対立していた統制派の打倒と国家改造を目指し、約1500名
の部隊を率いて首相官邸等を襲撃した。内大臣・大蔵大臣等が殺害され、永田町一帯が占
拠された。
当初、陸軍の首脳部は青年将校たちの行動を容認する態度をとっていたが、海軍が鎮圧を
要求し、天皇も同様の立場をとったので、29日に鎮圧を開始した。飛行機から「下士官兵ニ
告グ」のビラをまいて帰順を勧め、「今からでも決して遅くないから、直ちに抵抗を止めて軍
旗の下に復帰する様にせよ」との投降を呼び掛けるラジオ放送を行った。形勢が不利になっ
たと判断した将校たちは兵を原隊に帰し、2名の自決、残りの者が自首し、その日のうちに
鎮定された。
○咸臨丸の日
万延元年旧暦2月26日(1860年3月18日)、幕府が派遣した使節団が、咸臨丸による37
日間の太平洋横断航海を終えてサンフランシスコに到着した。
○脱出の日
1815年のこの日、エルバ島に流刑されていたナポレオンが島を脱出してパリに向かった。
※周遊忌
鉄道紀行作家・宮脇俊三の2003年の忌日。
周遊忌という名前は、生前に自らつけた戒名「鉄道院周遊俊妙居士」に因むものである。
『時刻表2万キロ』『時刻表昭和史』『韓国・サハリン鉄道紀行』などの著作がある。
※良忍上人忌
平安時代後期の僧で、融通念仏宗の祖。良忍の法要の日。
亡くなったのは1132年2月1日であるが、法要はこの日に行われる。1773年に聖応大師
[しょうおうだいし]の諡号[しごう]を贈られた。
ローダンセ(ヒロハノハナカンザシ[広葉の花簪])swan river everlasting
【花言葉】「終わりのない友情」「温順」「光輝」「飛翔」
【概要】
ローダンセ(ヒロハノハナカンザシ[広葉の花簪]、学名:Rhodanthe manglesii=Helipt
ーerum manglesii)は、キク科ローダンセ属の一年草。オーストラリア原産。
和名の由来は、造花など美しく飾った簪のことを「花簪」というが、その造花の花に見立てた
ハナカンザシ(Rhodanthe roseum)の花に似るが、葉の幅が広いことから来ている。
属名のRhodantheはギリシア語の「rhodon(バラ)+anthus(花)」が語源である。種小名
のmanglesiiは19世紀の園芸療法家「マングルス(J.Mangles)の」という意味である。
属名Helipterumは、ギリシア語の「helios(太陽)+pteron(翼)」が語源である。
【特徴】
草丈30~60cmで、茎は細かく枝分かれする。
葉は幅の広い卵形で互生する。葉はすべすべした粉に被われている。
開花期は4~7月で、茎先にかさかさした花を横向きに付ける。花径は3~4cmで、舌状花
はなく、真ん中に黄色い筒状花だけがある。周りにあるかさかさした花びらのように見えるも
のは総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)である。総苞片の色はピンクが基本だが、
赤や白のものもある。花の後にできる実は痩果である。
・花
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・葉・茎
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【近縁種】
ハナカンザシ(花簪、Rhodanthe roseum=Heliptrum roseum)
葉は披針形で、互生する。葉の質は柔かく、色は緑白色で毛がはえる。花茎をたくさんだし、
花径5cmくらいで上向きに咲く、夜になると花は閉じる。
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・花
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・葉
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【詳しい育て方】
■主な作業
切り花の他ドライフラワーとして楽しむことができる。満開なる少し前くらいに茎ごと刈り取っ
てばらけないようにしっかりと束ねて雨の当たらない風通しのよい場所で逆さまに吊るして
乾燥させる。満開になったからだと刈り取った後も生長が進んでタネができて肝心の花が咲
かなくってしまうことがある。また、ある程度花が開いていないと花首がしっかりと固まってお
らず未熟でそこから腐ってしまうことがある。きれいなドライフラワーを作るには収獲する時期
と天候がポイントとなり、晴れた日が続くと乾燥が早く、きれいに仕上がりやすくなる。
■栽培環境
日当たりのよい環境を好む。やや耐寒性が弱く、0~5℃程度の気温が必要である。冬は室
内の日あたりのよい場所、寒風や霜を避けられるベランダなどで育てる。花壇に植えたい場
合、植え付けた後にビニールトンネルなどで保温するか、春までビニールポットなどで育苗し
て暖かくなるのを待って植え付ける。
■水遣り
乾燥気味を好む。発芽直後~苗が小さい時期や蕾が出始める頃は水切れに気をつけた方
がよいが、それ以外は水を遣り過ぎないようにする。
■肥料
肥料が多すぎると軟弱に育ちやすいので、肥料はできるだけ控えめにする。肥えた土であれ
ば特に肥料を与える必要はない。鉢やコンテナ植えをする場合も、用土に予め緩効性の肥
料を混ぜ込んでおき、生育を見ながら液体肥料を与える。
■用土
水はけがよく腐葉土などの腐植質を多く含んだ土を好む。また、酸性土壌を嫌い、弱アルカ
リ用土でよく育つ。植え付ける用土には石灰を混ぜ込んでおく。
■植え付け・植え替え
一年草で花が咲いた後は枯れてしまうため、一度植え付けると植え替えの必要はない。
寒さに弱いので花壇など屋外の植え付けは春以降に行う。
■病気・害虫
特にない。
■ふやし方
タネをまいてふやす。適期は9~10月。発芽温度がおよそ15℃と低めなのであまり早くまき
すぎない。タネは大きめで扱いやすいが、表面が綿毛に包まれておりソマまでは吸水しにく
い。タネと少量の砂を混ぜて袋に入れて擦り合わせるように揉んで綿毛を切るか、一晩水に
浸けて吸水させてからまく。本葉2~3枚の頃にビニールポットなどに仮植えして苗を育て
て、本葉4~5枚の頃を目安に春暖かくなったら植え付ける。
寒冷地では厳寒期の育が難しいので春にタネをまいて育てる。その場合は開花期は夏頃に
ずれ込む。一般地では春にタネをまいても暑さで生育が悪く、あまりよい苗はできない。
■まとめ
肥料と水は控えめに
やや寒さに弱い
弱アルカリ性の土壌で良く育つ