記念日・年中行事
○夕刊フジ創刊記念日(夕刊紙の日)
1969年のこの日、日本初の駅売り専門の夕刊紙『夕刊フジ』が創刊した。サラリーマンを対
象としたタブロイド紙(ブランケット版大衆紙)の登場は、ひとつのクロスカルチャー(交差した
異文化)を生んだといわれる。夕刊フジは産業経済新聞社から発行され、大衆的な内容であ
る。関東・近畿での即売が中心。駅売り店では『日刊ゲンダイ』や『東京スポーツ』と競合す
る。1部売りが130円。新聞題名は「フジテレビジョン」から由来。
○ヱビスの日
東京・恵比寿に本社を置くサッポロビール株式会社が自社ブランドのヱビスビールをPRする
ために制定。ヱビスビールはアロマホップをふんだんに使用し、長期熟成によって生まれた、
素材と製法にこだわった麦芽100%の「ちょっと贅沢なビール」。日付は1890(明治23)年
2月25日にヱビスビールが初めて発売されたことから。
○225の日
個人投資家向けに日経225先物取引などの情報提供を行っている株式会社ゲイターズが
、自社の運営サイト「225ラボ」に因んで制定。日付は多くの個人投資家や投資関連企業に
活用してもらえるようにと、2と25で「225の日」としてシンプルにしたもの。
○深良[ふから]用水完成の日
1670年のこの日、日本の土木史上重要な意味を持つ深良用水(箱根用水)が完成した。
湖尻峠に約1280mのトンネルを掘って、芦ノ湖の水を富士山麓数か村に導く用水で、深良
村(現在の裾野市)の名主・大庭源之丞らが中心となって約4年かけて完成させた。出会い
に1m程の誤差しかなった言われ、測量技術の精度の高さに驚かされる。
○サッカーAFCチャンピョンズリーグ開幕(韓国スティールヤード、19:30~)
浦項スティーラーズ(ホーム)対セレッソ大坂(アウェイ):日テレプラスで19:15~21:30)
□和良比[わらび]はだか祭り(千葉県四街道市・皇産霊神社、和良比ケ丘公園)
毎年2月25日に皇産霊[みむすび]神社のどろんこ祭り。褌姿の若者が神田で五穀豊穣を
祈り、健康な成長を祈って赤ちゃんの顔に神田の泥を塗る。泥のぶつけ合いから騎馬戦まで
文字通り泥だらけの祭りである。
□火渡り神事(滋賀県野洲市・菅原神社)
立春から新しい年の繁栄と安全を祈る祭り。護摩木を燃やしたあとを素足で歩いて渡り、無
病息災を祈願する。火渡りは一般者も体験できる。当日申し込みも可能で1500円(先着
130名)。
□北野天満宮梅花祭(京都市上京区・北野天満宮)
菅原道真公の祥月命日に当たる2月25日に「梅花祭」と称して祭典を斎行する。道真公は
梅花を愛でたことでも知られている。約2万坪の境内に50種約1500本の梅があり、三光
門西広場では10~15時に、豊臣秀吉公の北野天満宮に因む野点[のだて]の席が上七軒
の芸舞妓創出の奉仕により行われる。
※道真忌
平安時代の学者・廷臣の菅原道真の903年の忌日。
※茂吉忌
精神科医でアララギ派の歌人・斎藤茂吉[さいとうもきち]の1953年の忌日。
「のど赤き玄鳥[つばくらめ]2つ屋梁[はり]にゐて足乳根の母は死にたまふなり」
「夕されば大根の葉に降るしぐれいたく寂しく降りにけるかも」
「最上川逆白波のたつまでにふぶくゆうべとなりにけるかも」
※契沖忌
江戸時代の国学者・歌人である契沖[けいちゅう]の1701年の忌日。
「和歌浦に至らぬ迄もきの國や心なくさのやまと言の葉」
ユッカ yucca
【花言葉】「全てを持つ」「勇壮」
【概要】
ユッカ(学名:Yucca)はリュウゼツラン科ユッカ属の植物の総称。英語ではヤッカ(yucca)。
ユッカ(Yucca)という名前は、初期にカリブ諸島ハイチでユカ(yuca)というマニホット(キャッ
サバ)と混同したために付けられた名前である。
ユッカ属(49種、24亜種)は中米~北米に広く自生しており、南はガテマラから北はカナダ
のアルバータ州に及んでいる。特にメキシコ北部ノバハ・カリフォルニア州、ソラノ砂漠、チワ
ワ砂漠、米国中西部の乾燥地帯に多く分布している。17~18世紀に原産地の北米から各
地へ移植され、観賞用に多くの品種が開発された。耐寒性があるものが多く、多くは庭園材
料として用いられている。日本へは明治時代に渡来し、数種類が庭園木や庭木として親し
まれ利用されており、近年では観葉植物として親しまれている。
観葉植物として最も多く利用されているものはユッカ・エレファンティペス(Y.elephantipes
)で、自生地では10m以上になるが、中米などから輸入した「朴物」といわれる幹から新芽を
出させた株が流通している。象の脚のような幹に披針形の濃緑色の葉を付ける。
ほかもユッカのように葉の先端に鋭い刺がなく、スピンレス・ユッカとも呼ばれている。
ユッカ・エレファンティペス
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庭園樹・庭木としてのユッカ
【特徴】
〔リュウゼツランとユッカの違い〕
・葉はいずれも放射状に生えるが、リュウゼツランの方が肉厚で葉の先に刺、葉の縁に鋸刃
状の刺があるのに対し、ユッカはより薄く、細く、葉は真っ直ぐで刺がないものが多い。また、
ユッカは生長に伴い幹を形成し高く生長するが、リュウゼツランはほとんど幹を形成しない。
・受粉はユッカはユッカガによるが、リュウゼツランはハチ、ガ、鳥、コウモリなどによる。
リュウゼツランは大半は1回結実性で10年から数十年に一度しか開花せず、結実後には枯
れるが、ユッカは成熟個体はほぼ毎年開花し結実後も枯れず生長を続ける。
ユッカ・アロイフォリア(Yucca alofilia) 和名:センジュラン(千寿蘭)
アメリカ・メキシコ・ジャマイカ原産、樹高は6mに達する。葉の長さは40cmほどで、放射状
にびっしり生える。葉は革質で厚く、先端は針のように尖り、縁には細かい鋸歯がある。別名
Spanish bayonet(銃剣)。種小名アロフォリアは「アロエのような葉をした」という意味で、
株姿に由来する。花茎は30~60cm合って、円錐花序となり白い花をいっぱい咲かせる。
先端はやや湾曲して垂れる。園芸品種に葉縁が黄色覆輪になるマルギナータ(和名:キン
ポウラン[金宝蘭]、cv.marginata)ある。
・センジュラン
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・センジュラン花
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ユッカ・フィラメントサ(Y.filamentosa) 和名:イトラン(糸蘭)
通称Adam’s needleで、原産地はアメリカ南東部。樹高は70~150cm程で葉は長さ3
0~50cm、剣状で硬く先端が垂れ、若い葉の縁から捩れた白い繊維が剥離して糸状に伸
びている。これが名の由来でもある。日本での開花時期は6~7月、花茎は90~180cm
(最長3m)程に伸び、淡いクリーム色の花を釣鐘状にたくさん付ける。
・葉
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・花
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ユッカ・レクルヴィフォリア(Y.recurvifolia) 和名:キミガヨラン(君が代蘭)
北アメリ南部(ジョージア州~ミシシッピ州)原産。樹高は2~3mになる。根際から生える葉
は剣状で分厚く、先が鋭く尖る。葉は少し垂れ気味になる。
開花期は5~10月で、春と秋に花を咲かせる。茎先に円錐花序を出し、花径5~6cmの淡
いクリーム色をした鐘形の花をたくさん付ける。和名の由来は花が数多く咲き続き、いつまで
も栄えるところから来ている。種小名のレクルヴィフォリアは「反り返った葉の」という意味。
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・花
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ユッカ・グロリオサ(Y.gloriosa) 和名:アツバキミガヨラン(厚葉君が代蘭)
北アメリカ南原産。庭園樹・庭木として日本でよく植えられているユッカ・レクルヴィフォリア
に似ているが、本種の方が葉に厚みがあり、長さがやや短い。花はよい香りがする。
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【詳しい育て方】
■主な作業
茎から伸ばした芽が長く伸び過ぎたら、株元から5~10cm残し切り戻す。切った茎は挿し
木できる。水遣り少ないと葉先が枯れるので、枯れた葉先はハサミで葉の形に沿ってカット
する。
■栽培環境
丈夫で育てやすく 、鉢植えで室内に飾るほか、庭植えにしても問題はない。できるだけ日が
当たる場所で管理する。ユッカ・エレファンティペスは日陰でも育つ。冬は戸外でも問題ない
が、室内に置く場合はガラス越しの日光によく当てる。
■水遣り
根が多肉質で乾燥に強い。春から秋は鉢土が乾いてきたら与え、冬は鉢土を乾かし気味に
する。地植えは一度根付いてしまったら)水遣りの必要はない。
■肥料
春~秋の生育期に緩効性化成肥料を2か月に1回施す。肥料はさほど必要ない。
■用土
腐植質で水はけのよい用土(例:赤玉土小粒5:腐葉土3:軽石小粒2の配合土)を用いる。
■植え替え・植え付け
エレファンティペスなど生育はあまり早くないので植え替えは3~4年に1回、その他の生育
旺盛のものは1~2年に1回植え替える。適期は4月中旬~9月中旬。鉢の底から根が伸び
てきているようであれば植え替えの合図である。
鉢土を1/4程度落とし一~二回り大きな鉢に植える。
■ふやし方
茎挿し:4月中旬~9月中旬に、ノコギリなどよく切れるもので茎を切断して挿す。
挿し木:挿し木は脇芽をえぐるように樹皮をつけて削ぎ取って、用土を入れた鉢に挿すと、2
か月くらいで根が出る。
■病気・害虫
病気:炭そ病
春から秋に炭そ病が発生し、主に葉に径3~20mm程度の褐色で円形の病斑ができる。
害虫:ハダニ、カイガラムシ
見付け次第薬剤を散布して駆除する。
■まとめ
乾燥に強いので水の遣り過ぎに注意
春~秋は十分日が当たるところに置く
大きくなるなるものは露地植えが前提