記念日・年中行事
▲世界社会正義の日(World Day of Social Justice)
2008年、国連総会で制定。2009年から実施。世界社会正義の日とは、貧困を撲滅し、公
平な社会を実現するために世界の現状に目を向ける日である(国際労働機関)。世界には
不当な扱いを受け社会的な弱い立場に置かれている人々がいる。それは難民、移民、先住
民、障碍のある人々や子どもなどがあり、多くの課題を抱えている。貧困を撲滅し、社会正義
を実現をするためには、このような弱い立場に置かれた人々が安心して、幸せに生活できる
ような社会を築くことが必要である。
貧困の撲滅と公平な社会実現のための啓発活動が行われる。
○旅券の日
外務省が1998年に制定。
1878年のこの日、「海外旅券規則」が外務省布達第1号として制定され、「旅券」という言
葉が日本の法令上初めて使用された。
それまでは「御印章」「海外行免状」と呼んでいた。
・日本国旅券(JAPAN PASSPORT):10年用の一般旅券(ICパスポート)
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0a/JapanpassportNew10
・外務大臣要請文と名義人の身分事項ページ(非ICパスポート)
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c6/Japanese_Passport_I
○交通事故死ゼロを目指す日
日本政府が「生活安全プロジェクト」の一環として2008年から実施。
2月20日と春・秋の交通安全週間中の4月10日・9月30日。
○歌舞伎の日
1607年のこの日、出雲の阿国が江戸城で将軍徳川家康や諸国の大名の前で初めて歌舞
伎踊りを披露した。
○普通選挙の日
1928年のこの日、日本で初めて普通選挙が実施された。
納税額に関係なく、すべての25歳以上の男性に選挙権が与えられた。20歳以上の男女に
選挙権を与えた完全な普通選挙が実施されるようになったのは1946年4月10日の総選
挙からであった。
○アレルギーの日
日本アレルギー協会が1995年に制定。
1966年のこの日、免疫学者の石坂公成・照子夫妻が、ブタクサによる花粉症の研究から
アレルギーを起こす原因となる免疫グロブリンE(IgE)を発見したことを発表した。
○尿漏れ克服の日
排尿障害の病気を克服した女性らで作る団体「ひまわり会」が尿漏れに関する認識を高めて
もらうことを目的に2005年に制定した。
「尿(2)も(too=2)れ(0)」の語呂合わせ。尿漏れは潜在患者が600万人以上いるとも言
われている。
○県政発足記念日[愛媛県]
1873年のこの日、石鉄県と神山県が合併して愛媛県が誕生した。
1973年に最初の記念行事が行われ、「愛媛県章」「愛媛の歌]が制定された。
○夫婦円満の日
誰が淹れても濃くてまろやかなお茶「こいまろ茶」を飲んで夫婦円満に暮らしてもらいたいと
の思いから「こいまろ茶」を販売する京都府宇治田原町の株式会社宇治田原製茶場が制
定。日付は2と20で「ふう(2)ふ(2)円満(0)」の語呂合わせから。
・夫婦円満の秘訣エピソード募集作品
http://www.chanoma.co.jp/episode/
□茂名の里芋祭(千葉県館山市茂名・十二所神社)
春先に一年の豊作や無行息災を祈願する行事で、里芋を用いて作る独特の神饌(しんせん
、食事として神へ供える供物)やツミバンナカマ(積み番仲間)と呼ばれる祭祀組織に特色が
見られる。農作業の開始に先立って、約90個の里芋を積み上げて大きな飾りを付けた神饌
を1対作り、氏神に奉納して一年の豊作を祈願する。奉納された里芋の神饌は、神社の祭典
の後、氏子の各家に分配され、無病息災を祈って食される。
□一夜官女祭[いちやかんにょさい](大阪府大阪市西淀川区・住吉神社)
その昔、風水害や疫病を防ぐためにご託宣として子女を生贄として捧げ、鎮めた。しかし、
毎年白羽の矢を打ち込まれた家の子女が人身御供にならなければならかったため、男が身
代わりとして唐櫃に入り、災いの根源のヒヒを退治し平穏が戻ったといわれる。この話を後世
に伝えるために人身御供の作法が神事として受け継がれている。
シャクナゲ(石楠花) rosebay
【花言葉】「威厳」「荘厳」「警戒」「危険」
【概要】
シャクナゲ(石楠花、石南花)はツツジ科ツツジ属(Rhododendron)無鱗片シャクナゲ亜属
無鱗片シャクナゲ節の総称。常緑性の低木(高木になるものもある)。
また、日本ではツツジと称される有鱗片シャクナゲ亜属のものを欧米ではRhododendronと
呼んでいるので注意が必要。ただし、有鱗片シャクナゲの中でもビレア(マレーシアシャクナ
ゲ)の仲間は、カワカミシャクナゲのようにシャクナゲと呼んでいる。
シャクナゲは、「石南花」を呉音読みした「シャクナンゲ」が転じた名前。中国では「石南」「石
楠」という表記、「石南花」「石南草」といった呼び方がある。「石南)と書くのは石の間に生え、
南向きの土地を好むことからである。ただし、語源は漢名からであるが、中国でいう[石南」
は日本の品種とは異なる品種で、誤って名付けられたいわれる。その他、シャクナゲの語源
には「尺に満たないから」「癪に効くから」という説もあるが、俗説である。
属名のRhododendron(ロドデンドロン)はギリシア語で「バラ)を意味する「ロドン(rhodon)
」と「木」を意味する「デンドロン(dendron)」が語源で、「バラの木」という意味である。
シャクナゲは常緑広葉樹にもかかわらず寒冷地にまで分布している。寒冷地に分布する種
類の中には、葉の裏側を中にした筒状にして越冬するハクサンシャクナゲなどがある。日本
にも数多くの種類のシャクナゲが自生するが、その多くは変種であり、種のレベルでは4~6
種煮集約される。このほか、園芸用品種として数多くの外国産のシャクナゲ(西洋シャクナゲ
)が日本に導入されており、各地で植栽されている。
【主な種の特徴】
ホンシャクナゲ(本石南花、Rhododendron metternichii var.hondoensis)
日本固有種で、本州中部地方から四国にかけて分布。分類上はツクシシャクナゲ(筑紫石楠
花)の変種である。
樹高2~4m、葉は楕円形で互生する。葉の付け根は楔形で2~5cmくらいの柄がある。縁
には鋸歯が無い(全縁)。葉の裏にほとんど毛が無いことが特徴である。
開花期は4~6月で、花の色は紅紫、濃淡に差があり白いものもある。花びらが7つに裂ける
ことが特徴である。花の後にできる実は果である。
http://www.bes.or.jp/hanazukan/img/flower/4ad7b_344.jpg
アズマシャクナゲ(東石楠花、Rhododendron metternichii var.pentamerum)
宮城県南部から中部地方にかけて分布。分類上はツクシシャクナゲの変種とされる。
樹高は1~3m。葉は互生し、枝先に集まって付く。革質で厚く、長さ8~15cmくらいの長い
楕円形である。葉の縁は裏面にやや反り返る。表面は艶があり、裏面には灰褐色の軟毛が
生える。
果下記は5~6月で、枝先に花径4~5cmの漏斗状の花をたくさん付ける。花の色は蕾のと
きは赤く開くと淡い紅色になるのが普通であるが、濃い紅色や白色のものもある。花冠は先
で5つに裂けている。花の中には雄蕊が10本、雌蕊が1本ある、
http://ryokka-c.jp/kaika/shokubutu/shurui/img/honnshakunage3.jpg
・葉裏
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/a1/1425267e4702cd16c0216259
セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花、Rhododendron hybridum)
ヒマラヤ南部、中国南部、中央アジアなど世界各地の原種を元にヨーロッパやアメリカで品
種改良されたシャクナゲ類を総称してセイヨウシャクナゲという。日本原産のシャクナゲとの
相違点は、花が大きく、花色もカラフルで多くの品種があることである。葉が枝の頂点に咲く
品種(頂生)が特に美しい。
・’ジーン・マリー・ド・モンタギュー’(’The Hon.Jean Marie de Montague’)
古くから栽培されている大輪、赤色の代表品種。5月中旬開花。
http://i5051.com/CIMG284013.jpg
・’プレジデント・ルーズベルト’(Rhododendron ’President Roosevelt’)
葉に黄色の斑が入る。花は大輪、赤色で、中心は白色。開花は5月中旬。
http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/dc/9c/lavenderny/folder/1592534/img_
・’モーニング・マジック’(Rhododendron ’Morning Magic’)
ヤクシマシャクナゲ交配。樹高80cmほどで横に広がる。蕾は薄いピンクで、開くと白くなる。
5月中旬開花。
http://storage.kanshin.com/free/img_55/552475/k98517045.jpg
・’マダム・マッソン’(Rhododendron ’Madam Masson’)
http://livedoor.blogimg.jp/seasonalflowermarket/imgs/6/a/6a5e68d5.JPG
【セイヨウシャクナゲの詳しい育て方】
■季節・日常の手入れ
花が終わったら速やかに。花茎の基部から花がらを摘み取る。花がらをつけたままにしてお
くと、果実(タネ)ができて新しい枝が伸びるのが遅れ夏までに充実しないため、花芽が付き
にくくなる。
シャクナゲに関してはいい具合に均等に枝が伸びていくので、内側に伸びる細い枝などを少
し整理するくらいで後は放任して大丈夫。シャクナッゲは枝数が少なく、剪定を行うと芽が伸
びてこないことがあるので、芽掻きを行って樹形を整える。適期は4月中旬~7月中旬であ
る。春に1枝から1本の新芽しか伸びない場合は、伸び始めた芽がまだ柔らかいうちに掻き
取ることで、複数の新芽が伸びる。花が咲いた枝からは複数の芽が伸びるので芽掻きの必
要はない。
■日当たり・置き場所
セイヨウシャクナゲは日当たりを好むが、根元に直射日光が当たると、突然生育障害を起こ
して萎れてしまうことがある。西日が当たらない半日陰の屋外で栽培する。夏は、直射日光
を避け、寒冷紗などで50%程度遮光し、腐葉土などで根本をマルチングすると、土壌の乾
燥と地温の上昇を防ぐことができる。冬は寒風が吹きつけない暖かい場所に置く。
■水遣り
乾燥、過湿とも嫌う。
鉢植えは、夏の高温期以外は、鉢土が乾いたら十分水遣りするのが基本。シャクナゲは根
が細く、極端な乾燥には弱いため、夏は涼しい朝か夕方に葉水を兼ねて十分に水遣りをす
る。庭植えは真夏以外は基本的に水遣りの必要はないが、夏の高温期に土壌が乾燥しす
ぎないように、朝か夕方に葉水を兼ねて、十分水遣りをする。冬に乾燥が続く場合は、暖か
い日の午前中に水遣りを行う。
■肥料
鉢植え、庭植えともに、4月中旬から6月の花後に、お礼肥えとして有機質肥料(油粕や骨
粉など)や緩効性化成肥料(N:P:K=10:10:10)を施す。また、秋涼しくなる9月下旬か
ら10月のほか、寒肥として 2月にも同様の肥料を施す。
庭植えの場合は、樹冠(枝葉が茂っている部分)とほぼ同じ範囲に根が張っているので、樹
冠の外周部に軽く埋め込む。
■用土
鉢植えは水はけ、水もちのよい酸性土(ph5.0~6.0)を使用する。赤玉土小粒4:酸度見
調整ピートモス3:鹿沼土小粒2:バーミキュライト1の配合土などか、市販の山野草培養土と
赤玉土小粒の等量配合土を用いる。
シャクナゲは酸性土壌を好み、地表近くにたくさんの細い根が張るので、庭植えは、腐植質
に富んだ、水はけのよい酸性土壌に植え付ける。水はけの悪い場所では、底に大粒の軽石
やパーライトなどを5~10cmの厚さで敷き込み、酸度未調整ピートモスと腐葉土をすき込
む。
■植え替え・植え付け
適期は3月~5月上旬か9月中旬~10月。春に植え替える場合は、なるべく芽が伸び始め
る前に行う。葉が小さくなった場合、葉色が悪い場合、水遣りをしてもなかなか水が抜けない
場合は、根詰まりを起こしている。2年ごとを目安に一回り大きな鉢に植え替える。
根鉢の用土を1/3程度くずし、鉢底石を入れて、深植えしないように植え付ける。たっぷりと
水を与え、1週間ほど日が当たらない日陰で管理する。
■ふやし方
一般に接ぎ木でふやす。適期は2~4月。前年の充実した枝を長さ7~8cmに切り、葉が4
~5枚になるように下葉を落とし、残した葉も半分に切る。台木には暑さに強いアカボシシャ
クヤクを用いる。
挿し木は発根しにくく、時間がかかるものが多いが、新梢が固まり始め、空中湿度が高い6
月、または新梢が完全に堅くなった9月が適期。
■かかりやすい病害虫
葉焼けで傷んだ部分から菌が侵入して葉に病斑ができる「褐斑病」が発生する。夏は直射日
光の当たらない場所で栽培し、葉焼けで植物を傷めないように注意する。
害虫:ベニモンアオリンガ、グンバイムシ、アブラムシ、ハマキムシ
いずれも主に4~6月と9~10月に発生する。虫害で一番被害が大きいのは「ベニモンアオ
リンガ」の幼虫による蕾や新芽の食害である。ハマキムシも蕾や新芽を食害する。アブラム
シやグンバイムシは吸汁する。殺虫剤を散布して駆除する。
■まとめ
夏の暑さと過湿に注意
弱酸性の土壌を好む
植え付けは春か秋
・マレーシャクナゲの育て方