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米国株、ダウ横ばいで4ドル安 景気敏感株には買い支え ナスダックは2カ月半ぶり安値 米国・欧州株概況2022年1月8日 6:34

2022-01-08 06:38:10 | 日記
米国株、ダウ横ばいで4ドル安 景気敏感株には買い支え ナスダックは2カ月半ぶり安値
米国・欧州株概況2022年1月8日 6:34

【NQNニューヨーク=横内理恵】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3日続落し、前日比4ドル81セント安の3万6231ドル66セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の正常化を前倒しするとの警戒感が引き続き相場の重荷だった。半面、雇用市場の改善に着目し、米経済の回復が続くとの期待から景気敏感株を中心に買いが入り、ダウ平均は高く推移する時間帯も長かった。
朝方発表の2021年12月の米雇用統計は労働市場の引き締まりを示す内容だったとの見方が多い。景気動向を映す非農業部門の雇用者数は前月比19万9000人増と市場予想(42万2000人増)を大幅に下回った。一方、失業率が3.9%と市場予想(4.1%)を下回り、平均時給の伸びは市場予想以上だった。FRBが金融政策の正常化を積極的に進めるとの見方を後押しする内容で、米長期金利は一時1.80%と20年1月以来の水準に上昇した。
ホームセンターのホーム・デポやスポーツ用品のナイキなど消費関連株の一角が売られた。値がさで医療保険のユナイテッドヘルス・グループも安い。アナリストが投資判断を引き下げたクレジットカードのビザも下落した。
金利上昇で相対的な割高感が強まる高PER(株価収益率)のハイテク株にも引き続き売りが目立った。電気自動車のテスラが4%安、半導体のエヌビディアも3%下げた。動画配信のネットフリックスも安い。
一方、米景気の先行き期待から業績が景気の影響を受けやすい銘柄は上昇した。航空機のボーイングや機械のハネウェル・インターナショナル、建機のキャタピラーなどが上昇。ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスも買われ、ダウ平均は146ドル上げる場面もあった。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続落し、前日比144.963ポイント(1.0%)安の1万4935.902と、昨年10月中旬以来の安値で終えた。