コズモと読んでください COSUMO

株式、債券、為替、投資信託を主に

きょうの国内市況(3月22日):株式、債券、為替市場 Bloomberg News 2024年3月22日 15:58 JSTブルームバーグ

2024-03-22 16:20:55 | 日記

きょうの国内市況(3月22日):株式、債券、為替市場
Bloomberg News
2024年3月22日 15:58 JSTブルームバーグ



●日経平均が連日で最高値更新、円安や米経済指標好感-輸出関連に買い



  22日の東京株式相場は続伸。日経平均株価は前日に続き終値で過去最高値を更新した。外国為替市場で一時1ドル=151円台後半まで円安が進んだことや堅調な経済指標を受けて米国株が上昇したことを好感し、自動車など輸出関連株中心に買われた。銀行株も高い。

日経平均株価の終値は前日比0.2%高の4万0888円43銭
一時4万1087円75銭まで上昇
TOPIXは同0.6%高の2813.22-1989年12月に記録した過去最高値まであと2.5%に迫る

  円相場が一時151円86銭と年初来安値を更新する中、円安による業績押し上げが連想されやすい自動車株がTOPIXの上昇をけん引した。指数を構成する2149銘柄のうち1327銘柄が上昇、721銘柄が下落した。

  楽天投信投資顧問第二運用部の平川康彦部長は、マイナス金利が解除されたことで、成長株だけが買われるのではなくバリュー株も買われる流れになり、TOPIXは短期間で過去最高値を更新するだろうと述べた。

●中期債が下落、日銀の追加利上げを警戒-2年債利回り13年ぶり高水準



   22日の債券相場は中期債が下落。2年国債利回りは一時約13年ぶりの高水準を付けた。日本銀行が早期の追加利上げに踏み切ることへの警戒感から売りが優勢だった。

  三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、日銀の追加利上げに対する警戒感から中期債が売られていると指摘。0.2%を上回った2年債利回りについては「追加利上げがなければこの水準で落ち着く」とみる。

  新発2年債利回りは一時、前日比1ベーシスポイント(bp)高い0.205%と、2011年4月以来の高水準を付け、その後は0.2%に戻した。新発5年債利回りは1bp高い0.39%と、1週間ぶりの高水準。

  ニッセイアセットマネジメント戦略運用部の三浦英一郎専門部長は、「決定会合後の日銀の植田和男総裁の会見は追加利上げにオープンだったこともあり、短いゾーンが落ち着かない。2年債利回りが高値を超えてきた」と指摘。年内0.25%までの利上げの可能性はあるとみているが、「超長期債にはあまり影響しないだろうし、金利が上がらないことが確認されれば買ってくる向きが増えてくるだろう」との見方を示した。
新発国債利回り(午後3時時点)
先物 2年債 5年債 10年債 20年債 30年債 40年債
145円41銭 0.200% 0.390% 0.735% 1.500% 1.805% 2.070%
前日比 変わらず +0.5bp +1.0bp -0.5bp 変わらず +0.5bp +1.5bp

●円は対ドル151円台半ばで強含み、株高重しに一時は年初来安値


  22日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=151円台半ばで推移。日本株の上昇を背景に一時151円86銭と年初来安値を更新したが、株が伸び悩むと値を戻した。昨年と一昨年の対ドル安値がある151円90銭台を前にした介入警戒感も円を支えた。


円は午後3時1分現在、対ドルで前日比0.1%高の151円51銭。一時151円86銭と年初来安値を更新

  みずほ銀行金融市場部グローバル為替トレーディングチームの南英明調査役は、日米など主な中央銀行の政策決定を通過してファンダメンタルズでの新規手掛かりを欠く中、ドル・円相場の「ボラティリティーが低下しており、円を調達通貨としたキャリートレードに向かいやすくなっている」と話す。

  ただ、円の重しとなる株高が一巡すると円売りも一服。外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長は「151円90銭台の壁は2年続けて跳ね返された重要なポイントで、誰かの力を借りないと越えられない」と指摘。米長期金利も低下し「ドル買い・円売りの援軍が引いてしまった」と語った。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中

最新の画像もっと見る

コメントを投稿