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米国株、ダウ反落し292ドル安 米長期金利上昇を嫌気 ナスダック大幅安 米国・欧州株概況 2022年8月20日 5:48

2022-08-20 06:51:11 | 日記
米国株、ダウ反落し292ドル安 米長期金利上昇を嫌気 ナスダック大幅安
米国・欧州株概況
2022年8月20日 5:48

【NQNニューヨーク=横内理恵】19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比292ドル30セント(0.9%)安の3万3706ドル74セントで終えた。7月中旬から上昇基調が続いていたため、短期的な利益確定売りが優勢になった。米長期金利が一時2.99%と1カ月ぶりの水準に上昇したのも株売りを誘った。

機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は前週まで4週続伸しており、過熱感を指摘する声が強まっていた。今週は1.2%安と5週ぶりに下落した。7月から続く戻り相場が一巡したとの見方があり、週末を前に利益確定や持ち高調整の売りが出た。

主要通貨に対するドル高が再び進んでおり「海外売上高の大きい企業の収益圧迫要因として意識された」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との声もあった。米長期金利は前日比で一時0.11%上昇した。長期金利上昇を受け、相対的な割高感から高PER(株価収益率)のハイテク株が幅広く売られた。

顧客情報管理のセールスフォースやスマートフォンのアップルが下げた。最近上昇が目立っていた景気敏感株や消費関連株への売りも目立ち、航空機のボーイングが3%、スポーツ用品のナイキが2%下げた。一方、ディフェンシブ株のヘルスケア株は買われた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は大幅反落し、前日比260.127ポイント(2.0%)安の1万2705.215で終えた。主力株が軒並み売られた。エヌビディアなど半導体株の下げも大きかった。