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米国株、ダウ続伸し151ドル高 インフレピークアウト期待で ナスダック続伸 米国・欧州株概況 2022年8月16日 5:36

2022-08-16 05:44:48 | 日記
米国株、ダウ続伸し151ドル高 インフレピークアウト期待で ナスダック続伸
米国・欧州株概況
2022年8月16日 5:36

【NQNニューヨーク=川上純平】15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、前週末比151ドル39セント(0.4%)高の3万3912ドル44セントで終えた。インフレがピークアウトし、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの見方が相場を支えた。米原油先物相場が大幅に下げたのもインフレ懸念を和らげた。半面、中国景気の先行き不安は相場の重荷となった。

インフレが弱まれば消費拡大につながるとの見方から、クレジットカードのビザなど消費関連株の一角が高い。「物言う株主」として知られる米投資ファンド、サード・ポイントが株式を取得したと伝わった映画・娯楽のウォルト・ディズニーの上げも目立った。米長期金利の低下で相対的な割高感が薄れた高PER(株価収益率)株も買われ、スマートフォンのアップルなどハイテク株が上昇した。

ダウ平均は午前中は下げる場面もあった。15日発表の中国の7月の工業生産高や小売売上高などの主要経済指標が市場予想を下回り、中国景気への警戒感が高まった。8月の米ニューヨーク連銀製造業景況指数が大幅に低下したのも投資家心理の重荷となった。

原油安を受けて石油のシェブロンが安い。資源安が業績の重荷になる化学のダウと建機のキャタピラーも売られた。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。前週末比80.867ポイント(0.6%)高の1万3128.053で終えた。電気自動車のテスラや半導体のエヌビディアが上昇した。ギリアド・サイエンシズなどバイオ製薬株の一角の上げも目立った。