続いて、Michael.がレフリーを担当した「毛蟹/緑vs体育学院」戦付いての総括を。
この試合では、楽しみにしていた点と憂鬱な点が1つずつ有った。
前者は、スピードの有るラグビーに、どこまで身体が、眼が、意識が付いて行ける
のかが試せるという点。先回の「毛蟹/緑vs体育学院」戦では、毛蟹側に主力選手
が少なかった事も有って、どちらかと言うとゆっくりしたリズムだったが、今回は
ハイテンポのラグビーになるのではないか? それであれば、自分のホィッスルで
そのテンポを崩さない様に、むしろより速いテンポにアップ出来る様にしてみたい
という心得で臨んだ。ただこれは(特に体育学院側の)残念なミス=ノッコンにより
折角のスピードが殺された感も有る。
後者は、やはり不行跡へのケアー。自分の感じるところ実は毛蟹/黒に最も多くの
「うるさ型」が居る様である。これらの「口封じ」が大事で、その為には…、
①前半15分までに「信頼」を勝ち取る。
②(特にラックに於いて)アンプレアブルの予測を早い段階で下して、ホィッスルで
ゲームを整理。
…を心掛けた。
前半、開始早々から体育学院が突っ掛け気味で、オフサイドを連続して5~6本も
取ったであろうか。しかし、それ以降は概ねキチンと修正してくれた。
後半の中盤以降、疲れによるものか両チームともノッコンを連発。これ、両チーム
のFW、特にタイトファイブは大変だったと思う。そこで意識的にアドバンテージ
を長い目に取る事にした。結果、アドバンテージをそのままオーバー出来たのが、
後半のラスト20分間で6本~7本程も有っただろうか。この「アドバンテージを
オーバー出来た」の数は、レフリーによるゲームマネジメントの出来不出来を測る
1つの指標となる。ゲームの流れ、両チームの力量、戦術…そういった事の理解量
が多ければ、アドバンテージで流してそのままオーバーさせる回数も多く、理解量
が少なければ「行けるだろう」と思っても途中でアドバンテージの解消を余儀無く
される回数が多くなる。
ゲーム中、ちょっとした小競り合いは何度か有ったが、自分としてはかなり冷静に
防ぎ切る事が出来たと、これは自画自賛している。
もう1つ。自分也に満足しているのは、(特に22mラインの内側に入ってからの)
立ち位置。状況に応じてのレフリーの立ち位置セオリー(…というのは実は無いの
だけど、それでも一応、マニュアルなんかで言われている場所)による位置取りが
出来たと、これも自画自賛。
課題は、ラックでの反則、特に自分から見て反対側での行為が見切れなかった事。
この辺は、タッチジャッジとの共同作業も必要なんだけど、こういうところの精度
はもっともっと上げて行きたい。
何れにしても80分間、自分の信念に基づいて、元気好く躊躇無く気持ち好く笛を
吹き切る事が出来た。今以てかなり「余韻に浸っている」先週の試合でした。
【結 果】
体育学院17(3T1C)vs毛蟹/緑36(6T3C)
Michael.@蜜蜂珈琲
この試合では、楽しみにしていた点と憂鬱な点が1つずつ有った。
前者は、スピードの有るラグビーに、どこまで身体が、眼が、意識が付いて行ける
のかが試せるという点。先回の「毛蟹/緑vs体育学院」戦では、毛蟹側に主力選手
が少なかった事も有って、どちらかと言うとゆっくりしたリズムだったが、今回は
ハイテンポのラグビーになるのではないか? それであれば、自分のホィッスルで
そのテンポを崩さない様に、むしろより速いテンポにアップ出来る様にしてみたい
という心得で臨んだ。ただこれは(特に体育学院側の)残念なミス=ノッコンにより
折角のスピードが殺された感も有る。
後者は、やはり不行跡へのケアー。自分の感じるところ実は毛蟹/黒に最も多くの
「うるさ型」が居る様である。これらの「口封じ」が大事で、その為には…、
①前半15分までに「信頼」を勝ち取る。
②(特にラックに於いて)アンプレアブルの予測を早い段階で下して、ホィッスルで
ゲームを整理。
…を心掛けた。
前半、開始早々から体育学院が突っ掛け気味で、オフサイドを連続して5~6本も
取ったであろうか。しかし、それ以降は概ねキチンと修正してくれた。
後半の中盤以降、疲れによるものか両チームともノッコンを連発。これ、両チーム
のFW、特にタイトファイブは大変だったと思う。そこで意識的にアドバンテージ
を長い目に取る事にした。結果、アドバンテージをそのままオーバー出来たのが、
後半のラスト20分間で6本~7本程も有っただろうか。この「アドバンテージを
オーバー出来た」の数は、レフリーによるゲームマネジメントの出来不出来を測る
1つの指標となる。ゲームの流れ、両チームの力量、戦術…そういった事の理解量
が多ければ、アドバンテージで流してそのままオーバーさせる回数も多く、理解量
が少なければ「行けるだろう」と思っても途中でアドバンテージの解消を余儀無く
される回数が多くなる。
ゲーム中、ちょっとした小競り合いは何度か有ったが、自分としてはかなり冷静に
防ぎ切る事が出来たと、これは自画自賛している。
もう1つ。自分也に満足しているのは、(特に22mラインの内側に入ってからの)
立ち位置。状況に応じてのレフリーの立ち位置セオリー(…というのは実は無いの
だけど、それでも一応、マニュアルなんかで言われている場所)による位置取りが
出来たと、これも自画自賛。
課題は、ラックでの反則、特に自分から見て反対側での行為が見切れなかった事。
この辺は、タッチジャッジとの共同作業も必要なんだけど、こういうところの精度
はもっともっと上げて行きたい。
何れにしても80分間、自分の信念に基づいて、元気好く躊躇無く気持ち好く笛を
吹き切る事が出来た。今以てかなり「余韻に浸っている」先週の試合でした。
【結 果】
体育学院17(3T1C)vs毛蟹/緑36(6T3C)
Michael.@蜜蜂珈琲