つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

2月の本

2024年03月01日 | 本・・・
読書が停滞しているなあと思いながら、
振り返れば結構な本と出合っていた
あまり慌てずにその本との出会いを大事にしていきたい
 
 
2月の読書メーター
読んだ本の数:23
読んだページ数:3614
ナイス数:144

あずきがゆばあさんととらあずきがゆばあさんととら感想
猿蟹合戦だ!へえ、同じ話もこういう味付けになるんだと面白く読了 ペク・ヒナさんのこの人形はとてもいい 味わいもあるし、くすぐられるものがある とうとうやっつけられたトラも愛嬌がある 
読了日:02月25日 著者:パク・ユンギュ
先生のお庭番先生のお庭番感想
シーボルトの情熱的な嘘と誠に付き合った日本人が描かれていて、面白く読んだ 魅力的な人は間違いなく、きっとまわりはこんな感じだったんだろうと思う 振り回された熊吉だが、その後は落ち着いた日々を過ごしたようでほっとした
読了日:02月24日 著者:朝井 まかて
世界の不思議な野菜: これって食べられるの!? 驚きの姿のひみつ (子供の科学・サイエンスブックス)世界の不思議な野菜: これって食べられるの!? 驚きの姿のひみつ (子供の科学・サイエンスブックス)感想
図書館でひょいと手に取りました 面白い!へえこんなのが“野菜”なんだと気が付けば最後までじっくり読んでいました
読了日:02月23日 著者:湯浅 浩史
ぼくもおにいちゃんになりたいなぼくもおにいちゃんになりたいな感想
読み終わってリンドグレーンだったんだと気が付きました 妹ができたおにいちゃんの複雑な状況が描かれていた 期待していたものと違い、だんだんと不愉快になって、でも、時間がたったら…こうやってみんなきょうだいになっていくんだね
読了日:02月23日 著者:アストリッド・リンドグレーン
こいぬ、いたらいいなあ (おかしきさんちのものがたり)こいぬ、いたらいいなあ (おかしきさんちのものがたり)感想
おかしきさんちの四人兄弟 大好きです え、犬が加わったの?いやあ、すごいだろうなあ…それでも、とても楽しそうです 4人と1匹の物語 楽しみに読みます
読了日:02月23日 著者:おの りえん
もりのさんぽもりのさんぽ感想
本当は入っちゃいけない場所に、するするっと孫が入っていき、それを追うようにおじいちゃんがなかなか大変な目にあう りすは飼えないよ それを言い続ける 森で生きることを体現していったんだなあ…でも、また明日もくるんだろうなあ とても楽しい本でした
読了日:02月23日 著者:サイモン ジェイムズ
雪とパイナップル雪とパイナップル感想
鎌田實さんてお医者さんだよな…「雪とパイナップル」という表題におずおずと読みだした こういう本だと思わずに読みだしていたので驚いた チェルノブイリ事故汚染により白血病を発症した少年の治療に当たった日本の医師や看護師さんとの患者や、その家族との交流の中で生まれたエピソードなどが、読みやすく書かれている 氷点下のベラルーシでパイナップルを探した看護師さん その噂を聞いて届いたパイナップルの缶詰 そんな奇跡のような善意が必要ない…そういう世界を目指さないとと思う 
読了日:02月23日 著者:鎌田 實,唐仁原 教久
猫なんて!猫なんて!感想
読みながら、覚えのある文章がいくつか???で、読メで検索したらあら、再読だったんだ!と、自分の頓珍漢さ加減に笑いが出た この度は半藤末利子さんの文章に引っ掛かった 読んでみようと思う
読了日:02月23日 著者:角田光代,片岡義男,村上春樹,堀江敏幸,吉本ばなな,丸谷才一,鹿島茂,小林まこと,横尾忠則,穂村弘,浅田次郎,幸田文,吉行淳之介,長谷川町子,半藤末利子,加藤典洋,谷崎潤一郎,寺田寅彦,柳瀬尚紀,金井美恵子,池澤夏樹,柴田元幸,武田花,大島弓子,小池真理子,いしいしんじ,小倉千加子,伊集院静,平川克美,佐伯一麦,高橋源一郎,平出隆,佐々木幹郎,水木しげる,澁澤龍彦,安西水丸,斎藤環,野坂昭如,中井久夫,中島らも,田村由美,麿赤兒,保坂和志,アーサー・ビナード,田中小実昌,伊丹十三,町田康
クリスマスマーケット ちいさなクロのおはなし (日本傑作絵本シリーズ)クリスマスマーケット ちいさなクロのおはなし (日本傑作絵本シリーズ)感想
黒い子は貰い手がいないのか…黒い猫は目につかないから危険なことにあいにくく性格が鷹揚なことが多いと聞くが、…女の子が大事しているぬいぐるみが真っ白で、子犬が真っ黒 その対比が、子犬の奮闘で汚れていくぬいぐるみの様子が、ドキドキハラハラさせた 大切なもの それが伝わってきた
読了日:02月20日 著者:降矢 なな
みて、ほんだよ!みて、ほんだよ!感想
生まれてからこのかた望めばどれだけも本が読めた私は、この子どもたちの状況に、情報として理解していても、この絵本から受けたものに衝撃を受けた ごみの中から取り出された『本』が広げた世界 図書館で立ち読みして、もう一度じっくり読みたいと探しに行ったらなかった 再読したい一冊です
読了日:02月20日 著者:リビー グリーソン
あたしが乗った列車は進む (鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち)あたしが乗った列車は進む (鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち)感想
この子はどういう子なんだろう…背景が語られず、列車の旅は始められる 徐々に、彼女の突飛な行動の後ろにあることや、過去の出来事、思いなどが語られていく 列車が到着すれば別れてしまう行きずりのひとたちに心を癒されていく 風景の変わらぬ物語だが、少女の心の変化がいとおしかった 
読了日:02月18日 著者:ポール・モーシャー
草々不一草々不一感想
絶品! 私は藤沢周平のファンだが、この「草々不一」は、藤沢周平と同じように、そこに秘めたる思いのようなものが見事に描かれていて読みごたえがあった これは良作ばかり これだけかけるから長編も読みごたえがあるのだと改めて思った まだまだ読む本があるという幸せをかみしめています
読了日:02月16日 著者:朝井 まかて
ピアノピアノ感想
「ピアノの森」が浮かんでしまった モーツアルトの演奏をしたらぱあっとピアノから広がった場面が秀逸 好きです 音楽ってきっと視覚的な場面があるんだと思う 
読了日:02月16日 著者:いせひでこ
しごとをみつけたサンタさんしごとをみつけたサンタさん感想
サンタさんは、サンタさんになる前に転職を繰り返したんですね その経験が現職に生きている なんか視点が変わって、ほほほ と笑えた おもしろい 絵も押し付けがましくなく、流れるように心に入ってくる 
読了日:02月16日 著者:スティーヴン・クレンスキー
ゆきのひゆきのひ感想
「あめのひ」「かぜのひ」 自然のあり様がいきいきとして大好きです そしてこの「ゆきのひ」もふるゆきや、先が見えない情景や、その迫りくる感じがいいです おじいちゃんから孫へ 受け継がれていく知恵のようなものも感じてほのぼのとする 次はどんな天気なんだろう???
読了日:02月16日 著者:サム・アッシャー
奥さまは発達障害 (講談社の実用BOOK)奥さまは発達障害 (講談社の実用BOOK)感想
当たり前 という言葉の意味が不確定になり、どうしたもんかと本を読みだしている わかりやすい本、わかりやすい説明に出合っているが、この漫画はよりはっきりとイメージが落ちてきた 言葉で伝わらないものが、伝わってきて、なるほどと思った 病気と一緒に暮らしておられる作家と、兄ちゃんの生き方に感謝です
読了日:02月12日 著者:さかもと 未明
ねこいる!ねこいる!感想
この強い絵、強い表現力に圧倒された 確かに猫がいた!!
読了日:02月11日 著者:たなか ひかる
眩感想
宮崎あおいと長塚京三のドラマが好きで、再放送も含めて何度か視聴している あれは見ごたえがある 図書館の棚でこの本と出会い、原作が後になったなと思いながら手に取った これは本が絶品だ あのドラマも良くできている ドラマの魅力は変わらない だがこの本にはそのうえを行く魅力があった 何と言ったらいいのだろう 小説の魅力と映像の魅力は別なんだと思った 救いようのない甥っ子も含めて登場人物すべてが、贖いきれない己の性と折り合いをなんとかつけようともがいている様が、気ままに自由に描かれていた 面白かった
読了日:02月08日 著者:朝井 まかて
役者は一日にしてならず役者は一日にしてならず感想
「すべての道は役者に通ず」を読んで、この本を探した こちらの方が、世代として理解できるエピソードが多かった 時代劇の所作や着付け、殺陣、人から人へ、というより肌感覚として身につけるもののように感じた 総じてここに登場した役者さんたちの道の始まりは、座学を嫌い、しっちゃかめっちゃか暮らしていた人が多いようだ それらしく見えるには、かっこよく見えるには、そういう受け答えが自然にできるには、惜しまず鍛えた成果のように感じた 底の品がよくなくてはならない 見ている人が楽しむためには下品であってはならないと私も思う
読了日:02月05日 著者:春日 太一
橋ものがたり (新潮文庫)橋ものがたり (新潮文庫)感想
「約束」が映像化されたものを映画館に観に行った 楽しんでは来たが、こんな感じだったかなあと確かめる意味も含めて再読 やっぱり原作がいい! テンポが違う 原作では一日の話だが、映画では長い長い年月が順を追うように現れた これは小説の醍醐味だなと思った 昨今、原作者と制作者のトラブルが問題になっている…藤沢周平の思いはどうだったんだろう この作家の小説は視覚的に脳内に湧きあがる そこに込められた思いを、演者たちが表現できるのかどうかが決め手のように思った 信頼があればこそ、良い映像は生まれるように感じる 
読了日:02月04日 著者:藤沢 周平
あずかりやさん 彼女の青い鳥あずかりやさん 彼女の青い鳥感想
前作は、店主の身に周りのことだったが、今作はまた一歩違った味わいのある読み応えのある内容だった どれも面白かったが「かちかちかっちゃん」作者あるあるも含まれているのかと思った
読了日:02月03日 著者:大山 淳子
別れの何が悲しいのですかと、三國連太郎は言った別れの何が悲しいのですかと、三國連太郎は言った感想
三國連太郎という怪優がどのような言葉を発したのかがつづられているのかと思い手に取った ちょっと想像と違う内容だったが、それほどいやではなく読了 執筆者と三國連太郎夫妻との関係がよくわからないので、どう味わえばよいのか悩むところ でも、ああいう方の周りには、こういう人が四六時中いて、こういう時間を持っているのかと思った 
読了日:02月02日 著者:宇都宮 直子
あずかりやさん 桐島くんの青春あずかりやさん 桐島くんの青春感想
第一作から時間がたってしまい、細かいニュアンスが抜けてしまっている それでも、この二作目の桐島くんの周りにいる者たちの話が面白かった とても透明で、とてもしっかりした物語だと感じた 次も読みたいが、いったん戻って仕切り直した方がいいか…悩むところです
読了日:02月02日 著者:大山 淳子

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コメント (2)
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