生徒たちのもとへ中間試験の結果が返却されて来ています。すると、長時間努力したにも関わらず、望んだ結果に届かなかった生徒も残念ながらいます。原因は生徒個々に様々あります。
ある生徒は、わからない問題があるとすぐに「わからない。」と諦めてしまったり、自分で考えることなく私たちに助けを求めてきます。わからない問題があったときに質問することは大切なことだと考えています。しかし、一度理解したものはしっかりと自分のものにする努力が必要だと生徒たちに伝えています。しっかりとノートに書き留め、繰り返し同じ傾向の問題に取り組むことが定着につながります。
解き方や技を身につけたら、今度は試験本番でそれを活かすためのトレーニングも必要です。わからない問題があったとき、ただ焦ったりただ問題を見つめているだけでは前に進まないことがよくあります。そんな時には身につけた解き方を試してみることも有効です。試してみたけれど、どうも正解に結びつかないなら、自分の持っているほかの方法を試してみること、それでもだめならさらにほかの方法も試してみること、このような解き方を普段からやっておくことも重要です。試験本番になって普段やっていないことをいきなりはできませんから。
私はよく、「本番のつもりで練習すること。練習のつもりで本番は取り組むこと。」と言い続けています。それから、「試験頑張れよ。」ではなく「準備を頑張れよ。」と言うようにしています。大切なのはいかに本番で力を出せるように準備をするか、だからです。
そんな話を今日は青梅校の中学三年生にしながら授業を行いました。