宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

喜寿茶事 初座

2021-04-21 18:21:11 | 茶道
喜寿茶事を4回無事終えることが出来ました。
各回天気に恵まれ和やかに行われ、私は喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
思い切ってやってよかったと、私における茶道の集大成になり満足感と達成感、幸せ感があります。

今回は初座です。









腰掛待合は濡れ縁で、蹲は大きな鉢カバーに水をたっぷりはって見立てです。茶道口にも屏風で仕切って居間から隔離。

軸は「知足」、ほどほどで満足するという侘茶の本意の文言です。南方録にもあるように「家は漏らぬほど、食事は飢えぬほどにてたる事なり‥」との利休の言葉にもあります。大徳寺黄梅院の大玄老師の筆で、力強い老師の書が私は大好きです。

炭手前は棚を飾っておきました。私の干支の「三番叟猿」香合の猿がかわいいので棚に載せてお客様によく見えるように。
棚は寿棚、水指は祥瑞の二閑人。

懐石は宗恒流で、ご飯のお替りはなく一回目と二回目の茶事では桜ご飯を、三回目と四回目茶事では筍ご飯です。お汁の替えもなく、具は焼きナスとカイワレで芥子を載せて懐石風に。
向付は若狭の小鯛の笹漬けに彩り良くおろしキュウリを。煮物は帆立、蟹の真蒸、青梗菜と山椒の芽を乗せて。焼き物は白ひらすの粕漬けに茗荷の酢漬けを添えて。一汁三菜のシンプルなものです。小吸い物の後の八寸は畳いわしとそら豆、千鳥の盃はしません。
主菓子は一回目と2回目では鶴屋吉信に「春水」、三回目と四回目は同じく鶴屋吉信の「五月風」です。


そして中立です。

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2 コメント

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お疲れが (tyako)
2021-04-21 20:37:51
こんばんは。
頑張っていらっしゃるご様子がうかがえます。
私など意気地がありませんので、とてもできません。
どうぞお疲れが出ませんように・・・
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やり終えました (そうこう)
2021-04-23 06:57:28
無事4回終えました。
茶道をしていない娘からは「先生が生徒さんをもてなすってすごい!」と。
生徒さんあっての集大成…今は感謝と喜びです。
なかなかお点前をすることなかったので幸せで楽しかったです。
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