宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

仁和寺とお室派のみほとけ展  東京国立博物館

2018-02-07 19:12:10 | 美術

仁和寺観音堂修理のため、素晴らしい仏像、名品の数々が展示されています。このお寺は平安時代、宇多天皇が創建した真言密教の寺院です。

御本像の国宝「阿弥陀如来像」も両脇侍と共にお出ましされています。

宇多天皇は後に出家して法皇になりました。その法皇の住いが「室」、そこで仁和寺の寺院を《お室》と呼ぶようになりました。お室派の寺院は全国に沢山あります。それらの寺院からも貴重な秘仏本尊がお出ましです。

仁和寺はこのように天皇ゆかりの寺院なので、宇多天皇や高倉天皇はじめいろいろな天皇の御宸翰のお軸がなんと20幅ほども展示されていました。

弘法大師が中国のお経を書き写した貴重なものも。

とにかく国宝や重要文化財がぞろぞろ。

目玉であった葛井寺「千手観音菩薩坐像」は、後期から展示ということで見られませんでしたが、仁和寺の《千手観音菩薩》は観ることができました。

江戸時代に再興された観音堂内の仏像一同が、多分30体以上がその雰囲気のまま展示されていてそこはカメラOKということで撮ってきました。↑  

ちょっと難しい展覧会でした。
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