いわさきちひろ生誕100年記念展です。
主人宛てにいつも内覧会のお知らせが来るので、開催前日に行っていました。何と内覧会入り口には長蛇の列…驚きました。ちひろ人気はすごく、特に中年女性が多かったです。
ちひろの描く子供の絵は独特で、特に目が黒一色なのですが表情を表しています。可愛かったりちょっと緊張していたり、悲しそうだったり、つまらなそうだったり、淋しそうだったり・・・
絵本作家でもあるちひろは画家志望でしたが親に反対されて諦めました。初期の油絵なども展示されています。
ちひろは戦争でいろいろつらい体験をしたそうです。
ちひろの母が”大陸花嫁運動“と言って満州に若い日本女性を送り込んでいたので、ちひろも満州にいっとき行きましたが、中国人の花嫁になった人たちは想像した以上に過酷な状況で暮らしていること知り、早々に帰国しました。中国残留孤児はこの時の花嫁たちだったのです。
帰国して東京大空襲で家を焼失…長野に移ります。そこで新聞のカット絵や小説の挿絵など描いていました。
そして自分でも絵本を作るようになりました。淡い水彩で子供のいろいろな表情を描いています。
「トットちゃん」の挿絵でも有名です。
絵葉書を何枚か買ってかえりました。