宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

みたてのくみたて展  @高島屋

2024-08-22 19:33:36 | 美術


「いろいろ面白いことを考える方がいらっしゃるなー」と、大変興味深く見てきました。作家の名前は田中達也氏。
とにかく大評判、70人近くの行列に並んで入場券を買いました。
ミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てたアートです。

サンドイッチを山に見立ててサイクリング、人のミニチュアも細かく生き生きと実際にサイクリングを楽しんでいる一団です。
パンとウエハスを医療機器に見立てて、横たわっている人も医師もいて、臨場感が。
波乗りしている波はプラスチックのハンガーを重ねたもの、サーフィンしているミニチュアの女性も上手にバランスとっていて髪もなびいているリアルさ。
このほか、ホチキスの玉やクリップ、洗濯ばさみなど利用した作品も多くあり、作品の写真も数え切れないほどありました。
アイデアが豊かで、細かい人物を器用にリアルに上手に作られていて、会場は女性たちの「すごーい」という歓声があちこちで上がっていました。

2017年のNHK朝ドラ「ひよっこ」のタイトルバックは、今回の作家、田中達也氏の作だったと聞いて思い出しました。
めずらしい作品をたくさん見て、とても楽しい展覧会でした。


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