宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

「大阪の日本美術展」@東京ステーションギャラリー

2023-04-26 18:12:00 | 美術

朝から雨で、庭仕事もできないし、家事もする気が起きないので「こういう日は外出!」と思い、「大阪の日本美術展」に行くことにしました。
商工業都市として栄えた大阪は京都や東京とは違った独自の文化があります。

まず北野恒富の大きな女性像があります「摘草」は等身大の庶民のやさしそうな女性。「淀君」は強そうな女性に。
生田花朝「浪速天神祭」↑「四天王寺聖霊会図」は大きな円の中に細かく建物や人が描き込まれていて儀式の様子を表した絵。生田花朝の絵はお祭りの人々の表情も細かくて楽しめました。

菅楯彦「阪都四ツ橋」↑橋のたもとのお店や人々の様子を生き生きと。
矢野橋村は山水画を、田能村直入などの文人画も中国趣味の絵を。

大阪と言えば船場、商家の床の間を飾る絵や、女流画家の絵も沢山出ていました。島成園「祭りのよそおい」↑は商家の子供たちは着物も髪飾りも履物も豪華なのに右の子は粗末な着物に裸足に草履…女性画家の視点を表していると感じました。

今回初めて名を知る画家も多く、近代大阪で活躍をした画家の絵を沢山鑑賞できました。
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