宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

「東福寺展」@東博平成館

2023-04-20 16:05:20 | 美術

東福寺は2020年、紅葉の時期に行きました。通天橋からの眺め、素敵な個性的な庭の印象ばかりで、仏像、絵画などの美術鑑賞の印象がなかったのでこの展覧会に行きました。

南宋で無準師範から禅を学んだ円爾が創建した禅寺です。
明兆の描いた円爾の肖像画は大きいです。無準師範像は国宝。国宝と重要文化財が多いです。

円爾79歳の遺喝、私も近い年齢なのでちょっと感傷的になりました。

期間中掛け替えがあるので「達磨・蝦蟇鉄拐図」は残念ながら見られませんでしたが、「白衣観音」の特大サイズの絵は見られました。

東福寺のご本尊はとても大きいものだったそうですが、火災で焼失、仏様の手だけ展示されてましたがとても大きい手でした。
今のご本尊の脇侍の阿難と迦葉はご本尊の方に首を向けている珍しいお姿でした。

「二天王立像」は高さ3m34cmもあり大きさに驚きました。

仏絵師の明兆は「五百羅漢図」を34歳の時に描き、今回14年かかって修復されました。そのうちの15枚ずつが会期毎に展示されています。羅漢さんの日常のユーモアのある絵も多く、絵の横に漫画風に解説されてるものもありました。

上野は平日にもかかわらず多くの人が、外国の方も目立っていました。本館ではじっくりと日本美術を見ている外国人も多かったです。
浮世絵の擦り方を展示してあるところでは、実際にハガキに順に色スタンプ?を押していくと写楽になるというのに挑戦。隣の外国の男性と出来上がった時お互いにニコリと・・・

コメント (2)
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