宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

重ね茶碗

2022-02-10 07:01:55 | 茶道
濃茶の回し飲みをコロナ禍でしないようになりました。

小習16ヶ条の中に「重ね茶碗」というものがあります。
お客様が二人の場合はこれでお濃茶のおもてなしが出来るのではとやってみました。
正客の濃茶お出ししたら服加減を聞いてすぐ次客の濃茶に取り掛かります。
次客の濃茶をお出ししたら中仕舞をすることなく水指を開けて水一杓釜に差し、そこで正客から茶名お詰めのお尋ねがあります。
そして仕舞付けにかかり無事終了。


もともと重ね茶碗は回し飲みを良しとしていた時代にお客様が5,6人の場合を想定したお点前。
それを今回はお客様2人、一人一碗にしただけのもの。

お客様が3人の場合はどうしましょう?
重ね茶碗にして、建水を持ってくるとき右手に三碗目の茶碗を持って入ればよろしいのでは・・・
いろいろその状況に応じて考えることは楽しいです。亭主の臨機応変の働き!

お客様が4人なら今まで習った各服点の作法ですればよいわけです。

今回の稽古も貴人清次の濃茶点前を練習しているうちにふと「重ね茶碗」が思い浮かんだものでした。
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