宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

大宮八幡宮と世田谷美術館巡り

2022-02-06 18:32:48 | 日記

今日も寒いながらも快晴。そこで大宮八幡宮に行くことにしました。前からアクセスや八幡宮について下調べはしてあります。
リュック姿で午前早い時間に出掛けました。
元来方向音痴なので西永福駅を降りてからの道は誤った方向へドンドンと。そこで歩いていらっしゃる方に尋ねるとなんと反対方向でした。親切に教えて下さりようやく到着し北参道から入りました。
この神社は子育て厄除けの八幡様。小さい子供連れの方が多く参拝され、子供の歌がスピーカーからずっと流れていました。
本殿に入る神門脇には巨大な男銀杏と女銀杏が向かい合っています。本殿や天満宮をお参りして境内を散策。
弓道場もあり中では袴姿の男女がたが道場の掃除をされていました。入り口前には水も打ってありました。やはり「道」の付くものは掃除・準備を大事にされるのですね。
帰りは南参道から出ましたが、それがまた方向音痴で大変なことに・・・ここでも親切な犬を散歩していらっしゃる方に尋ね、すごーく歩いて西永福駅に辿り着きました。

帰りの電車の中で、まだ時間が早いので急遽世田谷美術館に行くことにしました。「グランマ・モーゼス展」を見たかったのです。
どの絵も80歳代90歳代に描かれたものばかりで100歳の作品もありびっくりです。アメリカニューヨーク州の田舎の人々の生活の様子、暮らしぶりが四季を通じて細かく描かれています。雪の中、村の人々が皆でいろいろな作業をしている描写、雪が深々と降っている光景も描かれています。村の人々が皆協力して作業をしたり、農婦の方々もみんなで室内でパッチワークをしたり、会食したり、アップルバターを作ったりしている様子が何とも楽しそうでです。
刺繍絵も見事。モーゼスおばあさんは手先が器用で色彩感覚が素晴らしい方だったのだなと思います。そしてなんといっても身体がお丈夫だったのですね。
101歳で描かれた絶筆「虹」もしっかり描かれていて胸を打ちました。

こんなわけで今日は良く歩きました。10820歩。歩けた足に感謝!
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鉢の木

2022-02-06 07:21:20 | 茶道



今日の稽古ではこの軸を掛けました。茶掛けとしてはあまり絵のものは掛けませんが時期なので。
今NHK大河ドラマで「鎌倉殿の13人」をしているので、この「鉢の木」のストーリが北条家にかかわっているのでよいかしらと思いました。

大河では2代の義時が主人公ですが、この軸に出てくるのは5代時頼です。

執権職を辞して旅僧の姿で各地を行脚していた時頼の話です。栃木の或る武士の家に単なる旅僧として泊めてもらう事になりました。そこは貧乏な家にもかかわらず鉢に植えていた松・桜・梅を鉈で切って火にくべ暖かくして もてなしをしました。時頼はその心にいたく感動しました
その貧乏な武士・佐野源左衛門は時の執権北条氏を信じて日頃から弓の手入れ、馬の世話をしていて、いざというときにはすぐ鎌倉に はせ参じようとしていたのです。
後に時頼は源左衛門を呼び、礼として松井田荘・梅田荘荘・桜井荘を与えたという話です。

ちなみにこの絵を描いたのは野田九甫です。
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