雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

ヒメサユリに会いに…守門岳(1537.2m)と浅草岳(1568m)②

2024年05月16日 | 北陸&長野県以外の山


白い斑点模様の残雪残る浅草岳をバックに「ヒメサユリ」

 

koneko33さん、続きが見たいと言うリクエストを頂き、ありがとうございます。

色々あって2日目の報告を長い間サボっていました(^^

文章だけは下書きしてあったので、PCから画像を引っ張り出して

時間のある時に(他の山も含めて)少しづつだけど簡単にアップしようと思います。

また見に来て頂けると嬉しいです(^^♪


2017/6/23(金)~24(土)
ヒメサユリに会いに…守門岳(1537.2m)と浅草岳(1568m)

<2日目/浅草岳>
六十里越登山口(4:25)→マイクロ中継局(5:45~6:00)→南岳(7:05)→鬼ガ面山(8:00~10)→
~鬼が面山鞍部で引き返す(8:25)~鬼ガ面山(9:15)→南岳(10:25)→マイクロ中継局(11:10~12:40)
六十里越登山口(13:25)→寿和温泉→長岡IC→金沢東IC


お姫さまに会えて大満足だったが、浅草岳の山頂は踏めず。。。



六十里越登山口から登り、北岳手前で引き返したGPS軌跡


「ヒメサユリ」は「オトメユリ」とも呼ばれ、宮城県南部及び新潟県、福島県、山形県が県境を接する
飯豊連峰、吾妻山、守門岳周辺等にだけ分布する貴重な植物で、
野生種は環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されています。・・・南会津町HPより・・・



 
六十里越登山口駐車場                  数分歩いて登山口


昨夜、全く寝ていないこともあり、前日の疲れも取れず、出発から足が重くて体も気だるい(*‘ω‘ *)
食欲もなかったが何も食べずに出発したので、途中で無理やり朝ご飯を詰め込む!
まだ日が高くないのに朝から喉が渇いて、いつにもなく水ばかり飲んでいた。


 
最初はなだらかな登り                 ちょっぴり谷川渡渉


 
マイクロ中継局の広場                 登山道は新緑のトンネル


 
右手に雪渓を見ながら                南岳・・足元に小さな看板があるのみ!


何とか南岳に辿り着いた!

カメさん歩きだけど何とか南岳に辿り着き、そこからは待ちに待ったお姫さまロードが広がっていたのに
何枚かシャッターを切って、うんもうこれでいいや('ω')ノ…いつもなら3倍はシャッターを切っていたかな?


 
南岳からの鬼ガ面山方面と、奥に浅草岳


 
新緑の緑の中でピンクが生える!登山道両脇にヒメサユリが咲き競っていた。


 
殆んどが咲き始めの凛とした美しさで、蕾はとても愛らしい。


両手にお姫さまのウキウキロード・・・鬼が面山に到着!


  
鬼が面山山頂                 山頂付近にもヒメサユリ 



鬼ガ面山から見た浅草岳への稜線と目前に広がる迫力の断崖絶壁!



鬼ガ面山を少し下って、愛らしいヒメサユリと浅草岳を撮る!ここで浅草岳登頂を断念!


ヒメサユリが集中して咲いていたのは南岳直下!


鬼ガ面山でダウンしそうになったけど、頑張って鞍部まで下りる途中辺り、北岳へのアップダウンが目の前に!
その先に目をやると、登山道もアップダウンが続いており、見れば見るほど浅草岳が遠くに感じてきたのである。

浅草岳までの体力はあるけど、アップダウンだから帰り道も同じ時間がかかりそう…って考えたら、足が止まった!
その時、隣にいた2人連れが「ここで引き返す」と言っているのが聞こえてしまった。
最もその方達は、昨日別ルート「ネズモチ平コース」から浅草岳に登頂しているからであるとの事だったが
「ここで引き返す」だけが耳に残り、気持ちもなえて、この先何処かで足も体も限界になりそうと思った(^^ゞ

ちなみに、前日登ったネズモチ平コースのヒメサユリはまだ蕾で、せっかく見に来たのに無念と言う訳で
登山口を変えてこの六十里越コースを再び登って来たのだと話しており、花はこのコースが正解だったようである。
六十里越コースを避けて、ポピュラーなネズモチ平(2時間半)コースに変更していれば、山頂には立てていたけど
ヒメサユリには蕾にしか会えていなかったと言う事なので、時期とコース選択も改めて良かったと自己満足(^^)v

と言う訳で、私の諦めモードが皆さんに移り断念!浅草岳の山頂は踏めず、迷惑をかけたのである。

浅草岳で一番ハードとは言え、自分で選択した六十里越コースだったので、今思えば頑張りたかったが
山頂を踏んで下山してきた人の話では、ヒメサユリが集中して咲いていたのは南岳直下であり、
北岳の登り返しが最も辛く、山頂付近は蕾がポツポツで花の楽しみもなく、雪渓も多く残っていたとの事!

その話を聞いてちょっと気持ちも楽になり、引き返すにはちょうど良い場所だったと、皆で無理やり納得した(^^ゞ
メインとしていたヒメサユリにいっぱい会えて、山頂ピークも2つ踏み、天気にも恵まれたので、まぁまぁ満足(^^♪

でも、まぁまぁ何て言うと贅沢かな?鬼が面山から見た浅草岳への稜線と断崖絶壁の様子も見る事ができた!
これを見られただけでも、六十里越登山道を選んで、途中までとは言え鬼が面山まで歩いた甲斐ありと言える(^^)v

ヒメサユリ以外でもアカモノが群生で満開、ツバメオモト、サンカヨウなど登山道は花・花・花の連続だった!

下りでは時間が余裕だったので、マイクロ中継局の広場で全員で昼寝(^^ゞ その後にゆっくりランチとした。
下山後はまた寿和温泉の露天風呂でまったり過ごし、頑張らなかったけどご褒美に「高級うな重」を食べて金沢に戻った。

反省点として、登山口が遠かったこともあり、初日早朝出発で2日間寝不足の2山制覇はキツかった!
次回遠出をして2山登る場合は、2泊3日で余裕の行程を…と言う話が出た(^^ゞ
登山回数が減ったブランクが原因なのか、年を取ったのが原因なのか、両方なのか?
思うように足が動かなくなったのが情けなく、行きたい気持ちに体が着いて行けないこの頃である(*‘ω‘ *)


帰宅後の7月早々に集中豪雨が・・・


昨日の守門岳は、ここまで来たのでついでに登る山で、浅草岳でヒメサユリに会うのが、今回の目的であった!
私達は運よく梅雨の晴れ間で好天に恵まれ、念願のお姫さまに会って帰宅する事ができたが
7月に入る早々、北陸と新潟は大雨警報が出て、新潟や福島では山沿いの県道など土砂崩れで通行止め情報もあり!
これは人工栽培のヒメサユリの話だったが、連続の降雨で開いた花弁が痛んでしまった花が多いのだとか!
私たちが浅草岳で見た貴重な野生種も、きっとあの雨で同じ運命になっているのではないかと思われる。

登山口は遠かったが遥々行った甲斐あり!改めて集中豪雨の前にお姫さまに会いに行けて良かったなぁと思った。


地形図では守門岳は新潟県、浅草岳は新潟県と福島県の県境にあり、越後山脈を構成する山々の一角である。
守門岳の管轄や登山道情報は栃尾観光協会(0258-51-1195)、この栃尾観光協会によると

浅草岳の登山口や登山道情報は魚沼市観光協会(025-792-7300)に問い合わせをして欲しいと言う事だった。



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