雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

トルコ…5つの世界遺産を巡る旅(4日目)

2014年04月28日 | トルコ世界遺産の旅

気球に乗って、世界遺産ギョレメの上空遊覧


2014/3/5(水)~14(金)  トルコ…5つの世界遺産を巡る旅(4日目)
                                              
                                             <ターキッシュエアライン直行便にて>

◆ 5つの世界遺産 ◆ (1)イスタンブール歴史地域 (1985年文化遺産)
(2)ハットゥシャ : ヒッタイトの首都 (1986年文化遺産)
(3)ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群 (1985年複合遺産)
(4)ヒエラポリス-パムッカレ (1988年複合遺産) (5)トロイの古代遺跡 (1998年文化遺産)


1日目> 小松空港~成田空港~イスタンブール空港~イスタンブールホテル泊
2日目 (世界遺産)イスタンブール歴史地区~トルコの首都アンカラ~アンカラホテル泊
3日目 アンカラ~(世界遺産)ボアズカレ遺跡~カッパドキアホテル泊
4日目 カッパドキアのバルーン体験~(世界遺産)カッパドキア奇岩群~カッパドキアホテル(連泊)
5日目 (世界遺産)カッパドキアギョレメ野外博物館~コンヤ観光~コンヤホテル泊
6日目 コンヤ~(世界遺産)バムッカレ石灰棚~バムッカレホテル泊
7日目バムッカレ~古代都市エフェソス観光~エドレミットホテル泊
8日目 エドレミット~(世界遺産)トロイ遺跡~ダーダネルス海峡フェリー~イスタンブルホテル泊
9 ・10日目 イスタンブール観光~イスタンブール空港~成田空港~(新幹線)金沢


気球に乗って、世界遺産の上空遊覧。。。


3月は日の出が遅いので5時半にホテルのロビー前集合、小型バスでまずは気球運営会社に向かい
簡単な朝食を頂いてから再びバスに乗り、5~6分先にある気球スタート地点に向かった。
生憎天気は曇りで、いつ日が昇ったのかもわからない程であったが、予定通り気球は飛ぶとのこと。

前日に頂いた注意書きによると、「…風の影響が少ない早朝に実施されるが、自然現象は予測が不可能であり
突然の突風にあおられたり、操縦コントロールが効かない状況も発生します。一例として乗っていたゴンドラが
着地寸前に急降下する事もあり、着地後横倒しになったり、勢いのついたバルーンに数秒間引きづられたり…」

このような注意書きを 「読みました」 と言う事で、サインをして提出したのであるが
2013年の2月にはエジプトで大きな死亡事故!ここカッパドキアでも、5月に墜落死亡事故があったばかりで、
それを懸念してか、不参加の人達は事故の怖さを気にしており、参加者は21分の11、約半数であった。

私たち母子は何の迷いもなく、この旅のメインイベントのように楽しみにしており、天気はイマイチだったが
運良く風もなく終始安定していて、何の不安を感じる事もなく、楽しくて夢のような空の旅を満喫できた♪

私たちが乗った気球は定員31名とかで、実際には28名が乗ってほぼ満員となり、初体験に皆さん興奮気味!
我々の日本人グループ11名と、飛行士?さん2名を真ん中(操縦席?)に挟んで、韓国人グループ15名、
高度を地上スレスレまで下げてキノコ岩の間をすり抜けたり、ボイラーパフォーマンスを見せてくれたり、
旅行会社の案内では40分間と書いてあったけど、実際には70分間位飛んでいたのであった(^^)v

あっという間の70分、強いて言えば空が青かったらもっと良かったんだけど…贅沢は言えないかぁ(^^ゞ

費用はオプションで一人22,000円(成田で先払い) トルコリラにすると、約450リラである。
現地での直接申し込みは、160リラと書いてあったのでちょっと高かったけど、世界遺産を空から見下ろせて
大満足の空の旅であった♪ 地上に降り立った直後に、無事着地と気球乗船記念と言う事で
自分の名前入り証明書を頂き、更にその場で記念のシャンパンを2本、日本・韓国・トルコ人全員で乾杯をした。
(^^)/\(^^)…最後まで雰囲気を盛り上げてくれた、トルコのクルーさんありがとう

ホテルに戻り急いで朝食後、9時にホテルを出て、カッパドキアの観光に出発した。

ウサチヒール、鳩の谷を駆け足で回って、次にやって来たのはお約束?のトルコじゅうたんのお店である。
変なアクセントではあるが、ペラペラの日本語でじゅうたんの手織り実演の説明、のち集中販売(@_@。
日本人一組にトルコ人の店員さんが一人付く勢いで、全員が日本語を上手に話し、ベッタリ接客!

色や柄、手触りも良かったが、手織りと言う事で価格は半端じゃない!と言うかどれも価格が書いてない(*_*;
つまり価格は店員さんとの交渉次第で決まる訳で、日本で買うようにはスッキリしない部分もある。
国際宅配も完備のようだったが、今回の旅行でわざわざトルコまでじゅうたんを買いに来た訳ではなく、
自分へのお土産は、可愛いトルコのチャイグラスを見つけようと決めていたので、断固逃げ切った!!

5組ほどの方達が、玄関マットなどを気に入ってお買い上げとなり、やっと解放された~(^^;) のであった。

洞窟レストランでマス料理の昼食を頂き、再び観光へ出発!今度はカイマルク地下都市へ
元々は鉄器を初めて実用化したヒッタイト王国の時代からの洞窟であったが、その後、迫害から逃れ
安全な隠れ家に逃げ込んできた、7世紀のキリスト教徒によって使われていた洞窟と言うことである。
中は狭くて奥深い、つまり部屋そのものは狭く、特に通路は頭を下げて歩き擦れ違いも出来ない程だが、
全体的には巨大な住空間であり、私たちが見学したのはほんの一部のようで、実は地下9階まであるそうだ。

カイマルク地下都市を出てからは、通り道でもあったので、ギョレメパノラマに若干寄り道して
ゼルベの谷で「妖精の煙突」と言われる奇岩が広がる光景を見て、またまたお約束?今度は陶器店に立ち寄り!
最初に先生がロクロでお手本を作って見せてくれて、そしてここでも店員の皆さんは日本語が上手(^^ゞ

陶器は陶芸を若干かじっていた事もあり興味あったが、先生の作品は壁などにかける観賞用の高級皿ばかり…
見た目の色合いも原色の派手な物が多く、やはり日本の土で焼いた、素朴で優しい感じが私には合う。

電気を消しても光る陶器(皿)があり、蛍光塗料を上薬としているだけだと思うが、この高級品を買った方もいて
もうひと組は先生の皿は高すぎるので、お弟子さんのお皿を見ていたら、2枚買ったらおまけ商法で
予算オーバーの高い皿の方を進められて、結局2枚買ったのだとか!とにかくお気に入りを見つけた方が2組ほど、
記念のお土産にお買上げとなり、お陰で見学だけの私達には有難く、50分位滞在後の夕方5時頃ホテルに戻った。

 夕方からのオプションだった、メヴラーナ旋回舞踊ショー(世界無形文化遺産登録)は不人気で参加者なし!
やはり2連泊は移動時間が無くて気楽であるが、このゆとりを利用して、観光地での滞在時間より、
じゅうたん店や陶器店での滞在時間がずっと長かったのは、格安旅行だから仕方ないのだと諦めるべきか?
ギョレメでは行きたい場所が沢山あったので、せめて自由行動にして頂ければもっと楽しめたのだが…。

明日はこの旅で初めての自由行動時間があり、場所もホテルからの移動もしっかり調べてきていたのだが
何と!前日、しかも夕方ホテルに到着してからの急な通告で、11:30までを10:15にすると言われた(>_<)
えっ~?1時間15分も短くされた?それは何故か?後に、7日目の予定だったトルコ石店に、明日行く為と判明!

格安旅行には裏事情があったとしても、カッパドキアに2日間滞在を第一の売りにしていたツアーで
その2日間で高級店ショッピングを3店舗も回ると言うのは、やや反則であるような気がするなー(-"-)
旅行会社の添乗員さんに権限はなく、細かい行動は現地トルコの日本語ガイドさんの指示のようであった。

実は日本で、「トルコ人ガイドはリベート収入で、イスタンブールの高級マンションに住んでいる」と言う
元添乗員の、トルコ旅行に関する暴露ブログみたいなページを見てきてしまったので、素直になれない私である。

明日は、朝10:15分までとなってしまったが、急ぎ足で何とか予定通りにと決めて、早めの就寝。。。


トルコに来たら気球に乗らなきゃ・・・


 
まずは店舗内で簡単な朝食(セルフで2人分)を頂く! 右画像は気球出発地で、左右に2台の大型扇風機と
クルーによる強火力のボイラー作業で、気球が徐々に起き上がるのを見ながら、少し離れた場所で待機していた。



ボイラーに点火しながら一斉に飛び立って行く!



お隣さんがけっこう近くに飛んでいたりして、 眼下はギョレメの街。



最高所はどのくらい?1000m?同じ場所にずっと留まるのもクルーの技のうちかな?
奥に見えているピンクの台地は、ローズバレー(夕日の綺麗な場所)手前はホワイトバレーだ!



岩そばギリギリ…超低空飛行のサービスもあった! 私たちの籠は木に触れた(^^ゞ


トラックの荷台に上手く着地!


 
         籠の上がり下りがちょっと大変!        手抜きのない素敵なグラスで乾杯シャンパン封切り前


ホテルに戻って朝食の食べ直し(^^♪


 
昨日の猫ちゃん朝の散歩。。。              村の中心に聳える高さ85mの要塞


ウチヒサールの洞窟(鳩の谷)へ



ウチヒサールとは「3つの要塞」と言う意味で、小高い岩山に無数の穴がくり抜かれ
戦時に人々がここに立てこもって戦ったのだとか。
現在は住居と洞窟とが一体化されて建てられているようで、どんな構造なのか気になる(^^ゞ



内側をくり抜き鳩小屋として使用していたとかで、何故か現在も名前に負けず鳩がいっぱいいた!
鳩の糞は堆肥として、杏などの果樹畑に使用したらしいが、今はどうなのか?



現在は洞穴に住むのは法律で禁止されているらしいが、貯蔵庫として使われているようだ。


手触り最高!価格も最高!絹のじゅうたん。。。


 
蚕のまゆ玉から、目に見えないような細い糸を取り出す!絹織りは繊細なので視力の良い若者のお仕事だとか。


 
広い会場に何枚も重ねて、羊毛じゅうたんが広げられていった。       ここで頂いたサービスのトルコチャイ


 
VIP客がこっそり連れて行かれる別の部屋(右)、額縁に入った絹織り高級品は、床に敷くのではなく壁に飾る。


お昼は洞窟レスロランで!


  
入口は普通だったが廊下は奥深く洞窟のイメージ、廊下から更に奥の洞窟内で ↑ 名物ランチを頂いた。


 
添乗員さんに「ここにしかないお薦めの飲み物」と言われて、ほとんどの人が注文したブドウジュースだったが
飲んでビックリ!皆さん口を揃えて、ウエッ甘過ぎ~頼むんじゃなかったかも?(>_<)
メインは洞窟レストラン名物の鱒料理で、これは味が無く、醤油はないので調味料を何にすればいいのか迷った。
唯一の救いは、いつもは甘々のデザートだが、生のリンゴか生のオレンジを選べたことかな(^^ゞ

帰りにレストランの中で、やはりここにしかないと言われて、キノコ岩型のケース入りワインを娘が買ったのだが
途中のお土産屋さんにも売っていたので、つくづく日本人は「ここにしかない」と言う言葉に弱いなぁと感じた。


カイマルク地下都市へ


 
    地下都市入口                        鉄柵の門から階段を下りて…


 
複雑な空間…ヒッタイト王国の時代からの洞窟で、右画像の丸い石は手動ドアだとか。


 
見えない程上下に真っ直ぐ伸びる空気口                 台所の作業台だったかな?


 
規則的に作られた箇所や、大柄な人は通れない箇所もあったり、右画像は狭くて天井の低い廊下


出口で、ざくろジュース初試飲!


 
観光中に是非と、興味のあった「伸びるトルコアイス」と「ざくろジュース」、運良く見かけたのだったが
トルコアイスは冷凍庫から出したばかりで伸びないらしく、皆さん伸びないのはいらないコール(^^ゞ
ざくろは旬ではないが保存ができ、手動の搾り機でその場で力いっぱいギューっと絞ったものを4リラで頂いた。
やっぱり、無添加100%は美味しかった(^^)v


ギョレメパノラマに寄り道。。。



予定には書いてなかったが、通り道で立ち寄って頂き、気球で上から見た光景を間近でも見られた。


妖精の煙突(ゼルベの谷)



下の柔らかい部分が先に風化し、硬い玄武岩がその上に残る為に「妖精の煙突」として形成されるそうだ。



映画や漫画に出てきそうな、何ともメルヘンチックな光景だ!



観光ラクダに乗る人…間近で見るとラクダはかなりデカい!



高い所には登りたい母子で小高い丘に上がってみたら、足元は真っ白。



時間が無くて、駆け足で一部しか回れなかったが、ずっと見ていても飽きない場所だった。


 
           お土産屋さんの前で伸びないアイス売り          こちらは伸びるアイスで面白おじさん(アイス3リラ)         

ここゼルベの谷では、到着と同時に日本語ペラペラのトルコアイス売りのおじさんが注目を集めていた!
何故かって?伸びるアイスを売っていたからでもあり、伸ばして見せるパフォーマンスも心得ていて
流行りの日本語も大得意!…「いつ買うの?今でしょー!」と言って日本人の気を引いていた(^^ゞ
伸びるトルコアイス、娘が急いで買ったのを一口食べたら美味しく、ゆっくり買って食べる時間が欲しかった。


陶器店の大先生はアインシュタイン風?


 
バックトゥーザフューチャーの博士にも似ている…ロクロを回してあっという間に植木鉢の出来上がり!


 
トルコ独特の陶器でワインを注ぎ陶器のグラスでサービスして頂く…右は真剣に絵付中の若い職人さん
帰り際、職人さんと思った若い男性が日本語で声をかけて来た。左写真のワイングラスを持っているのは伯父さんで
日本語も独学なのだとか!本人はまだ片言だが、日本語の勉強に日本に行く事を憧れとしていて、
じゅうたんもそうだが、トルコの高級陶器の販売ターゲットは、ほとんど日本人と言うことのようである。


17時ちょっと前、早めにホテルに戻ってきた。


   
ホテルの部屋からちょっぴり夕焼け                     バイキングのディナー


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