雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

放山(1189.5m)~空沢山(1420.9m)カンジキ登山

2014年04月11日 | 北陸&長野県以外の山

放山からの眺望…中央ピーク 「火打山」と、噴火の煙も見えていた 「焼山」


2014/4/8(火)  放山(1189.5m)~空沢山(1420.9m)カンジキ登山
                                           
                                                                            <シャルマン火打スキー場 リフト山頂登山口より>

金沢森本IC(6:05)→能生IC(7:30)→スキー場P(7:50)→リフト(8:30)→山頂駅(8:45~50)
→放山(9:45)→
空沢山(12:00~13:10)→放山(14:40)→リフト山頂駅(15:40)
→スキー場P(15:55~16:10)→
能生IC(16:30)→金沢森本IC(18:15)


青空にワクワク…白銀の春山


労山が発行している登山時報2014/3月号に 「豪雪の上越、頸城山群に迫るワンディ春山」 というタイトルで
空沢山2コースと昼闇山3コースが紹介されており、私の古巣、富山ハイキングクラブ 「O氏」の投稿であった。

この中で空沢山に目を付け、全員が初めての山なので、初中級者向き「放山経由の空沢尾根コース」を選択し、
放山~空沢山まで行こうと登山計画を立てて下さったKさんと、メンバー5名(合計6名)が集まった。

前日に調べたシャルマン火打スキー場の積雪は、何と4m! 前日からの暖かい気温と標高や積雪から、
装備はカンジキとストックで良いとのリーダー指示もあり、今回はアイゼン・ピッケルは持参しなかった。
実際は、一部ザラメで締まった箇所もあったが、最近積もったのか、全体にまだまだ滑れる雪質であり
特に下りでは、カンジキパワーをフル発揮!我が道を下る快感を、久しぶりに味わう事が出来た(^^)v

スキーヤーのメッカである放山へは、単純標高差約170m、放山から空沢山へは単純標高差約230mである。

シャルマン火打スキー場から、メインのクワットリフトで、一気に標高差約500mの山頂駅(1019m)へ
このスキー場は、中・上級コースが主で(初級は2%)、リフトから眼下をみても、かなり斜度があるように見えた。
リフト利用で山頂駅から放山へは、晴天で雪山に慣れているなら、短時間で特に問題なく楽しめるコースである。

登山届を書いた時に係の人から、「空沢山まで4時間はかかるので、到着は13時になりますよ」と言われ
計画では3時間しか見ていなかったので、急きょ「13時時点で辿りつかない場合は引き返す」と言うリーダー指示。

天気は晴れで青空だったが、やや冷たい風が吹いており、寒さの中8時半の営業開始まで10分程待機(^^ゞ
山頂駅登山口では火打山・焼山が望めて、空沢山頂眺望の期待が膨らんだが、間もなくガスに覆われ気分は急降下
一面真っ白で、少し間が空くと人が見えない程、放山では何処が山頂かも見えず、携帯のGPSで位置確認をした。

後ろから「神様お願い…」と、何やら呪文のような言葉が何度も…私の後ろを歩いていたKさんからだった。
4月から高速料金の割引もなくなったが、焼山と火打山の眺望を期待して、はるばる新潟までやって来たのに、
予想外のガス攻撃に気落ちして、神頼みをするけな気なリーダー、お陰で後には徐々に明るくなってきたのである。

空沢尾根はアップダウンの繰り返しで、所々細尾根であり、大きな雪庇がうねる様に続いている箇所もあり
雪庇を避けて谷側を歩く為、傾斜のあるトラバースとなり、滑り落ちないように、歩き方には要注意である。
2年程前、セイモアスキー場で開催された、カンジキ・アイゼン(トラバース)歩き方訓練を思い出しながら歩いた。

予定ピッタリの12時に空沢山に到着! 鉾ヶ岳や権現岳は少しづつ見えてきたが、南側の視界は全くなかった。
昼休憩は30分にしましょうと、半分諦めていたのだったが、お天気が回復の兆しで、もしや?と休憩時間延長で待機!
火打の山頂から薄雲は取れなかったが、焼山は全貌を現し噴火の煙も見えて、居合わせた3組で歓声を上げる。

地元から来た男性に山座同定をして頂きながら、13時過ぎまで山頂眺望を堪能したのである。

下山ではお天気がすっかり回復!午後の日差しでますます綺麗になって、360度の視界が広がった。
登りでは全く見えなくて残念だったと言うより、このギャップがまた感動を呼ぶのである(^O^)/
放山までの数回、足を止め後ろを振り返りながら、火打山と焼山に見惚れ、権現山をずっと目前にして下りて来た。
お天気さえ良ければ、もしも積雪など悪条件で空沢山まで行けなくても、放山は十分に眺望を楽しめる山である♪

有難い事が2つ、シャルマン火打スキー場のクワットリフトは、1回券が500円であったが、
下りは無料で乗せて頂ける(^^)v その上、係の方もパトロールの方も我々登山者をとても気にかけて下さり
山頂駅と山麓駅で連絡を取り合っていたようで、無事の下山を待っていたかのような暖かい言葉で迎えて頂いた。

出発が同時で、スキーを持参していたご夫婦が、我々より下山が遅い事を心配していたようであったが
当の本人たちは、ヘタなスキーより歩く方が楽しい♪ と言って、下りの放山まで我々とほとんど同時であった。
午後の眺望は、雲が消えて火打山も頭を見せ、一気に滑り下りるだけではもったいない程、雄大で美しかったのである。


登りではガスに巻かれて足元しか見えず。。。


 
    運行前のクワットリフト                   山頂ビュッフェ裏より、火打山、焼山


 
ビュッフェの右手を一旦30m程下って尾根を登る       40分後には、先に進むか迷う程の濃いガスとなる


 
   若干明るくなって、空沢方向が視界に入る        12時頃、到着時の空沢山頂付近、火打山方面


お天気の回復を祈りながら、空沢山頂で昼食タイム



(12:25)…昼食後も何が何だか(*_*;



(12:54)…待ちに待って焼山が姿を現す!



(13:05)…火打山の頭が見えそう!



(13:07)…やっと、火打山と焼山のツーショットが撮れた!



空沢尾根と火打山



手前が高松山、奥の白い山が昼闇山、右奥のツイン尾根が阿弥陀山、右隣が烏帽子岳…と思われる。



鉾ヶ岳と権現岳


待った甲斐あり、大満足で下山開始!



フカフカの雪で快適なカンジキ下り。。。



皆さん下りは超特急!シャッター切る毎に置いて行かれる私(>_<)


 
アップダウンの繰り返しだった。


放山付近からはスッキリ青空となる。



(14:37)…放山から火打山と焼山



噴火の煙が見えていた焼山



火打山へと延びる空沢尾根と空沢山(右端の中央)



雪庇を避けて…放山の下りでこんな箇所もあった。



最後はちょっと登り…右のピークに、リフト山頂ビュッフェが ↑ 見えていた。
 

 
いつの間にか雲一つない晴天に…リフトに乗ってセンターハウスに戻って来た。



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