北岳肩ノ小屋 … テン場から 北岳と小屋を撮る!
2011/08/09(火)~11(木) 北岳(3193m)~間ノ岳(3189.3m)縦走
広河原登山口より
芦安P(車中前泊)~広河原~八本歯のコル(1日目前半)
八本歯のコル~北岳山荘(1日目後半)
北岳山荘~間ノ岳(2日目前半)
間ノ岳~北岳~北岳肩の小屋(2日目後半)
北岳肩の小屋~北岳~二俣(3日目前半)
二俣~白根御池小屋~広河原(3日目後半)
北岳縦走で出会った花たち。。。
標高 3193m の山頂に立つ!
気温の上昇と共に少しずつ雲が上がって来ており、富士山にも雲が迫っていた。
間ノ岳からイブキジャコウソウやチシマギキョウなど、東斜面に広がるお花畑を見ながら下山。
北岳山荘では休憩を兼ねて、一部預けていた荷物をザックに詰め、いよいよ今度は北岳を目指す!
岩場が多いが途中までは比較的緩やかな傾斜で危険個所もなく、高度を上げる度に振り返り、
小さくなって行く北岳山荘の赤い屋根と、歩いて来た稜線を確認するのがまた楽しかった♪
東側には雲海が迫っていたが、間ノ岳の後ろに千枚岳や西農鳥岳が時々顔を出していた。
トラバース道分岐辺りからは、一気に傾斜がきつくなるが、その分高度を稼げる!
吊尾根分岐から稜線に出ると、もうここで十分だと思える程素晴らしい眺望 \(◎o◎)/
山頂直下でしばらく360度の眺望を堪能して、日本で2番目、ついに標高3193mの山頂に立った!
(左画像) 間ノ岳直下から、北岳への稜線
(右画像) 白根山から北岳、後ろには左から千丈ヶ岳・駒ヶ岳、右に鳳凰三山が望めて
青空も味方してくれたが、ここから望む北岳はとてもカッコ良くて良い雰囲気だった。
駒ヶ岳 八本歯のコル と 地蔵ヶ岳(中央オベリスク)
北岳山荘に戻って来た。
山荘からしばらくは緩やかな登山道を歩き、間ノ岳を振り返る。
富士山には雲が迫っていた。 間ノ岳の左肩に見えて来たのは西農鳥岳と千枚岳か?
北岳への稜線 鎖場もあったが鎖には頼らなくてもOKだった。
<ここで同行メンバーが「テン」を撮影> 狐のような尻尾、小熊のような顔だった。
走りは素早く、急斜面を一気に駆け登って行き、私のカメラは追いつけず撮れたのは尻尾のみ (>_<)
(左画像) 吊尾根分岐と、(右画像) 眼下には、前日に登って来た八本歯のコル方面の稜線
吊尾根分岐を振り返る!
ピークに小さく人が立って見えているが、山頂はその奥になるようだった。
山頂まで、あとひと登り! ここまで来てもまだ山頂は見えない。
ようやく山頂!
急に人が大勢見えて来た!どうやら山頂に着いたようだ。
ギリギリまで近付いて、やっと山頂看板と三角点が見える場所に辿り着いた。
初日に歩いた大樺沢の雪渓が眼下に… 山頂広場と山頂看板
山頂は思ったより広くて平坦だったので、ここでゆっくり昼休憩とコーヒータイムを取った。
やっぱり標高が日本で2番目と言うだけあって、周りを見るとその雰囲気を実感する事が出来た。
と言うのも、中央にいたら見えるのは空だけ、 端っこに行って覗き込まないと周りの山々の全貌が見えないから (^^ゞ
肩ノ小屋泊まりなので のんびり下山する!
肩ノ小屋への下山方向 北岳ピークを振り返る!
15分程で両俣分岐に着いた! (左画像) 眼下に北岳肩ノ小屋の青い屋根が見えてきた。
(右画像) 両又分岐から北岳を振り返る!看板には両俣小屋まで4時間(増水時通行不可)と書かれていた。
肩ノ小屋と千丈ヶ岳…登山道は小屋の右側を回り込み、人がいる小屋前広場(玄関がある側)に出る。
14時を過ぎたばかりだったが、既に大勢の人達が寛いでいた。 (右画像) 肩ノ小屋と北岳
小屋周りを散歩。。。
テン場 と 肩ノ小屋 と 北岳…面白いのは、時々流れてくる雲が北岳にぶつかって跳ね返って行く様子!
ブロッケン現象が見られた!
16時半頃からテン場の上にブロッケンが見られるようになり、17時から夕食だったので一旦小屋に入ったが
夕食を終えて再び出て見ると、ガスが濃くなったり薄くなったりしながらブロッケンが続いていた。
東側のガスを北岳が遮り、お天気などの条件が揃えば、どうやらここはブロッケンの常習地となりえる気がした。
イワヒバリもやって来た!
肩ノ小屋に来る途中にも飛び交っていたのだが、大勢の人がブロッケンだと騒いでいる中へ
1羽のイワヒバリが直ぐ近くまで飛んで来て、何度もカメラ目線をしてくれるので、超どアップで撮れた!
綺麗な色なので雄鳥か? 後姿も可愛い…。
ドラマは次々とやってくる!
夕方になって、再び雲がとれスッキリした富士山の上に半月が昇り、
何がどう反射したのか?東側に沈んだ夕日のオレンジが、西側の富士山にスポットライトのような光を放つ!
入道雲が邪魔をして夕日そのものは綺麗ではなかったが、時として不思議な現象は起こるのである!
何処かの気象博士は説得力のある言葉で説明するのだろうが、私には不思議としか言えない。
富士山パワーかも (^^ゞ 鳳凰三山にかかっていた雲もスッキリ取れた。
北岳肩の小屋~北岳~二俣(3日目前半)
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色とりどりのテントがきれいです。
日本の三角点、ああいう石碑みたいな形ですか? こちらでは丸い金属が地面に埋め込まれています。
今迄に見た日本の三角点は、四角の御影石のような標石でした。
○等三角点と書かれた文字が、南の方向を向いているそうです。
山頂にある事が多いので、登頂したらタッチするのも登山の日課になっていたりします (^^ゞ
そちらは丸い金属ですか、画像を撮る機会があったら見せて下さいね!
本当に人には演出できない天然の光の芸術です! 舞台は地球規模と言うのがまた魅力です。
国によって命名も形も違いがあるのですね!勉強になりました。