
見上げると頭上のモミジが美しく …
2010/11/14(日) 東海自然歩道 比叡山~大原 を歩く 。。。
富士タクシーP(7:00)→金沢西IC~京都東IC(10:10)→(東塔)延暦寺バスセンターP(10:50)
→玉体杉(12:05~35)→横川(13:00)→仰木峠(13:55)→大原(14:55~15:25)
→大原P(15:35)→敦賀IC(17:10)→金沢東IC(18:50)→富士タクシーP(19:05)
東海自然歩道(東塔~西塔)
東海自然歩道(峰道~横川~大原)
大原三千院
比叡山ドライブウェイは紅葉が見頃!
東海自然歩道 を調べて見ると…「 東京の明治の森高尾国定公園と、大阪の明治の森箕面国定公園までの
美しい自然や文化財を結ぶ、総延長 1,697.2 km の長距離自然歩道である 」 とのことだ!
今回歩いたのは、滋賀県側の延暦寺(東塔)から入って比叡山コースの仰木峠までと、
県境の仰木峠からは京都府に入り大原まで、正確には分からないが距離にして10 km位だろうか?
並行して比叡山ドライブウェイが走っている為、途中で3回程、横切りながらのコースとなっていた。
「 美しい自然 」と言うのを考えると、あいにく遠くの視界はなく、琵琶湖や街などの眺望もなかったが
自然歩道を登り下りしながら、比叡山ドライブウェイと並行する道から眼下に見える鮮やかな木々の紅葉や、
ドライブウェイ下のトンネルを潜り抜けた時などに、見上げるとちょうど頭上に赤いモミジが美しかった事!
尾根に沿って、大きなモミの木の天然林が見られた事や、杉林に射していた優しい木漏れ日を見た事など。
「 文化財 」と言うのを考えると、東塔~西塔までは参道と重なったコースとなっていた為
立ち寄って拝観する事は無かったが、凛としたひんやり感漂う雰囲気を味わいながらの道中で
通りすがりに、たたずまいや庭などを拝見させて頂いた数ヶ所の延暦寺 ( 比叡山の諸堂の総称 )や
歴史ある仰木峠を歩いた事、そしてゴールの大原では、三千院の建物や広い庭を拝観出来た事!
前半、横川辺りまではほとんど整備された遊歩道のような道で、登山靴いらずで楽々歩ける広々道!
横川の大きな駐車場では、比叡山もみじ祭りが開催中で、この辺りのモミジの美しさもピークとあって
観光客もどっと押し寄せていて賑やかだったが、横川からしばらくは急な登りの階段道で、コース一番の難所!
階段を過ぎて間もなく緩やかな下りとなり、仰木峠(573m)に出たが、お約束の眺望は無し (^^ゞ
仰木峠からも歩きやすく、スッと伸びた背の高い松林がしばらく続いたが、
やがて、ここに来て登山靴で良かったと思える、小石などで歩きにくい、いつもの?登山道となった!
林を抜けると急に明るくなり、そこから20分程の里歩きの後、お土産店が並ぶ大原三千院の参道となり
ここでお迎えのバスとの待ち合わせ時間まで30分程の余裕があり、自由行動となったので三千院へ参拝?
と言うより時間の都合で、立ち止まる観光客の間をすり抜け、駆け足で寺院内や庭などを見て回ったのでした (^^ゞ
見頃の紅葉を楽しむためには、やはり比叡山ドライブウェイを車で走った方がずっと良かったはずだが
自然歩道を歩くことによって、比叡山には貴重な歴史を伝える建物などが多く残っている事を改めて認識した!
同じように自然歩道を歩くのだろうか?観光客に混ざって登山装備でザックを背負った方達もチラホラ見かけ
自然歩道で擦れ違った団体も2組、個人の方も7~8人程、曇り空ながら十分に楽しめるコースだったと思う。
4時間弱走って目的地へ!
よくぞここまで長生きしてくれました!(^^ゞ レトロ…と言うにはちょっと違和感あり、
窓も開かず、ギアチェンジで走るボロバス(運転手さんに罪は無し)に乗って、総勢22名で出発した!
入口…普通の観光ならここで拝観料(550円)を支払うのだが、私達の目的は自然歩道を歩く事だったので
団体入り口から無料で気持ち良くスイスイ…ようこその看板には 世界文化遺産 と書かれていた。
ちなみに拝観料を払って入場すると、東塔、西塔、横川、3つのエリアの諸堂が拝観可能とのこと!
東塔から西塔まで 。。。
東塔の 法華総持院
総侍院からすぐ、歩道脇の老杉の間にあった 弁慶水 (弁慶修行の比叡の霊泉→後に調べる)
大きな看板が倒れたままになっていたが、湧きだしているとされる豊富な地下水はこの中か??
東塔と西塔の間にあった、浄土院への参道 (階段)
浄土院
西塔の 釈迦堂 ( 仰木峠まで5.6 km )
全部回っていたら一日では足りない程多数点在する延暦寺だったが、自然歩道沿いで見かけた寺院のみ。
(左画像) 釈迦堂近くにあった、若山牧水 の短歌
(右画像) 釈迦堂から直ぐ、ドライブウェイとの交差地点では、階段を下りてドライブウェイ下のトンネルを潜り
また階段を上り自然歩道に戻るようになっており、全ての交差地点で車道は横断禁止となっていた!
車道にグッと近付く箇所あり!
車道下のトンネルを潜って間もなく、直ぐ右手に見えていた 比叡山ドライブウェイ …
真っ赤に燃えるモミジの中を悠々と車が走る!きっと私達がここを歩いている事さえ気付かずに (^^ゞ
暗い森の観客席から、明るい舞台を覗いているような錯覚? あと5~6歩踏み出せば
眩しい程の紅葉の中心に立てると言うのに、この時ばかりは「裏街道?」の3文字が頭をよぎる (-.-)
でもこの辺りには、身長よりも高い網が張り巡らされていた!踏みだし違反防止の為かな?
この画像は網目の隙間から撮ったので、網は写っていないが、カーブでもあるので危険防止の為かな?
やがて モミの木林 の中、緩やかな階段を登る。
モミの木林 は続く 。。。
石仏 が歩道に並ぶ、落ち葉の道を歩く 。。。
東海自然歩道(峰道~横川~大原)へ
私も転勤族なので、かつて過ごした場所が懐かしい気持ちは良く分かりますが
kakashiさんの京都への想いは特別のようですね (@_@。
ドライブウェイは車で走る事しか頭になかったけど、今回初めて知った自然歩道の存在や小さな発見などは
のんびり一緒に歩く仲間がいたからこそと、感謝しています。
一緒に登ったように感じたと書いて頂いた、kakashiさんのコメントにも「ありがとう」です。