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雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

鷲羽岳~水晶岳(2日目)

2010年08月20日 | 百名山の山

鷲羽池 と 槍ヶ岳


2010/07/31(土)~08/02(月) 鷲羽岳~水晶岳    … 新穂高温泉登山口より

1日目…07/31(土)   新穂高温泉~中道経由~三俣蓮華岳~三俣山荘 
2日目…08/01(日)    三俣山荘~鷲羽岳~水晶岳~黒部川水源地標~三俣山荘 
3日目…08/02(月)   三俣山荘~巻道経由~新穂高温泉


<コースタイム 2日目>

三俣山荘(6:00)→鷲羽岳(7:30~8:00)→ワリモ岳(8:40)→ワリモ北分岐(9:10)→
水晶小屋(10:00~25)→水晶岳(11:05~25)→水晶小屋(12:00~20)→
ワリモ北分岐(12:50)→黒部川水源地標(14:05~25)→三俣山荘(15:05)


三俣山荘の玄関先で出発の準備をしていたら、目の前にリーダーが現れてビックリ
目が覚めたので夜中の3時半に双六を出発して、巻道経由でここまでやって来たらしい!
ほんの1%くらい予想はしていたが、まさかね!(◎o◎) 動けない程の靴ズレは大丈夫なのか?
深くは聞かず…ともあれ全員揃って良かった (^^♪

今日も、登りで体調を崩すと言う人に合わせて亀さんペースだったが、
三俣山荘連泊を決めていたので、着替えなどのいらない荷物は山荘に置かせて頂き
休憩ポイントではゆっくり休んで眺望を楽しみ、急ぐ必要もなかったので余裕の山行となった!

鷲羽岳まで右手にはずっと、槍ヶ岳、穂高連峰が着いてくる!
日射しが強いので、徐々に下から上がってくるガスで後方は真っ白になったが
鷲羽山頂からは目指す水晶岳、烏帽子岳への稜線、鷲羽池と重なる槍ヶ岳は特に印象的だった。

水晶岳に到着した頃は一気にガスが上がり山頂展望はゼロ!道中からは綺麗に見えていたが
30分前からここにいると言う男性も諦めて下山、その後20分程待ってみたが望みなく下山。

水晶小屋の裏手に荷物をデポしてあったので、しばし休憩を決めてジュースを買いに表に回ったら
何と!見覚えのあるお二人さんの姿が…我がクラブのKさんとNさん、今日はまさかの連続!
 針の木雪渓から入り4泊5日とは聞いていたが、待ち合わせをしても絶対会えなさそうな場所で
偶然出会った事に、ちょっと感動だった (*^^*)

水晶小屋から10分程、下山道中で雷鳥の親子( 親鳥 ♂ ♀ 2羽 と ヒナ鳥4羽 )に遭遇!
特に、ヒナを守る父雷鳥の動きが迫力だったのだが、今思えばムービーに撮れば良かったかな!
撮り慣れていたはずの私だったが、とっさになると夢中でシャッターを押しただけ (*_*;

その後、ワリモ北分岐に戻り、岩苔乗越分岐、黒部川水源地標経由で三俣山荘に戻った。


三俣山荘の夜明け 。。。



(5:15 撮影)朝陽は鷲羽岳の後ろに昇ったようだったが、山荘からは 槍ヶ岳 が見えていた。


鷲羽岳への急坂を登る!



振り向くと後方にガスが迫ってきていた!



右手側には 槍ヶ岳、穂高連峰



後を追うように、後方には益々ガスが迫って来た!



と思っていたら、鷲羽岳の頭上からの日差しで ブロッケン現象 が現れた!



行く先の雲海はまだ落ち着いていて、鷲羽岳山頂までもうひと頑張り!



左手側には、右手前 ワリモ岳、奥が 水晶岳、左は 祖父岳、遠望は 黒部五郎岳



後方には 三俣蓮華岳双六岳 、遠望(中央奥)で 笠ヶ岳 の頭がちょこっと見えていた。



山頂の人影が大きくなり、あと一息!


鷲羽岳山頂は快晴!



山頂より 鷲羽池槍ヶ岳



鷲羽岳山頂 (左ピーク)と ワリモ岳 、水晶岳
実際には水晶岳が100m 弱高いが、ここからは眼下のように見える(東直下に少し下りて撮影)



鷲羽岳からは、ワリモ岳~水晶岳への稜線 と、烏帽子岳への稜線が一望できた。


ワリモ岳山頂も快晴!



ワリモ岳 (左ピークの岩が山頂 )を目指す!



ワリモ岳山頂手前から後ろを振り向き、鷲羽岳 を撮る!



ワリモ岳山頂 より水晶岳(左ピーク)への稜線が綺麗に望めた!


 
ワリモ北分岐 辺りでは、一瞬ガスの中に突入!



後方、左ピークが鷲羽岳…ワリモ分岐からしばらくは、広い尾根上を歩く 。



更に進んで振り返ると、槍ヶ岳が雲に隠れようとしていた。


そして、間もなく水晶小屋



水晶小屋 に到着した!お天気なので屋根いっぱいにお布団が!
定員30名のここ水晶小屋も連日超満員らしく、三俣山荘にも「満員です」と張り紙がしてあった。



水晶小屋から、野口五郎岳、烏帽子岳への稜線が間近で確認できた。


 
皆さん、小屋裏手にザックをデポしていた!    小屋の前入り口から見た 水晶岳 (中央ピーク)
時間は少し早かったが、ここで昼休憩を取り体力を付けて、いざっ水晶岳へ!



小屋からは平坦な尾根だと思っていたが大きな間違い、左のゴツゴツ岩越えが待っていた!


 
足の短い人にはちょっと辛い大岩登りと、足には優しいハシゴも2ヶ所あり!



水晶岳山頂直下から後方(切り立った東側 )を撮る!


いよいよ山頂だ!



水晶岳山頂!…綺麗な名前とは裏腹で、ゴツゴツした岩の狭い山頂 (*_*;
先程まで団体さんが3組程いて、足場もなくごった返していたそうだ!良い時に来たと言われたが
良い時なのか遅かったのか?30分以上前から、ガスで視界がないとのことだった。


 
山頂展望…歩いて来た前方の尾根(左) と 高天原、赤牛岳へと続く後方の尾根(右)


鷲羽岳で会った関西弁の男性が、妙にハイテンションで、記念に看板にタッチしたらと私に言う!
あっそれ、ペンキ塗りたて!と横から声が…危うくタッチ寸前だった (-"-)
山頂で見たのはペンキ塗りたての美しい文字の看板のみ!三角点は何処にあったのか?ないのか?


花の群生も沢山あった!


鷲羽岳登り口付近で、イワハゼとチシマギキョウを見て以来、花は少なかったが ^^;
特にワリモ北分岐手前から、水晶岳山頂直前までは色々な花が楽しめた


 
イワギキョウ


 
??                    タカネツメグサ




タカネシオガマ
と イワオウギ



シコタンソウ



イブキジャコウソウイワオウギ の群生が多かった。


 
イブキジャコウソウ のアップ                   ウサギギク



ミヤマオダマキ



??



チシマギキョウ
 



水晶岳山頂近くに群生していた ミネウスユキソウ


水晶小屋でご褒美休憩!


 
山頂はガスっていたが、本日一番の目的達成でホッとして、水晶小屋で2度目の休憩!
ご褒美の冷たいジュースを買いに表に回って、お二人さんに会ったのでした。
何と!昼前に到着して、本日の工程は終わりだと言って、すっかり寛いでいるので驚いた!
ルートを聞いて納得、次に目指す小屋が、半日では辿り着かない場所にあるらしかった。
4泊5日の、3泊目にして半日の中休みのようだが、余裕があった方が山は楽しめる
現に私達も、ひたすら歩いた昨日よりもずっと、山や花を楽しむ事が出来ていた。

ちなみにこの水晶小屋は、若夫婦がやっていて、とっても可愛い1~2歳位の男の子が
お母さんにくっついていた!目を離したら大変、でも車社会よりは安全かなぁ?


雷鳥の親子(6羽)に出会う!


水晶小屋を出て、10分程下りたところで可愛いヒナの雷鳥に出会った!
直ぐ目の前のハイマツに止まっていたが、飛び立って着地、そこにはヒナ4羽と雌雷鳥…



飛び跳ねていた ヒナ が、全部で4羽



ヒナの後を追いかけていた 雌雷鳥



目の上が赤い 雄雷鳥

最初は母子5羽と思っていたら、雄雷鳥が私の前にいた男性の前に突然現れて
ミャーミャーと10声位、猫のような鳴き声の大声で男性を威嚇してから、スゴスゴと戻って行った。
私もビックリしたけど、その男性もしばらく固まっていて、お互いシャッターが切れず ^^;
その間に母子は何処えやら消えてしまったのですが、慌てて後姿をパチリ!

日頃は、子育てには無関心とされている雄雷鳥ですが、人も色々鳥も色々?
よく見ると、この凛々しい顔のお父さん雷鳥、後姿までがとっても頼もしい (*^^*)


黒部川水源地標経由で三俣山荘に戻る



ワリモ北分岐から岩苔乗越、その後は雪解け水の流れる谷川沿いを歩く。



雪渓がまだまだ沢山残っている。


 
ホッとする花の道もあったり、小さい滝のように水が流れる道もあったり。


 
花が大きかった キヌガサソウ               ムシトリスミレ



黒部川水源地標 …ここから最後の登りが待っているので、コーヒーを沸かして小休憩をした。



見覚えのある雪渓が見えてきた!前日に下りてきた三俣山荘前の雪渓だ!



戻ったのは3時頃だったが、今日も長い一日だったような気がする!
肌寒いので、玄関横の休憩場ではストーブが焚かれ、座りきれない位人が集まってきていた。
そして今日は飲みました (^^ゞ 乾杯ビール


夕方一気にガスが晴れる!



夕食中に槍の頭だけが見えてきて、ちょうど食べ終わった頃に全貌を現す!
皆さん外に飛び出して、夕日が沈むまでずっと見ていたり、写真を撮りあったり (*^^)v



こちら側もくっきり! 鷲羽岳 と、左奥に見えているのは 水晶岳


3日目…三俣山荘~巻道経由~新穂高温泉 へ続く



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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感動 (案山子)
2010-08-23 11:21:18
鷲羽池と槍ヶ岳のコントラストが素晴らしい構図を作っていますね。湧き出で、ゆっくりと漂う雲の流れと刺し込む朝日。素晴らしい山の写真だと思います。山の写真はスケールと変化があって感動します。実際その場に立てば、その数倍の感動を味わえるのでしょうが…いつかこの光景を実際に見たいものです。ありがとう!
返信する
案山子さんへ (snoopy)
2010-08-23 14:48:11
コメントありがとうございます。
鷲羽岳2924mの頂上直下に、池が存在すること自体が感動ですよね!
三俣山荘に泊まれば、ゆっくりでも1時間半で登れてしまいます!
一眼レフを持って、是非登って来て欲しいです (^_-)-☆
案山子さんの素晴らしい感性にも感動でした (^.^)
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