スネガ展望台直下のライ湖とマッターホルン
ヨーロッパアルプス5つの名峰ハイキング12日間
2016/7/12~23 (スイスインターナショナルエアラインズ 成田→チューリッヒ 往復直行便)
<6日目 > フルアルプ小屋~シュテリー湖~フルアルプ小屋~シュテリー湖~グリンジ湖~ライ湖~スネガ
~ツェルマット~<列車>ティーシュ~<専用バス・フランス国境越え>~シャモニホテル(泊)
静かな山上湖でマッターホルンの朝焼けを見る。
本日で6日目、いよいよ旅も後半に突入したが、有難いことにツェルマットでは晴天続きである。
まずは部屋の窓から外の様子見、薄暗い中でも凛とした空気、マッターホルンのシルエット姿が見えてホッとした。
ガイドのM氏から、本日(7月17日)の日の出予想は5:48分と聞いていおり、フルアルプ小屋の玄関前に5:30分集合!
ヘッデンを用意したが辺りは既に明るく、モルゲンロートの逆さマッターホルンを期待してシュテリ湖へ急ぐ。
夜明け前の独特の雰囲気の中を歩く。。。
早朝のシュテリ湖・・・黄色いテントが一張り、何とここで夜を明かしたようである。
昨日と違い早朝は波も静か、既に先客が数人おり、足場は悪いが何とかベストポジションにつけた(^^♪
お隣には三脚に設置された一眼カメラが2台、1台目には既に人がいないが、数秒間隔で連続シャッター音だけが聞こえていた。
コマ撮りムービーと言うやつか?今朝の環境ではベストな撮影方法だと思えるが、本人は何処に??
すぐ隣の2台目はM氏のお友達(若い男性)ガイドさん、設定が済んだのでこれでOKと私に言うので、訳を聞いてみたら
スマホのBluetooth機能でカメラを繋げたようで、離れた位置からスマホのシャッターボタンを押すだけと言う事だった。
う~~ん賢い(*‘ω‘ *)・・・私のように湖ギリギリ、しかも足場の悪いドロドロの場所で、腰を屈めなくて楽々だ!
私のカメラは名前だけ一眼の安物ミラーレス!・・・次に買うとしたら多機能の高級ミラーレスにしよう(*‘ω‘ *)
そして・・・きたーーっ(^^♪
6:03分頃の動画・・・穂先から始まって黄金色と言える色に染まっていたのは、15分程である。
こんな時は三脚必須だけど、手持ちで画像がユラユラ・・・傾斜も何だか(*´з`)であるが雰囲気は伝わりそう。
6:05・・・モルゲンロート逆さマッターホルン
スイスに来たからにはこれを見逃がしたら帰れないだろうと思っていた、夢の光景が見られて幸せ感も絶好調!
初日はガスで見逃したが、この朝焼けを見るチャンスが3回あった事が嬉しく、昨日と今日で運よく3分の2をGetである
大満足の撮影後はフルアルプ小屋に戻って朝食
部屋に戻って窓から撮影・・・雲一つない青空だった。
今朝もマッターホルンが美しい
フルアルプ小屋の洗面室と奥に有料のシャワールーム・・・トイレは別にあり、水洗で綺麗だった。
朝食は食材が少なくサービスイマイチ!食堂が狭くて奥に入ったら身動き取れないのに、ゆで卵を自分でセットする必要があり、
順番待ちなどで時間もかかり、結局食べられず、ヨーグルトとパンしかないので、ジャムだけ多種類頂いた(^^ゞ
3つの湖を巡るハイキングに出発。。。
朝食タイムの後は小屋を8:00に出発して、シュテリ湖、グリンジ湖、ライ湖を巡り、スネガまでハイキングである。
昨日から足が浮腫んでいるD夫婦と、帯状疱疹のA夫婦のご主人の3人は、シュテリ湖で別れて昨日のルートでブラウヘルトへ
我々は予定通りハイキングしながらスネガまで行くので、目的地のスネガ展望台で3人と待ち合わせである。
途中でピーピーと言う鳴き声がして、マーモットが数匹走っているのを目撃!住み家の穴も沢山あった。
5日目(ブラウヘルト~フルアルプ小屋) + 6日目(フルアルプ小屋~スネガ展望台)・・・徒歩のGPS軌跡
小屋前ベランダ席(小屋の左右にもテーブルあり) 再びシュテリ湖畔
元気に走り回るマーモット
車道のような広い道を歩く。 やがて眼下にブルーのグリンジ湖が見えてきた。
右手にはグリンジ川へと流れる滝
グリンジ湖へ
グリンジ湖は通り道にはなく、一旦下ってグリンジ湖の先まで行き、そこから引き返した。
ブルーの水、底は意外と浅い
グリンジ湖でも逆さマッターホルンを見ることができたが、綺麗に見えるのはこの隙間からのみである。
池の周りも花が多かった。
逆さカラマツが印象的だった。
グリンジ湖付近で見られた花
シュピンヴェブ・ハウスヴルツ
エーデルワイス
ナデシコ科
シラタマソウ
再び戻って。。。
グリンジ湖を過ぎると山道となるが、マッターホルンに少しづつ近付いて行く。
左手眼下にモシェ湖が見えてきた。
赤いベンチとマッターホルン 先の眼下にフィンデルン村が見えてきた。
スネガ手前の絵になる光景
スネガ直下の憩いの場、ライ湖に着いた!
スネガ直下にあったライ湖は、スネガ展望台で過ごす人たちの憩いの場のようであったが、ここは何故か素通り(^^ゞ
逆さマッターホルンも見えたが、ガイドさんも皆さんもそろそろ逆さマッターホルンに飽きてきたのか?
はぐれる訳には行かないので、歩きながらサッと何枚か撮って、斜めに上がる展望エレベーターのような乗り物に乗った。
ライ湖とマッターホルン
湖畔に下りる時間はなかったので、逆さマッターホルンは頭だけとなった(^^ゞ
ライ湖の左右に、動物除けなのか?金網の柵があり、人が通る門には「Wolli Eriebnispark」 と書かれていた。
ベットのようなベンチもあり、一部だけを見ると、まるで砂浜で寛いでいるように見えていた。
ここも冬場はスキー場になるのか?スキーのリフトが特等席ベンチになっていた。
歩いても行けるのだが、我々は添乗員さんの指示により、楽してこの乗り物でスネガ展望台へ近道!
スネガで大休憩!
トイレ休憩も兼ねてスネガで大休憩となったので、一目散にお気に入りのベンチに走る。。。
何度来ても、何枚撮っても、マッターホルンが主役の素敵な場所である!
スネガから伸びる色々なハイキングコースを、いつか歩いてみたい。
主役のマッターホルン
スネガ展望台から見えていた、クラインマッターホルン展望台(左)と、クルムホテルのあるゴルナーグラート展望台(右)
我々は終始ウォーキングであったが、マウンテンバイク姿の人達を多く見かけた。
パラグライダーの基地も沢山あるようで、ふと見上げると飛んでいる!と言う光景が多かった。
ベンチ右手前方のパノラマ
スネガで最後の一枚・・・スネガ展望台とマッターホルン
ツェルマットに戻って昼休憩となる!
スネガでしばし休憩の後、地下ケーブルでツェルマットに戻ったが、少し自由時間がありガイドM氏が気を利かせて、
ツェルマットに残る伝統建築(ネズミ返しの小屋)が並ぶ一角に、希望者を案内してくれた。
車窓や街歩きでネズミ返しの小屋はポツポツ目撃していたが、私の事前調査で自由時間に行きたかった場所でもあり
ここで高床式の穀物倉庫などを間近で見ることができたので、案内して頂けて何よりラッキーだった♪
ツェルマットに戻ってマッターフィスパ川沿いを歩く・・・常に気になるのはマッターホルン
ネズミ返しの古い穀物倉庫が並ぶ、ヒンタードルフ通りへ
マキが詰め込んであるので、ネズミ返しにならないのでは?
穀物倉庫の床下
穀物倉庫近くで見かけたレストランの素敵な(味のある)ベンチ
窓辺に満開のエーデルワイスの鉢植えと、ネズミ返しの石を利用したテーブルも数個
12時近くに予約済みのレストランで昼休憩となる。
三ツ星ホテルの中のレストランだったが、玄関から地下へ・・・左画像の道沿いの窓がレストランの天井近くに見えていた。
明かり取りの窓ではあるが、席から見ると道路を歩く人達の足だけが見えるので、食事にはイマイチの環境かも?
メインは鮭のムニエル風、人参とライス大盛り!・・・デザートは見た目イマイチババロア風(*‘ω‘ *)
ツェルマット駅に戻ってきた!
ツェルマット駅(左)と、空中の電気とパラグライダー
午後はまたまた移動、国境を越えてフランスへ。。。
フルアルプ小屋~ツェルマット~シャモニーホテルまでのGPS軌跡
ツェルマットでは1時間位余裕があると言う事で、ツェルマット駅で一旦解散して最後の買い物の時間を取って頂いた。
再び集合したツェルマットでスーツケースを受け取り、電車でティーシュ駅へ、ティーシュで専用バスに乗り換えて移動!
ツェルマットからは乗換などを含めると約4時間、ティーシュからシャモニまでのバス乗車は、約3時間20分位だった。
ツェルマットにあるスーパーミグロや駅前のCOOP、駅隣のキオスクなどで、ちょっとしたお土産が安く買える。
ガイドM氏とお別れ(^^)/
ツェルマットの駅で我々を見送って下さっていたM氏と、サヨナラの握手!「楽しかったですありがとう♪・・・」と
私が言うべき言葉をM氏に先に言われてしまい、返す言葉がなくなってしまった(*'ω'*)
お天気に恵まれた事が一番だが、言うべきことはハッキリと、物事もテキパキこなすベテランガイドM氏のお陰で
ツェルマットでの3日間は、主役のマッターホルンと共にとても有意義に過ごすことができた。
私とはもう縁がない人なのだが、こんなに頼れる日本人ガイドがスイスにいると思うと、何故か嬉しいのである。
ツェルマットで最初に待ち合わせをしたクラインマッターホルン乗場で、M氏が持っていたVIPパスを見せて頂いたのだが
ツェルマットでの全ての展望台行き乗り物に乗車できると言うやつ、当たり前だが簡単には貰えないフリーパスらしく
スペシャリストガイドの証!顏は焼けて真っ黒、風間寛平ちゃんソックリだったけど、スイスで出会ったカッコ良い日本人1位!
( この後、グリンデルワイトでは、カッコ良い日本人2位と3位のお兄さんに出合いました(^^ゞ )
ティーシュまで電車、専用バスに乗り換えてシャモニへ。。。
ツェルマットから電車でティーシュ駅へ・・・ティーシュでは気温が24度だった。
スイス~国境を越えてフランスへ
国境でバスは一旦停車したが、特に我々はパスポートを準備するでもなく、簡単にフランス入りである。
フランスに入ってからシャモニまでの間で、バスの中からでも本格登山スタイルのハイカーを多く目にするようになった。
流石にシャモニはスキーの聖地と言われるだけあり、地図上でもゴンドラやリフトが点在しハイキングコースも多いようだ。
シャモニに近付くにつれ、正面に真っ白い山が見えてきた!青空の中に輝くモンブラン山群である。
皆さんの期待も高まるが、一番喜んでくれたのは添乗員さんだったかも知れない(^^ゞ
と言うのは、モンブランが車窓で見えた時「ここで一旦止めて下さい!」とバスの運転手さんに突然お願いして
明日は見えないかも知れないので、と小声で言いつつ私達にモンブランをゆっくり見れるよう配慮して頂いたのである。
シャモニの天気は神のみぞ知る?予報では好天だったが、山の天気は何があってもおかしくない。
スイス・フランス国境 車窓の雪山
町が見えると看板の文字がフランス語で、やはり雰囲気が違ってきた。
バスの車窓から見えたこの眺望でストップ号令!
バスを下りたので画像が本来の色で撮れた。
中央が西ヨーロッパの最高峰であるモンブラン(2007年計測では4810.9m)・・・イメージ通り真っ白である。
こちらはバスの中から。。。
ホテル近くのバス停前で下車した。・・・ここからもモンブランが見えていた。
モンブランよりも目を引く・・・エギーユ・デュ・ミディ展望台・・・明日はこの山頂にいるのだ!
本日のホテル「パークホテル・スイス&スパ」へ・・・
18時過ぎ、バスが入りにくい路地だったのか?ホテル手前に到着!宿泊手続きなどでも若干時間がかかり
部屋に入れたのは19時前、その後近くの別の四つ星ホテル内のレストランへ移動、19:30分頃ようやくディナーとなる。
細い道路だったので少し歩いて到着!ホテルのロビー天井に下がっていた角の飾りは、本物か?
シングルが二つのWで布団もシングル二つ、マウントビューではないが立地条件は良かった。
ベランダとお風呂
唯一のソープ・・・トイレは流すボタンが高い・・・ドライヤーは使い辛く、途中で持ち手が外れて火傷しそうになった。
パークスイスは四つ星ホテルだったが、無用のソファやテーブルが多く、トランクを広げる場所に苦労した。
お茶セットあり、散歩が長かったので飲む時間はなかったが、他の人からチョコドリンクが美味しかったと言う話を聞いた。
その他、夕食は外のレストランで食べたこともあり、四ツ星と三ツ星の違いが余り分からないほどである。
夕食は駅前のレストランへ。。。
宿泊したシャモニホテル近辺地図
ホテルから徒歩でレストランへ・・・どのレストランも外テーブル席は人気のようで満員
シャモニ駅前を通って。。。
入口に「m」と書かれた、駅近くの四つ星ホテルのレストランへ・・・前菜のハムサラダ
メインはグラタン風 ガトーショコラケーキのデザート
モンブランの夕焼け。。。
ディナーの帰りは、開いているお店を冷やかしながら歩いたので、既に21時頃になってしまったが
私には嬉しい事にシャモニのバルマ広場でちょうど夕焼けとなり、モンブランが赤く染まる光景を見る事ができた。
21;20・・・町から望めた山の夕焼け
モンブラン
エギーユ・デュ・ミディ展望台
21:25・・・夕焼けが終っても、しばらくは町が明るい、中央奥はサンミッシェル協会
久々に山の夕焼けを見てホテルに戻った。
そして今日は連泊初日の恒例行事!今度は3日分のお洗濯が待っていた(^^ゞ
ちょっと無理して洗ったので、2日目に怪我した指がジンジン・・・鎮痛剤を飲むほどではなかったが痛かった(>_<)
一人痛みに耐える・・・何を思ったか日本から、傷テープ等、大小何種類も持参してきた事が、結果役立ったのであった。
いらない荷物も沢山あったが、何が必要で何が不必要かは、その時の状況次第であり、備えあれば憂いなし!
<7日目 7/18(月) > シャモニホテル~<市内バス>~ル・トゥール~シャラミヨン駅経由リフト頂上駅~バルムのコル
~ル・トゥール~<市内バス>~レ・ブラ~フレジュール展望台~<市内バス>~シャモニホテル(連泊)
フィヨルドの知識が余りなかった私ですが、旅行社のページを覗いてみたら、
フィヨルドができるまでと言う解説があって、その正体とそんなツアーがある事を知りました(^^ゞ
カナディアンロッキーはピークを1つしか踏んでいない事と、湖を目にすることが多かったので
海面ではないけど、どちらかと言うとフィヨルドに近い眺望でもあったかな?
出入り9日間、少し物足りない思いで帰国したので、今度はエスプラナーデの山小屋トレッキングに行きたいと思いました。
ヨーロッパアルプスは出入り12日間で、天気にも恵まれ大満足の帰国でしたが
次に行くとしたら、雪山装備で何処かのピークを1ヵ所だけでも踏みたいと思いました。
それぞれにもっと深く知りたいと思う贅沢な私なので、どちらのタイプも選べないかも知れませんね(*‘ω‘ *)
田中陽希さん、富士写ヶ岳方位盤設置の記念行事とかで10月9日に金沢にも来るようです。
百名山を目指しておられたんですね!私の知る限り達成を目標にした方は、年に20座位一気に登っています。
行ける環境もお金も必要ですが、皆さん勢いで達成していると言う感想です。
なので10年とは言わず、5年くらいを目標にして頑張ってください(^^)/
私の方は今年は色々あって、山に登る回数もグッと減って、夏山にもほとんど行けませんでした(^^ゞ
ツェルマットでは雨の街並みを散策して夕食前にスーパーでパンとチーズと赤ワインとコルク栓抜きもついたナイフを買い、仲良しになった夫婦を招き、私らの部屋で小宴をあげました。こんなことが雨風の風景よリ強く思い出に残ってます。
その2年後カナディアンロッキーに行ったわけですが、アルプスはロッキーに比べていささかキザですね。SNOOPYさんはどっちのタイプ?
両方とももう1回は行きたいですが、日本百名山もまだ30座余り残っているし・・・。先日、高岡で田中陽希の講演会があり、帰りに彼の本を買って、サインをお願いしたら、はげ頭入りの丁寧なサインを本に書きこんでくれました。で、元気な時より5割増しほど時間がかかるのでやはり、百名山もあと10年以内で登りたいし・・・・うーん。
ちなみに今年7月はハイキングなしの北欧3国ツアー、(スゥェ―デン、ノルゥェ―、デンマーク)特にフィヨルドを見に行ってきました。途中、標高1千m程度なのに残雪が車窓からたくさん見えました。まっ、海外トレッキングも「夢」というほど大げさに考えず気楽にいきましょう。
はい、見飽きるほどで(^^ゞ・・・到着日を含めて3日間は、この先の天気はどうなるかと思いましたが
この旅のメインである、マッターホルン・モンブラン・ユングフラウ3山の眺望が目前で見られて、お天気運には感謝ですね!
いっちゃんさんの話を聞いたら、そうだったんだーと思いつつも、益々運の良さを実感しました(^^♪
いっちゃんさんが5年前に回った3ヶ所とは、ツェルマット・シャモニ・グリンデルワイトでしたか?
エギーユ・デュ・ミディ展望台が快晴で良かったですね!私達も快晴でしたが、その代わり大混雑でした!
雪上のトレースを歩いている人が小さく見えていたので、確かに行けそうな気もしたけど、
重装備でお互いをロープで繋いでいる人達の姿も見えたので、私は見ているだけで怖かったです(^^ゞ
また行きたいスイス・・・夢の夢だけど、2週間位滞在して、好きな場所を歩き回りたいです(*^^*)
モンブランのエギーユ・デュ・ミディ展望台だけは快晴で私でも頂上に行けそうな感じがしました。まっ、運不運はありますがスイス滞在期間が6泊では、はずれもありますね。SNOOPYさんとの人徳の差かもしれませんが。