雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

残雪の白山…砂防新道往復

2013年06月20日 | 百名山の山

弥陀ヶ原の雪原と白山


2013/6/17(月)  残雪の白山 (2702m)


自宅(4:30)→別当出合P(6:00)→登山口(6:25)→中飯場(7:00)→別当覗(7:45)→南竜分岐(9:10~20)
→黒ボコ岩(10:20)→室堂(10:50~11:10)→山頂(11:50~12:10)→室堂(12:35~55)
→黒ボコ岩(13:10)→甚之助避難小屋(14:00~10)→別当出合(15:40)~お風呂~自宅(18:30)


涼を求めて1250mの別当出合登山口へ


今回の登山の目的は、標高差1000m以上のトレーニング(第二段)である。
7月に予定している10年振りの海外、「カナディアンロッキーハイキング」に向けての足慣らしトレーニング!
山慣れしている他のメンバーに比べてやや不安である、と言うMさんにお誘いを頂いたので
同じく不安な私と(2人で)、蒸し暑い日が続いている事もあり、涼を求めて白山へ登ることになった。

計画では、別当出合(1250m)から室堂(2450m)往復、標高差1200mで目標達成であったが
曇り予報が当日晴れに変わり、11時前に室堂に到着できたので、山頂まで往復することができた。

昨年の6月にも残雪の白山にトライしていたので、昨年のブログを読み返してみたら…
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2年前、2010年は8月11日 に登ったのだが、山頂をスルーしてお花松原を回ってピストンで下山している。
昨年、2011年は7月2日 に登ったのだったが、天候不良(濃霧)で山頂は諦めて室堂までで下山している。
そして今回、2012年は6月3日 に挑戦!残雪の白山山頂を目指すも、またまた天候不良などで下山
や、や、やばい!… (*_*) 3年連続で山頂を踏んでいない事実が発覚!!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
…と書かれていた!

え~~~っと言うことは、4年目にして久々に山頂を踏んだ!!という事実に気付く!(^^ゞ

白山の残雪情報は色々聞いていたので、今回は6本爪の軽アイゼンを持参した。
甚之助避難小屋手前辺りからの雪渓はまだまだ健在であり、雪渓を直登して何気に後ろを振り返ったら
甚之助避難小屋が眼下に見えており、一瞬あれあれっ?いつの間に通り過ぎたのか?
上から見たら良く分かるのだが、雪が残る時期は避難小屋経由は若干回り道になるようだった。

小屋上から黒ボコ岩直下の雪渓までは、夏道、雪渓、夏道、雪渓の繰り返しであったが
南竜分岐付近の残雪は多く、ここからやや急登となりトラバース気味に歩くこともあり、アイゼンを付けた。
つぼ足でも行けそうだったが、時々夏道に入っても差ほど苦にならず、やはり安定して歩くことができた。

弥陀ヶ原の木道はまだ全体的に雪に埋もれていて、広い広い雪原である。
ここから見上げる五葉坂から山頂までの登山道に雪はなく、しっかり夏道となっているようだった。

室堂に到着し、若干風はあったが空は青く穏やかで、目の前の御前峰が鮮明である。
まずは腹ごしらえをして、ザックは室堂にデポして、必要なものだけ持って山頂へ向かった!
室堂まででも十分だったが、山頂からの360度は、やはり気分爽快であった。

下山では、室堂から水屋尻雪渓を下ろうか?と言う話も出たが、真面目に?五葉坂を下り
午後は雪も緩くなっていたので、つぼ足で滑るように、トラバース箇所は慎重に下りて来た。

平日と言ってもやはり人気の白山、擦れ違う登山者は多く、下山途中でも登りのグループあり!
室堂に泊まると言うグループもいたのだが、3時頃に登って来た単独男性は、もしや避難小屋泊まりか?
甚之助避難小屋は、6月15日から外にある水道が使えるようになったと言う情報であったが、
まだ全ての雨戸が閉められていて、日中でも小屋内は真っ暗、山開きと雨戸開きは同日予定かも?

自宅で見たニュースによると、本日は真夏日となり、金沢の最高気温が31度を超えたのだとか!
この先、白山の雪解けはあっという間なのだろうが、花の白山と言うにはまだまだ早すぎた。
それでも覗付近では、サンカヨウとニリンソウが見頃であり、日当たりの良い夏道付近でも花がチラホラ。

帰りは市ノ瀬に戻り、またまた永井旅館にお邪魔して、温泉に入ってさっぱり (*^^*)v
玄関にジュースやアイスクリームが置いてあるのだが、いつ覗いてもアイスはクリーム系しかないので
ガリガリ君のようなかき氷系を置いて欲しいなーと言ってみたら、受付の女性が「分かりました!」と、
良いお返事をしてくれたので、これを読んだ皆さん、下山後アイスが食べたくなったら永井旅館を覗いてね!

先日のチブリ小屋往復で、ブヨ?に刺されたのか?次の日は足が10cm程腫れたのだったが
今回もまたやられた!(>_<) 顔と耳と手と足…10か所も蚊?に刺されて広範囲に真っ赤!
先日薬局で買った、強力ムヒでも効き目なし!我ながらデリケート過ぎる肌が、マジで辛い!(@_@。。。


整備中だった別当出合には「ベンチ」が沢山置かれていた。



いつも記念写真を撮ってスタートした石塔の前にも「ベンチ」が…新しい案内板もある。



別当覗(1750m)付近は、イチリンソウとサンカヨウが群生し見頃だった。



ポツポツあった残雪も、標高1800m過ぎから本格的雪渓に!



あれっ?振り向いたら甚之助避難小屋が眼下に!



南竜分岐…ここからアイゼンを付けて雪渓のトラバースが始まる。



雪道ならではの見通しの良さか?…夏道を所々雪渓が覆い、先が一目瞭然!



最後まで(7月初旬頃まで)残る黒ボコ岩直下の雪渓!真っ直ぐに横切るのが安全だが、
この雪渓は黒ボコ岩近くまで続いていたので、私達の前を歩く単独男性は、雪渓を直登して行った!
黒ボコ岩からこの雪渓を見下ろすと、かなりの急下りであった。(雪渓の下りは避けた方が無難)



雪渓を渡り切りアイゼンを外して、我々は夏道を行った。(右側が黒ボコへの雪渓)


 
       途中にあった延命水                   延命水の岩の上に群生…「リュウキンカ?」



延命水を過ぎると直ぐに黒ボコ岩



黒ボコ岩と別山



黒ボコ岩のベンチに止まった蝶 「 ヒオドシチョウ」…生息が少ない蝶である。



五葉坂から、真っ白な雪原の弥陀ヶ原を振り返る。


室堂に到着!



山荘手前はまだ少し雪に覆われていた。



室堂の白山神社前広場は、黄色いショベルカーが置いてあったので、ここだけ除雪されたようだ。


予定より早い到着だったので山頂に向かう。。。



途中から室堂と別山を見下ろす!



こちらは山頂からの室堂



山頂からの大汝峰


下りでは甚之助避難小屋に寄ってみた。


 
   こちらは旧避難小屋跡地                    整備された別当出合に戻ってきた。


花は少なめだったが、やはり目に留まると癒される。。。


 
       マイズルソウ                      コケイラン…(老少年さんありがとう)
           

   
  タニウツギ                             ショウジョウバカマ


   
エンレイソウ


コメント (15)
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