まだできる事はある

人間を慈しむ事さえ出来ない人が、わが国を指導してきたとしか、思えません。今こそ私達の目指すべき道を本気で考えるべきでは。

シンガポールに負けたわけ

2010-08-19 20:12:36 | 経済

シンガポールに負けたわけ 8/19

 

GDP(国内総生産)の総計では中国に追い越され、一人あたりのGDPではシンガポール、香港にも、日本国は負けてしまった訳です。

勿論現時点では香港に逆転を許していませんが、追い越されるのは時間の問題でしょう。


 

以下、掲載日:2010年2月16日の再掲です

 

シンガポールに負けたわけ

IMF(国際通貨基金)の調査にて、2007年度一人あたりのGDP(国内総生産)は、シンガポールは3万5000ドルを超え、日本を抜いたと発表されています。

一人あたりのGDPは1994年に日本は世界一でした。

ところが、一昨年には17位、昨年には22位となり、40数年ぶりに日本はアジアで2位の立場に転落しました。

香港にも急迫されているので、このままでは香港に抜かれるのも時間の問題、それどころか4位の韓国にも抜かれる可能性が出てきたのです。

 

金融面でみると、シンガポールではテマセックやGICという政府系金融機関が年金などの資産運用をしており、この30年近くの運用実績は年率平均で10%程度はありました。

この年率平均10%で複利の資産運用をすれば、24年間で丁度10倍、30年間で17倍となります。

 

シンガポールのGDPは30年位前には2000ドル程度であったので、この数字はまさに、驚くほどの的中ぶりです。

シンガポールの様に30年で経済発展が17倍とは行かなくとも、日本でもこの15年で二倍の経済発展は可能でした。

 

それを潰してしまったのは、まさに日本政府(政官財)なのです。

年間86兆円の裏予算、無駄遣い。(15年分では1290兆円となり、これまた国民一人当たり1000万円の借金額と見事に一致しています。)

 

更にはバブル崩壊時の金融機関救済と称しての政治と金融との癒着隠しを目的とした無謀なるゼロ金利政策による経済破壊。

それさえ無ければ私たちの現在の給料は、15年前の二倍あった筈なのです。

 

残念としか言い様がありません。

 

以上は、掲載日:2008年7月21日の再掲

 

 

何故日本国は停滞しているのか

シンガポール駐在の日本人から見て

「シンガポール人がそんなにがんばっているという実感はない。毎日のように遅刻はするし、仕事が残っていても平気で帰ってしまうし、日本人の目から見て生産性が高い民族とはとても思えない。日本人がシンガポール人に負けているというのが、どうしても信じられない。」と言うのが本心でしょう。

 

先進国では経済が成長すれば、成長率はある程度低下する事は止む無き事でしょう。

しかし、全世界の平均年間成長率が、この20年間5パーセントであったのに対して、日本国の平均年間成長率は、この20年間で、0パーセントを下回った模様です。

 

私見では日本国の平均年間成長率は、この20年間で、5パーセントは達成出来ていた筈です。

即ち、この20年間で、年間GDPは、1200兆円達成も夢ではなかったと、私は考えています。

ところが、最新のGDP予測は何と名目450兆円にも達していません。

つまり日本国の庶民は20年前より貧乏となってしまった訳です。

 

シンガポールの経済人たちは驚きを隠せないそうです。

資源の何一つ無い、只の小国シンガポールが、何故、技術、教育、知性、勤勉性、全てが格段に優れた日本国に勝利出来たのか。

本当にシンガポールの経済人たちは驚いているようです。

 

官僚とマスコミに、幾度でも主張したい

現在の日本国に、国民の足を引っ張って貧民国に陥れる。

それを楽しんでいられる程の時間的余裕など無い。

もう二度と日本国を貧民国に陥れた、政官財、マスコミの過去のやりかたが、決して許される事が訪れ無い事を。

 

政権交代により、甘い汁が吸えなくなったこのシロアリ達にもう二度と出番が無い事を。

 

もうそろそろ、止めてくれませんか。

国民の税金、年金をちょろまかし、国民を塗炭の苦しみへと追いやっていた自公政権と、財界、官僚、マスコミ達が、政権交代に逆恨みして、井戸塀首相や、日本国の救世主たる改革の旗手を陥れる策略、猿芝居は。

 

我が国の国民が此れ以上、あなた達の猿芝居に躍らせられる筈など無いではありませんか。

国民は既に気付いていますよ。

民主党に政治と金の問題など、そもそも最初から存在していなかった事に。

 

当然ではありませんか。

政権与党であった、自民党の国会議員以外に誰が好き好んで袖の下を渡すものでしょう。

小沢一郎の三秘書を逮捕拘留した時点で、検察と自民党、マスコミの敗北は既に決定していた訳です。


金融経済の基礎-ゼロクーポン債

2010-08-18 18:40:06 | 経済

金融経済の基礎-ゼロクーポン債

掲載日:2008年12月23日

 

ゼロクーポン債とは?

ゼロクーポン債は、期間中の利払いが無い代わりに、購入時の価格を額面よりも安く設定し、償還時には額面通りの金額を受け取れる割引債であり、クーポン(利息)の付かない債券の事です。

 

償還までの複利利回りでの運用が確定しているため、より安定した余裕資金の長期運用が可能です。

通貨・債券の種類としては、米国債、カナダ国債、フランス国債などが有り、

債券の平均残存年数は1年程度から20年以上のものまで、流通量の多い米国債であれば種類が豊富です。また中途売買も可能です。

 

以下の例の様に、年1回複利利回り5.07%で資金運用すれば、

61万円の資金が10年後には100万円となります。

つまり10年後には100万円となる債券を、現在61万円支払って購入する訳です。

世界の金融経済の基本は、この資金の複利運用にあると言っても過言では無いでしょう。

 

一例、2006年発行、米ドル建て10年債

発行体 国際復興開発銀行(世界銀行)

売出価格 額面1,000米ドルにつき610米ドル

利回り(税引前) 5.07%(年1回複利利回り)

発行日 2006年7月27日

償還日 2016年7月27日

購入時(元本)<2006年> $6,100、為替レート 115.50円704,550円

704,550円で購入。

償還時(元利合計)<2016年> $10,000、

為替レート 115.50円、であれば1,155,000円、

為替レート 65.00円、であれば65万円

為替レート 140.00円、であれば140万円の受け取り。

 

1996年から2006年までの、ドル/円推移

最高値147.26円1998年8月、

最安値101.45円2000年1月

 

米国債10年物の利回りは12月23日現在2.177%ですから、

米国債10年物は10年後に1.2403倍となり、$10,000の売出価格は$8,062の計算値となります。

 

また、2007/7/13には5.097%でしたから、$6,100以下でした。

つまり、5.07%では$6,100、2.177%では$8,062と金利が下がれば債券価格は上昇する訳です。

 

年金資金の複利運用

この資金の複利運用を国家的規模にまで推し進めた制度として、年金制度が有ります。年金資金の複利運用利率を年金の予定利率と言います。

日本の年金の予定利率は、1997年度までは年率5.5%、

2004年度以降は年率3.2%です。

この予定利率は相互の約束事ですから、変更は許されません。

 

以下国民年金を考えます。

国民年金保険料金を月額14,100円、払い込み期間を40年間と仮定すれば。

年金支払い期間は20歳より60歳までの40年間、受給期間は66歳より86歳までの20年間とすれば、実質36年間の複利運用期間となります。

月額14,100円、払い込み期間40年間の払込総額は676万8千円。

年率3.2%の予定利率で考えれば。36年後には3.1079倍の2103万4千円になりますから、受給国民年金月額は87,643円となります。

 

この金額は2004年度以降国民年金保険料金を払い始めた若者達の当然なる権利であり、国家の税金は使われていません。

国民年金は国民の相互扶助であると言う、政治家、官僚は無知蒙昧の輩か詐欺師か、のどちらかです。

 

以下は昨年の記事ですが参考として下さい。

 

お金の教室2007年11月16日

私が「債券投資っていいかも」と初めて感じたのは、米ドル建てゼロクーポン債との出会いでした。債券にはあらかじめ決まった時期に利金(利息)が支払われる利付債券と、利金支払いがなく、その分購入価格が低い割引債券があります。ゼロクーポン債はクーポン(利金)がゼロ、つまり割引債券の一種です。私が「米ドル建てゼロクーポン債」の存在を知ったのは1983年の年末のことでした。

 

このときの米国10年国債利回りは年11%台の複利利回りです。そして私を虜にしたのは20年後に償還を迎える米ドル建てゼロクーポン債でした。20年後の1万ドルがなんと800ドルで手に入るのです。

この債券は無事20年後償還を迎えることができれば、持っているだけで投資元本の12倍が約束されているわけです。20年間、年13%複利利回りということは、20年間継続して年13%ずつ勝ち続けることを意味するはず。



 

図は1983年から2003年までのニューヨークダウ株価指数の推移です。1983年年末の水準は約1200ドル程度。ITバブルの時はおよそ10倍の12000ドル程度までありました。ニューヨークダウ株価指数は特に89年を越えてからは急上昇しました。89年2000ドルから95年4000ドル、97年8000ドル、そして99年には1万ドルの大台に乗せました。

 

「長く株式投資をやっているけど儲かったためしがない」という人の大半は、途中で大きな損を抱え投資をあきらめて、相場がよくなってまた再開し、そこでまた損をして投資をあきらめる、を繰り返す人です。債券のように保有しているだけで投資が継続できる、メンテナンスいらずの金融商品が何故、投資家から注目されていないのかが不思議です。

■今回の執筆者前川貢(ファイナンシャルプランナー)

 


1ドル60円に対処せよ

2010-08-17 21:22:05 | 経済
1ドル60円に対処せよ 8/17
リーマンショックによる、2008/12/18の、米国債10年物の金利が2.064パーセントの歴史的安値となった事に拠り明白となった破綻寸前の米国経済は、自国通貨の切り下げに拠り債務の削減を図った訳です。
2009/6月5日に、3.840パーセントの高値となった事が、それを証明しています。
 
以降2009年5月より2010年6月まで米国債10年物の金利は、3.2パーセントから4パーセントの範囲で動いてきましたが、6月30日には2.935パーセントをつけ、
また、8月16日には2.568パーセントをつけました。
 
米国経済はどうやら二番底を伺う深刻な状況となりそうです。
我が国は1ドル60円に対処する必要がありそうです。
 
 
 
以下記事をご参照下さい。
米国経済は二番底を伺うか 7/03
 

米国経済の近未来、ドル安とインフレ

2010-08-17 17:19:27 | 経済

米国経済の近未来、ドル安とインフレ 8/17

掲載日:200966

 

米インフレの潮流と、デフレ放置の日本

以下は、掲載日:20071225日の投稿文であるが、それから一年半を経過しようとしている現在では、更にその意義を強めています。

どうして我が国が、この様な自明な理を採用しなかったのか。

残念でなりません。

 

おかねとは

(同文再掲載)

 

国家に於ける紙幣の流通量とは、

農業に例えると農地に於ける灌漑用水量、と同じです。

少ないと旱魃し作物が育たず、多いと肥沃な土が流され同じく作物が育ちません。

かつて我が国では、景気の良い時代に、地域振興券等のばらまき政治を行いました。

 

紙幣流通量の多い時に、ばらまき政治を行うのは、農地に於ける灌漑用水量の過多と同一です。悪性インフレを齎すのみです。

ばらまき政治は今、現在にこそ景気回復の特効薬として実行されなければ為らない大切な事なのです。

 

国家にとって大切なことは、田畑に水をやるのと同じように、

紙幣の流通量を国民の暮らし向き、という視点から適正に管理する事です。企業経済のみに目を向けていては国民の暮らしがおろそかになります。

紙幣発行を国家予算の範囲内で遣り繰りしようとするから、苦しくなるのみなのです。

 

国家経済は家庭とは違うのです。紙幣など単なる紙に過ぎません。

我が国の現状は人類経済史上有ってはならないデフレという状況に陥っています。しかしこれを解消する事など、ごくたやすいことなのです。

紙幣を乱発する。あってはならない事ですが、その事のみが日本国の景気を回復出来るのです。

 

我が国は本来、遥かに豊かな国のはずであり、世界一豊かな国としての恩恵が授けられていたはずなのです。

ところが国民の幸せを第一、日本国の繁栄を第一と考えない一部の政治家官僚たちにより、我が国の幸せが奪い取られてしまったのです。

彼らを追放することが、我が国再生の第一歩なのです。

しかしそれ以前にこの災難こそが、我が国の現状を救う絶好の機会と考えるべきなのです。

 

今こそ、その好機を利用すべき、まさにそのときなのです。

世界経済史のなかで、紙幣の乱発によって国家経済を立て直した国など無いと、不安に思われるかも知れません。

しかし恐れる必要など有りません。失敗など有り得る筈も無いのです。インフレ率を監視し、物価上昇率が五パーセントを超えたなら紙幣の乱発を止めれば良い、それで済む事なのです。

 

この様に状況を確認しながら紙幣を発行して、長期的には国民一人当たり一千万円の借金を徳政令として棒引きする、その事が最善の解決方法なのです。

問題は紙幣の流通量を国民の暮らし向き、という視点から適正に管理する、この事のみなのです。この一点を守りぬきさえすれば、日本経済に悪影響が出ることなど無いのです。年間インフレ率、三パーセントの良性インフレを継続する事さえ出来れば日本経済は安泰なのです。

 

日本国が再び世界のお手本となる国家へと返り咲くことさえ夢ではありません。

今現在のデフレ状態こそが最悪である。

まずはその事実を認識するべきなのです。

 

米国経済の近未来、ドル安とインフレ

米国債10年物の金利は、1994年の8パーセントを高値とし、98年には4.2パーセントの安値、2000年には6.8パーセントの戻り高値、2003年には3.1パーセントの安値、2007年には5.3パーセントの高値、2008/12/18には、2.064パーセントの歴史的安値を記録しました。


          
 

以降、私まだできるの予想に反し、一転して上昇、昨日65日には、3.840パーセントの高値を記録しています。

ゼロ金利政策下での、米国債10年物の金利が3.840パーセント。

常識では考えられません。

  ・

これは如何なる事かと考えれば、米国経済界が金利上昇を当然なものとして織り込んでいるとの共通認識に至らざるを得ません。

米国はこれから、ドル安インフレへと突入し、現在の債務を少しでも帳消しとしたいとする方向に転じている事は明白です。

  ・

我が国が手をこまねいて、デフレ経済を温存すれば、ドル安円高の流れを受けた更なる経済減速は確実なものとなります。

至急インフレ率3パーセントあたりを目標として、紙幣流通量の飛躍的増大を目指さねば、我が国の経済破綻は火を見るより明らかなるものとなるでしょう。

 


省エネ目当てのエアコン買い替えは大損だった

2010-08-16 17:13:38 | 暮らしと社会
省エネ目当てのエアコン買い替えは大損だった 8/16
電気店で店頭表示のエアコンの「目安電気料金」を根拠として省エネのためにエアコンを買い替えられる方も多い事でしょう。
しかし買い換えれば節約できる筈だった電気代が予定の六分の一の節約に過ぎないと知ったなら、どうでしょう。
 
以下の記事に拠れば、関東地方の家庭に於ける実際の年平均の冷暖房使用時間は741時間、一時間当たりの平均電力は341ワット、一年間当たりの平均電気料金は5,566円だそうです。
 
ところが従来での店頭表示のエアコンの「目安電気料金」は、東京の場合、冷房使用時間が実態の3.2倍、暖房は9.1倍も使っているという想定であり、一年間当たりの平均電気料金は32,428円と表示されている訳です。
 
その結果、一年間で三万円も電気料金を節約出来るなら、五年間で15万円節約出来るので、我が家のエアコンはまだ動くけれど「15万円節約のために新品に取り替えよう」、やっぱり新品は気持ちが良いね。の筈が大間違い。
 
一台のエアコンで年間の電気料金が、五千円と三万円とでは大違いです。
一年間で三万円も電気料金を節約出来る筈が、僅か五千円の節約に過ぎなかったのです。
 
これはエアコン会社の意図的なワナだったのでしょうか。
エアコンは壊れてから買い換えるのがお得のようですね。
 
<エアコン>「目安電気料金」省エネ効果、過大表示
8161142分配信 毎日新聞
 
 店頭に表示されているエアコンの「目安電気料金」が、実態の約6倍も懸け離れている可能性のあることが、産業技術総合研究所の田原聖隆(きよたか)主任研究員らの調査で分かった。性能試験に使う時間を算定根拠にし、家庭での使用状況を把握していなかったためで、エアコンの買い替えによる節約額や二酸化炭素削減量が実態より過大評価されている恐れもある。節約額を買い替えの目安にする人も多く、経済産業省は見直しを検討している。
 
 ◇経産省見直しへ
 目安電気料金は、経産省が06年に導入した「統一省エネラベル」に表示されている。また、エアコンの電気料金は、日本工業規格(JIS)の測定法に基づいた消費電力量に1キロワット時当たり22円を乗じて算出する。
 
 産総研は2月、全国3754世帯を対象に、エアコンの使用状況をたずねた。それによると、関東地方の家庭(計350世帯)の場合、年平均の冷房使用時間は436時間、暖房は305時間。4キロワットの機種の消費電力は253キロワット時(電気料金換算5566円)だった。
 
 ところが、統一省エネラベルの計算方法では、東京の場合、冷房使用時間が実態の3.2倍、暖房は9.1倍も使っているという想定だった。その結果、4キロワットの機種の消費電力は1474キロワット時(同3万2428円)となり、実態の5.8倍になった。
 
 一方、冷蔵庫など他の家電の統一省エネラベルは、平均的な使用実態に基づいて表示されている。経産省資源エネルギー庁は「現在、基準にしているJISは性能を測るためで、使用実態を反映していないのは事実。当時は実態データがなく、JISを使うことが一つの割り切りと考えた」と説明、JIS改定の検討に着手した。
 
 ◇裏切られた思い、主婦連環境部長
 政府は温暖化対策の柱に「省エネ製品の選択」を掲げているほか、利用したエネルギーを数値で把握する「見える化」を進めている。主婦連合会の有田芳子・環境部長は「エネルギー消費量は商品選択の重要なポイントだ。過剰表示は、意図的ではなかったとしても、(制度や日本のメーカーの)透明性を信じてきたので、裏切られた思い」と話す。【大場あい】
 
 【ことば】統一省エネラベル
 省エネ法に基づき、小売業者が店頭で家電などの省エネ情報を消費者に提供するためのラベル。経済産業省が、星の数で省エネ性能を示す「多段階評価」や年間の目安電気料金などの記載内容、電気料金の計算方法を決めている。
 

人類滅亡までの時間

2010-08-14 16:06:01 | 進化論

人類滅亡までの時間 8/14
掲載日:2007年12月27日

       

産業革命後化石燃料の消費量が飛躍的に増大し始めたのが約100年前で現在ではほぼ安定した消費量となっています。
私たちが使用しているエネルギーのうち約9割が化石燃料で賄われています。
その中でも私たちの生活に無くてはならないものとして石油があります。石油の無い生活を想像してみて下さい。

自動車、船舶、航空機全て使えません。ファンヒーター等の暖房器具も使えません。またナイロン、化学繊維も使えませんから衣類や毛布も高価でごわごわしたものになります。勿論すべてのプラスティック、ペットボトル、歯ブラシも無くなります。
石油はあと何年すると使い切ってしまうのでしょうか。

分母に石油使用量、分子に人類が採掘可能な埋蔵量を置くとき、石油を使い切ってしまうまでの時間が示されます。
この数字はずいぶん前から言われていて、オオカミ少年的に考えられてきましたが、最近では本質的、最終的な部分へたどり着き、もはや信ぜざるを得なくなってきました。

そのリミットは約40年、西暦2050年です。
するとどうなってしまうのでしょうか。
産業革命の頃、世界人口は僅か10億人程度でした。
ところが2050年代、現在から僅か50年以内に世界人口は100億人程度になると予測されています。

しかし、この世界人口の爆発的なる膨張、増加の原因は、石炭石油等の化石燃料を人類が活用した結果に過ぎません。
ところがこの化石燃料は50年以内に、完璧に枯渇する事が明白となっています。

その結果は明らかです。100億人の世界人口は、その後おそらく10年か20年程度で僅か10億人程度にまで減少するでしょう。
この地球が養うに足る世界人口は限られています。

このまま放っておけば、地球人類を養ってきたエネルギーが不足し、産業革命の頃の世界人口である、僅か10億人程度に逆戻りする事はやむなき事、必然といって良いでしょう。
地球人類の90パーセントが僅か数十年で死に絶える可能性が大である事を、私たちは本気で心配するべきです。

人類滅亡までの時間はもはや残り少ないと考えざるを得ません。
しかし諦めてはなりません。私たちには人類のみが持つ英知があります。まだ出来ることはある筈です。


DNAの解析

2010-08-13 16:12:02 | 進化論

DNAの解析 8/13

掲載日:2007年12月20日

 

以前は個人の特定に指紋が使われましたが、現在ではDNAが利用されています。

一個人を特定できるDNAとは細胞核内のDNAのことです。

ミトコンドリアのDNAでは種族を判別する事しか出来ません。

人体の細胞内には500内外のミトコンドリアが存在しDNA判別する事が出来ます。

 

このミトコンドリアDNAは、個体の母親のみの遺伝子を相続し父親の遺伝子は全く相続しません。

人類の先祖はたった一人の女性であった、との説を聞いた事があると思います。

ミトコンドリアにおけるDNA遺伝子は4種類の塩基による、一万七千の配列によって判別する事が出来ます。

 

またこのミトコンドリアにおけるDNA遺伝子は、細胞核内のDNAに較べてはるかに識別が容易で、現在では一万年前の人骨、その中でも歯を粉砕しそれよりDNAを抽出する事によって、一万年前の人類の種族を特定することさえ可能なのです。

ミトコンドリアDNAの解析により、北京原人等ではなく、私たち現在の人類は、約七万年前にアフリカより発生したと想像されています。

 

私たち日本人は、ミトコンドリアDNAの解析によれば、約16種類に大別できるとされています。

西洋人はアフリカ人の子孫に過ぎないと証明されて、どの様に感じていられるのでしょうか。

 


かぐや姫からの贈り物

2010-08-12 16:28:42 | 進化論

かぐや姫からの贈り物 8/12

掲載日:20071117


 


つきからの地球の出、地球の入りご覧になられたでしょうか。

あのいかなるものさえ絶対に寄せ付ける事があろうはずがない月

私達生命体は決して月に住む事など出来ようはずもありません。

私達が暮らす地球は何と美しい事でしょう。

 

宇宙から見た、地球、宇宙から見た、月

どうご覧になりましたか。

月、あなたは月を見てどう思われましたか

僕は月を見てこう思いました、不毛の地、死者住まう星

 

とんでもありません、月には死者などいません。

私は頭から冷水を掛けられた気がしました。

この地球が住みにくくなったならどこかの星に移住すればよい

何なのでしょう、この美しい地球を守ろうとさえもせずに

現在の私たちの技術力では絶対に実現不可能な事を言って

人心を惑わす、おかしいと思いませんか

 

私達はこの美しい地球、わたくしたちにとって唯一、絶対無二の存在であるこの地球、私達がそこにしか住まう事以外は選択出来ないこの地球、この美しい地球に生きている事に対して感謝の気持ちを捧げたいと思われませんか。

私達はいま私達に今出来る事で、私達の幸せを守り抜いて行かねばならない。

そう思われませんか。

 


モアイ像 

2010-08-11 20:40:48 | 進化論

モアイ像

 
このお話は南海でじっと島を見ていたモアイ像に聴いたお話です。

なあナロよ、わしはこう思うのだよ。我が部族は皆幸せだと思わないか、私達を幸せにして下さった神様に感謝の気持ちを捧げればならないと思うのだが。

仰せの通りで御座います族長様。我が部族にしか作れない、とても大きな石像を作って神様に感謝の気持ちを捧げては如何でしょうか、きっと他の部族もあなた様を尊敬する事でしょう。

こうして族長はモアイ像をつくることを決心しました。
しかし石切り場は遥か山の中です。どうにかして族長の希望の場所まで運ばねばなりません。
ピラミッドを思い浮かべる事も無く、ひととは利口なものです。
ナロは考えました、森の木を切ってコロの替わりに使おうと。

成功しました、立派なモアイ像が完成しました。
族長は喜びました、部族の誰も喜びました、素晴らしい偉業を成し遂げたと皆が喜びました。

こうなると他の部族もじっとしていられません。
こうして競い合うようにモアイ像が作られました。
しかし山にあった木々は一本残らず無くなってしまいました。

モアイ像が寂しそうに言いました、この私が作られた時には、
沢山の人々が私を崇拝してくれたものでしたよ。いまでは誰一人私に会いにきてくれませんよ。と

人類にみる滅亡の実例
モアイ像とはチリ領イースター島にある人面を模した石造彫刻のことです。
10世紀頃からモアイ像の建設が始まったとされています。
島民の人口については諸説ありますが一万人以上の住民がいたことは間違いありません。
それが1872年当時の住民の数は僅か111人であったと記録されています。

島の住民を育ててくれた慈悲深き森、それを伐採したが為に滅んだ愚かな住民、まるで私達そのものでは有りませんか。
繰り返してはなりません。

大発生に見る生物学的な必然としての滅亡、
それは、我々人類も例外ではありません。
ただ仮に大発生に見る生物学的な必然としての滅亡があるとしても、勿論、種が絶滅する訳では有りません。
この例で見れば百分の一でしょうか。
しかし恐ろしいとは思われませんか。

あなたは人類における大発生と滅亡の時期は何時頃だと思いますか。


星の一生

2010-08-10 22:05:32 | 進化論

星の一生 8/10

掲載日:20071114

 

無限に広がる空間、その中に目には見えないほどの大きさの原子と呼ばれているもの、さらにそれよりも遥かに小さな様々のものがあり相互に何ら関わりなく浮遊しています、それらが星、太陽の誕生から終焉までの時間と較べてさえ無限とも思えるほどの時間をかけ、そのひとつひとつが互いに引き寄せあい、やがて目に見えるガス状のものへ替わり、更に強い力で引き合い集積し交じり合いどんどん圧力を高め、これで一つの宇宙かもしれないと思われるほどの空間にある全てのものを集めつくしたとき、原子は集積し収縮しその圧力と温度を限りなく高め、爆発し炎上しその炎さえも自らの重力より逃れられなくなった-そのとき原子は融合し光を放ちはじめます。

 

太陽の誕生です。

その太陽が爆発したときの一滴が地球なのです。

原子は水素から初まって、私達に知られているものだけでも、元素として百種類以上あります。私達が太陽と呼んでいる星は、水素を次の段階の物質、新しい原子に作り替える時に発生するエネルギーによって光り輝いています。

私達はこれを核融合と呼んでいます。しかし私達の太陽における核融合とは核融合の中では一番はじめのものなのです。

太陽における核融合が終焉を迎えようとするとき、その大きさは地球さえ飲み込むであろうと想像されています。

そして終焉のときを迎えます。太陽の圧力が最大になったとき、その跡にはガスさえも残らない大爆発が起こります。

 

これが星の一生です。

永遠なるもの、空間と時間

しかし私達の太陽では原子をそう多くの新しい原子に作り替えることは出来ません。だが現実にはこの地球上には百種類以上の元素が存在しています。私達の太陽はこの宇宙が始まって最初の太陽ではないと言う事です。

一つの種類の原子がそれより質量の大きな原子に変換されるには、私達の太陽より何倍か何万倍か大きな太陽としての、星の一生が必要です。それが何千回か何百万回か繰り返されて現在私達が住んでいる地球が存在しているわけです。

この時間を考えるとき、私は現在言われているビッグバンという説や宇宙誕生の推定時間は過ちであると考えています。私達人類にとってそう見える程度の推論に過ぎないのではないでしょうか。

私達人類には決して宇宙の真理の全てを知る事は出来ないと考えざるを得ません。

 


二見伸明氏の悪党論 その三

2010-08-09 22:55:52 | 政治

■本物の政治家を総理大臣にしよう

 

 参議院選が終わって、一か月になる。914日に選出される民主党党首は、日本を率いる総理大臣になる。「好き嫌い」「かっこいい、わるい」という愚劣なレベルではなく、また、「親小沢、反小沢」という低次元の争いでもなく、民主党員は、大きな国家観、社会像を、冷静に吟味、判断すべきだ。「総理をコロコロ変えるのはよくない」という「安っぽい、アホウ同然の『常識』」など、糞くらえである。

 

 1993年、小沢一郎が世に問うた「日本改造計画」は、社会各層に衝撃的な影響を与えた。発行部数60万を超え、既成勢力にとっては「悪魔の書」だった。以来、この書を凌駕する「悪魔の書」はない。小沢は17年間、ひたすら、「国のかたちを変える」戦いを続けてきた。

 

 小沢は「日米対等」「日米中二等辺外交」を主張し続けている。日本はアメリカを通して中国と対峙して来た。小沢は「米」のみならず、日本にとって「中」も大事だと、米中を平等に捉えている。昨年、600余人を率いて胡錦涛と会見した小沢に、アメリカは不快感を抱いた。長い年月と巨額の金を使って買収・篭絡したはずの日本から「日米対等」を主張する実力者が出たことが、アメリカの逆鱗に触れたのだろう。

 

 「悪党」も一人だけでは日本の改革は容易ではない。小沢を超える、あるいは共働出来る「悪党」が欲しい。自分のことは棚に上げ、「重箱の隅」をほじくるのが政治だと錯覚している「潔癖・清潔症候群」の民主党国会議員は、ここで判断を誤ると、政権を失うだけでなく、国を滅ぼすことになりかねないことを銘記すべきだろう。

 

 菅総理に苦言を呈しよう。私は、元旦に開かれる恒例の小沢一郎邸の新春の集いで、何度か彼と話をしたことがある。それが、「小鳩」の辞任で、はからずも、総理の座を手に入れた途端、掌を返すように、しかもテレビを介しての「しばらく静かにしているように」発言には、唖然とした。これは人格を否定する暴言である。全共闘や新左翼の内ゲバならいざ知らず、常識人の世界では考えられない人間への侮蔑そのものである。

 

 「歴史にはもしもが利かず原爆忌」(後藤洋子)

 シャンソン歌手クミコの「INORI  祈り」が人びとの心を動かしている。米大使、国連事務総長が「平和記念式典」に初参加、核なき世界へ大きな一歩を踏み出した。オバマ大統領のプラハ宣言は、ある意味ではアメリカの守旧派やネオコンにとっては「悪党」宣言だった。

 

 「悪党」は一人だけでは大事を成し遂げることは出来ない。「悪党」を支える名もなき庶民が地から湧き出すように現れて、時代が大きく動く。庶民こそ、本物の「悪党」であるべきである。マスコミは「悪党派」か「反悪党派」か、それとも「日和見派」はたまた「ただの情報産業」人か。奇しくも一年前と同じように、日本は歴史の歯車を前に進めるか、後戻りさせるかの厳しく、熱い夏の真っ只中に立たされている。

 


二見伸明氏の悪党論 その二

2010-08-09 22:49:49 | 政治

■「悪党」は革命児だ

 

「悪党」は悪人ではない。既存の体制をひっくり返そうとする革命児だ。悪党とは、本来、鎌倉中・末期から南北朝時代にかけて現れた反幕府、反荘園の在地領主、新興商人、有力農民の集団をいう。歴史上有名なのは、天皇・後醍後を助けて鎌倉幕府を倒した流通業者・楠木正成である。

 

 幕末・明治維新期の「悪党」は坂本竜馬、西郷隆盛、大久保利通だろう。勝海舟を含めてもいいかもしれない。坂本竜馬は「船中八策」で、幕藩体制を否定し(大政奉還)、議会開設、官制改革、条約改正、憲法制定、海軍・陸軍の創設、通貨政策を提唱した。国のかたちそのものを、根本から変える革命理論であった。

 

 竜馬の理想を具現したのが、西郷隆盛、大久保利通である。徳川慶喜に大政奉還させ、版籍奉還・廃藩置県で幕藩体制にとどめを刺し、地租改正、陸海軍を創設して近代国家の礎・大枠を築いた。憲法制定、議会開設はこの延長線上にあり、当然の帰結だった。

 

 戦後昭和期の「悪党」は田中角栄だ。アメリカに相談せず、日中国交正常化、資源外交を展開した。怒り狂ったアメリカは、日本の検察に「ロッキード事件」を示唆し、でっちあげた「収賄事件」で田中の政治生命を絶った。これは、戦後の日米裏面史の知識がないと、理解し難いだろう。

 

 理解の一助に、「CIA 、ホワイトハウス、国務省の公文書館」の文書と「直接取材と一次資料に基づく」、ピューリッツアー賞を受賞したニューヨーク・タイムズのティム・ワイナー記者の「CIA 秘録」(文芸春秋)の一部を抜粋しておこう。

 

■自民党は買収されていた ── CIA秘録」の衝撃

 

★「CIA には政治戦争を進める上で、並外れた巧みさで使いこなせる武器があった。それは現ナマだった。CIA 1948年以降、外国の政治家を金で買収し続けていた。しかし世界の有力国で、将来の指導者をCIA が選んだ最初の国は日本だった。(中略)釈放後、岸(信介)は、CIA の援助とともに、支配政党のトップに座り、日本の首相の座までのぼりつめるのである」

 

★「フォスター・ダレス国務長官は19558月に岸と会い、面と向かって――もし日本の保守派が一致して共産主義者とのアメリカの戦いを助けるならば――支援を期待してもよろしい、と言った。そのアメリカの支援が何であるかは、だれもが理解していた」

 

★「CIA と自民党の間で行われた最も重要なやりとりは、情報と金の交換だった。アメリカ側は、三十年後に国会議員や閣僚、長老政治家になる、将来性のある若者との間に金銭による関係を確立した」。

 

★「アイゼンハワー大統領はCIA が自民党の主要議員に引き続き一連の金銭を提供することを承認した。CIA の役割を知らない政治家には、この金はアメリカの巨大企業から提供されたものだと伝えられていた」

 

★「CIA の買収工作は1970年代まで続いていた。『われわれは占領中の日本を動かした。そして占領後も長く別のやり方で動かして来た』。CIA の東京支局長を務めたホーレス・フェルドマンはそう述懐した」

 

 CIAは日本の買収に成功し、対米従属外交は自民党の「党是」になった。マスコミはこのことを、ほとんど、検証していない。官邸機密費も問題だが、別のワクと別のルートで、CIA 資金がマスコミにも流れていたのではないか、と疑わざるをえない。

 


二見伸明氏の悪党論 その一

2010-08-09 22:45:08 | 政治

二見伸明氏の悪党論 8/08

本日は二見伸明氏の渾身なる論評に感銘を受けました。

誠に僭越ながら「二見伸明氏の悪党論」を以下ご紹介したく思う次第です。

 

「悪党」待望論 ── 菅総理はどうする?

 小沢一郎は「悪党」である。もしかすると、とてつもない「大悪党」かもしれない。なにしろ、日本の歴史上初めて、「国のかたち」を変え、国民主体の国にしようというのだから。

 

■元の木阿弥じゃ ── 熊と八の憤りと嘆き

 

「えっ、憲法には国民が主権者と書いてある? 冗談じゃねえ。実際には、一番偉いのはお役人よ。国会議員なんざ、お役人の手のひらで踊る人形だ。地元では威張りくさっている知事や市長さんだって、毎年暮れになると、補助金欲しさに、揉み手して、役所にお百度詣りさ。それを地元の支持者たちは『中央に顔が効く』と、ばか丸出しで、感心してるってわけさ」

 

「ペコペコ頭下げて、補助金なんかもらいに行かなければいいのに」

 

「そりゃあ無理だな。今の仕組みでそんなことしてみろ。県も市も何の仕事もできねえ。学校の校舎の改修にしろ、保育所作るにしろ、何から何までお上にお伺いを立て、お許しをいただき、補助金をもらわなければ、何にも出来ねえ仕組みになっているのだ」

 

「つまり、知事も市長も、補助金で首根っこを抑えられているってわけか」

 

「補助金をやめて、その金を地方に『自由に使え』って仕組みに変えちまえばいい。そうすりゃ、知事は補助金もらいに上京する必要はないし、その分、カネと時間の節約にもなる。ところが、役人は、本音では大反対よ。地方に睨みが効かなくなるし、天下り先がなくなるから。補助金だけじゃねえ。役人は、独立行政法人や特別会計など、何から何まで、改革には反対なのさ。本気で変えるには、命を捨てる覚悟がなけりゃ出来ねえよ」

 

「事業仕分けなんて、格好いいじゃねえですか」

 

「役人は利口だから、議員さんの顔が立つように塩梅してくれるが、肝腎要なところは絶対に見せねえよ。それより、政治が財務省の下請けになるのでは、と心配だ」

 

「政治主導だろ。大臣が一喝すりゃ、役人は言うことを聞くんじゃねえんですかい」

 

「そんなわけにはいかねえな。普天間問題では、新米の総理大臣の言うことなんか聞いていられるかってんで、外務省、防衛省はサボったらしいな。棚ぼた総理の菅なんて、役人にかかっちゃ、赤子の手を捻るより簡単さ。『これを言えば歴史に名を残す名宰相ですよ』なんて甘い囁きに舞い上がっちまって、『消費税、消費税!』とは、正気の沙汰じゃねえ。これじゃ『これからは、俺たちが主役。国民の生活が第一の時代が来た、と喜んだのも束の間、元の木阿弥にしたのは菅じゃねえか』と怒るのは当然だろう」

 

「俺たちゃ、鼻もひっかけられねえってわけか」

 

「あたぼうよ。お役人は、昔で言えば『士農工商』の『士』。五百石、千石取りのお侍だ。首にならねえし、辞めた後も、天下りで小遣いを稼げる。一番えれえ事務次官の退職金は八千万円から一億円だぞ。大会社の社長だって、役人から見れば『工商』さ。要所要所に役人の目が光っている仕組みがある。熊さん、八つぁんの暮らし向きになんぞ、興味はねえんだ。

 役人の世界には『5%理論』なんて、信じられねえ考えがある。たとえば、学校の成績表の『5』はクラスの5%、12名だ。東大なんぞの『一流』大学出身の、一握りの『オール5』組が行政を握っていれば、国家は大丈夫という思い上がりだ」

 

「どうすりゃいいんだ、ご隠居?」

 

「電気紙芝居で、飛んだり跳ねたりしている政治家や、かわら版屋は『気楽な稼業ときたもんだ』だ。お役人が支配する国を、わしらが主人公の国にしようってのは、並大抵ではねえ。命はいくつあっても足りねえくらいだ。そんな土性骨のある奴、なかなかいねえ。そんな奴を探がそうじゃねえか」

 


進化論

2010-08-09 21:03:39 | 進化論
進化論 
メンデルの遺伝の法則、ダーウィンがガラパドス島で発見したという進化論、あなたは信じていらっしゃいますか。
あなたはチンパンジーが一万年後に人間以上の存在になっていると思われますか。
私達が何億年かの進化の過程をへて、ミジンコやぞうりむしの様な存在から人間となった事はまぎれも無き事実です。
事実は事実として認識しなければなりません。

さらにまた、ここで今現在、憂慮せねばならない事が有ります。
生態系における繁殖とその限界です。
生殖系における過度の繁殖はあらゆる生物、種族に関わり無く、法則、摂理に基づき滅び去るのが運命というものです。
私たち人類の滅亡は近いと考えて良いのかも知れません。

しかしあきらめてはなりません。
それは私たち人類だけが持っている、万物の霊長として、他の獣より優れた存在であるとしての自負、その気持ちです。
チンパンジーはどんなに進化しても人間になる事など有りません。人間を凌駕する生物は人間しか無い、この事実です。
一万年先の未来を想像して何になる事でしょう。

私達とその子孫にとって何ら関係無き話です。
私たちは決して猿と同じでは有りません。
私達には人類だけが持っている力が有ります。
私達にはもう進化の法則から抜け出せる事ができるだけの能力を持っているのかもしれません。

宇宙人の到来を待つまでも無く、私達にはべつの惑星に到達出来るだけの力がすでに備わっているのかも知れません。
私達には明るい未来を獲得できる能力がある筈です。人類は滅亡への道をあゆんではなりません。
それを決める事ができるのは現在の私達だけなのです。
私達は決して諦めてはなりません。
ここで負けては日本人の名折れです。

太陽光帆船の誕生

2010-08-07 17:14:00 | 太陽光帆船の誕生

太陽光帆船の誕生 8/07
掲載日:2009429



太陽光パネルの向きと形状 
一般的な太陽光パネルの大きさは、1kWあたり約810m2の面積が必要で、南向きに固定された太陽光パネルでの一日の発電量は3kWh程度です。

船舶上で太陽光パネルを固定していては、その半分程度の発電量しか有りませんので、太陽へ自動的に向きを変える事と、傾斜角度を60度位まで変える事が必要となります。

この場合の一日の発電量は6kWh程度となりそうです。

 

全長約200mの大型船での、太陽光パネルの設置形状を検討します。

設置できる甲板面積、180m掛ける30m、に風力の影響を受けにくい円形の太陽光パネルをマスト一本に四段取り付けます。

太陽が真上に来た時、パネルの陰になる事を防ぐ為、走行中はマストを少し傾けます。

 

太陽光パネルの直径は22m、面積は380 m2、マストは八本なので、

太陽光パネルの枚数は32枚、総面積は12,160m2、となります。

この場合の発電量は1216 kWで、

一日の発電量は7,296kWh程度となりそうです。

また、太陽光パネルは夜間での発電は出来ませんが、文字通り帆船用の帆として、風力を利用出来る事でしょう。

 

太陽光帆船の誕生

従来船は重油を燃料とする1100kWのディーゼル発電機を3台搭載しており、太陽光発電システムはこれらの補助電源としていたが、

太陽光パネルでの一日の発電量が7,296kWh程度あれば、

1100kWのディーゼル発電機2台分の代替発電機となる可能性を有し、ほぼ重油を使用しない運行も可能となるかもしれません。