まだできる事はある

人間を慈しむ事さえ出来ない人が、わが国を指導してきたとしか、思えません。今こそ私達の目指すべき道を本気で考えるべきでは。

平均寿命からみる国民年金の複利利回り

2013-05-20 18:07:58 | 年金

平均寿命からみる国民年金の複利利回り 5/20

 平成2 3年簡易生命表によると、男の平均寿命は79 . 4 4年、女の平均寿命は8 5 . 9 0年と前年と比較して男は0. 1 1年、女は0. 4 0年下回った。

 40歳男の平均余命は 40.69年

 

 国民年金の保険料額と年金額

 国民年金の保険料月額 平成25年 15,040円

国民年金の年金月額  平成25年 65,541円

 国民年金の保険料総額    15,040円×12×40=7,219,200円

国民年金の年金総額 (男)  65,541円×12×15.69=12,340,059円 

これは1.7093388倍であり、支払中央値と受取中央値までの

33年間としての複利利回りは年間1.64パーセントとなる。

 


国民を苛めて楽しむ政治家たち

2012-07-05 22:19:35 | 年金

国民を苛めて楽しむ政治家たち 7/05

 

はて、貧乏な病人の「せんべいぶとん」を借金のかたにひっぺがすのは

江戸時代では悪党の仕事とされていた筈ですが、平成の世では官僚と政治家の仕事となったようです。

 

日本国民はいつまで、騙されていることに気がつかないのでしょうか。

 

 

国民年金保険料納付率が過去最低を更新、58・6%

産経新聞 7月5日(木)17時39分配信

  厚生労働省は5日、平成23年度の国民年金保険料の納付率が58・6%となり、過去最低を更新したと発表した。6年連続の減少で前年度比0・7ポイントのマイナス。若い世代で、収入が低いために保険料(現在は月額1万4980円)を支払えないケースが増えたことなどが影響している。

  国民年金は会社員や公務員以外の人が加入する公的年金制度の一つ。かつては自営業者が中心だったが、経済状況の悪化により最近は非正規労働者や無職の人が増えている。

  納付率が比較的高い団塊の世代が保険料納付を終えたことなどにより年齢構成が変化し、23年度は20~24歳が全体の20・0%を占め最多となった。若い世代ほど納付率が低くなる傾向があり、最低は25~29歳の46・1%。保険料未納が続くと将来の年金受給額が減るだけでなく、25年以上納付しなければ年金を受け取れなくなる。

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 世帯平均所得、11万6000円減=生活「苦しい」6割超―厚労省調査

時事通信 7月5日(木)17時18分配信

  2010年の1世帯当たりの平均所得が、前年より11万6000円減って538万円となったことが5日、厚生労働省の11年国民生活基礎調査で分かった。生活が「苦しい」と感じる割合は61.5%で過去最高となり、同省は「所得減少に加え、東日本大震災による不安感や喪失感を反映しているのだろう」とみている。

 調査結果によると、1世帯当たりの平均所得はここ10年で最も低く、25年前とほぼ同水準。18歳未満の子どもがいる世帯では前年より39万2000円減り、658万1000円だった。

 11年7月時点の生活意識は、「大変苦しい」が29.1%、「やや苦しい」が32.4%。「大変苦しい」の割合は過去最高だった。

 

 


天下り制度が年金資金を食い潰す

2012-03-08 18:08:41 | 年金

天下り制度が年金資金を食い潰す 3/08 

国内独立系の投資顧問会社、AIJ投資顧問(東京・中央、浅川和彦社長)が企業年金から運用受託していた約2000億円の大部分が消失していることが2月23日、証券取引等監視委員会の検査で判明したが、この厚生年金基金の破綻は「これまで国民の目からごまかしながら食い潰してきた年金資金の実情をものがたる、最初の年金破綻例」となった。

 

この事件によって、「一円の税金補助もされていない国民年金を、世代間の相互援助であると偽り、国民年金制度の費用が足りないと消費税の大増税を図る官僚たちの真意」が何処にあったかが明白となった事でしょう。

 

ここで厚労省からの厚生年金基金への天下りと厚生年金基金制度について調べれば、興味深い変化に気づかされます。

 

厚生年金基金は単独企業で作る「単独型」と、グループ企業で作る「連合型」、同種中小企業で作る「総合型」がある。

グラフに拠れば、単独型は562から42へ、連合型は678から51へ、総合型は643から495へと、単独型と連合型は激減したのに、何故か総合型だけが減少せずに残っている。

 

この理由は明白だ。2000年11月のデータであるが、総合型629基金のうち575基金(91%)、単独・連合型1190基金のうち157基金(13%)に、旧厚生省、社会保険庁、都道府県の社会保険担当部局の元職員らが天下っていたからである。

 

天下り職員の年俸は平均で1000万円を超えていたが、これだけでは2000億円には到底及ばない。

問題は天下り職員が一人でもいることで、その何十倍もの壮大な無駄が生じ、組織そのものが正常に機能しなくなることに有ると言って良いだろう。

 

天下り職員が一人でもいることで、その組織はこのシロアリの独占領有物となり、厚生年金基金が経済的に維持できなくなってさえも、その厚生年金基金を解散できず、その結果として高配当をうたう怪しげなAIJ投資顧問に引っ掛かったと言うか、天下り職員の自己保全のためには、怪しげな投資顧問に加入する以外無かったものでしょう。

 

このシロアリ君のお話は、厚生年金基金の失敗として民間だけが損をしたお話にはなりません。厚生年金基金の失敗には税金が注ぎ込まれますし、何よりも日本国の年金制度全体に無数のシロアリ君が現在も年金資金を食い潰しているわけです。

 

私たちが今しなければ為らない事は、このシロアリ君たちの餌として消費税を増税する事ではなく、このシロアリ君たちを絶滅することではないでしょうか。

 


公的年金の破綻

2011-11-11 21:18:02 | 年金

公的年金の破綻 11/11

 

1011日に厚労省が社会保障審議会年金部会に提示した3つの案にあるように、

国民年金の支給開始年齢を68歳とした場合、国民年金の積立金額と受け取り金額は、以下のように男性の場合ほぼ同額となります。

これではこの制度は積立金利の付かない積立金に他ならず、国民年金として国民が加入する意味は皆無であり、国民は加入すれば損をする事となります。

 

これは「これまで政府が述べてきた百年安心としての公的年金」が破綻している事を政府自ら白状した事であるに他ならず、現時点で公的年金が破綻している事は紛れも無い事実でしょう。

 

若者より年金掛け金を義務として徴収し、その若者たちが年金を受け取るときには若者たちが支払った掛け金さえ受け取れないとすれば、若者たちは浮かばれません。

 

私たちはどうしてこの様な国家的詐欺行為を許してしまったのでしょうか。

 

「私を信じてください。放射能汚染による健康被害は軽微です。

ただちには健康に影響はありません。安心してください。」

 

これは政府、官僚とマスコミ達の共同責任なのでしょう。

何故、私たちはこの様な国家による詐欺行為を許してしまったのでしょう。

 

 

 

平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「20歳男性編」

 

平成19年簡易生命表(男)に拠れば、生存数は以下のとおり。

 

20歳男性の生存数は 99.356 これを100とすれば

30歳男性の生存数は 98.757 → 99.397

40歳男性の生存数は 97.844 → 98.478

50歳男性の生存数は 95.783 → 96.404

60歳男性の生存数は 90.823 → 91.411

65歳男性の生存数は 86.371 → 86.930

68歳男性の生存数は 82.894 → 83.343

 

また65歳男性の平均余命は 18.56年

  68歳男性の平均余命は 16.28年

 

 

 

図は20歳男性の経年生存数のグラフであり、20歳より70歳までを示した。

A-B-Cで示されるピンク部分の面積は、A-B-D-E全体を100とすれば2.5であり、

A-C-D-Eの面積は、97.5となる。

 

国民年金受給開始年齢を68歳とすれば、68歳男性の生存数は83.343であるので、

これに死亡者の支払った国民年金を加算すれば、118パーセントとなり、18パーセント余分に支払った事となる。

 

国民年金の実質払込金額と受取金の総額

 

国民年金の月額保険料は2017年4月より、16,900円であるので、この40年間分の支払総額は811万2千円となる。

これに死亡者の支払った国民年金18パーセントを加算すれば、実質払込金額は957万2千円となる。

 

受取金は2011年4月より満額788,900円とされているが、実際には国民年金の受取金が5/6に減額されて657,400円となりそうなので、68歳男性の平均余命16.28年として受取金の総額は1070万円となり、掛け金の1.12倍となる。

 

これは実質36.3年の複利運用となるため、この年間金利は0.3パーセントとなる。

この36.3年の複利運用としての年間金利0.3パーセントという数字は現実の経済社会では有り得ず、つまりこの制度に加入すれば、国民が損をする事となります。

 

これこそ不幸社会を目指した、日本国の真骨頂なのでしょうか。

 

 

平成19年簡易生命表(男) は以下より。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life07/hyo-m.html

 


平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「貴女だけにお教えする、とっておきの蓄財法」

2011-08-01 18:16:04 | 年金

平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「貴女だけにお教えする、とっておきの蓄財法」 8/01

 

基礎年金部分への加入期間が35年である女性が60歳より5年間、国民年金に任意加入した場合

 

今後五年間国民年金へ任意加入した場合、支払い平均月額は、約15,500円ですから、五年間60ヶ月では、支払い総額は93万円。

 

また65歳より満額支給される国民年金受給年額を79万2100円とすれば、

その満額40年分の不足分としての5年分は、国民年金受給年額として99,012

の不足となる。

 

つまり、今後五年間国民年金への任意加入として総額93万円支払うと、受給国民年金額が毎年99,012円増加する訳です。

 

 

平成19年簡易生命表(女)に拠れば、

60歳女性の生存数は 95.284 

65歳女性の生存数は 93.335 

また65歳女性の平均余命は 23.59年です。

 

60歳女性の今後五年間支払う国民年金総額は93万円ですが、生存率補正後の国民年金総額は93.9万円となり、この金額に対しての、65歳女性の平均余命23.59年分の増加受取年金総額2,335,700円は、掛け金の2.487倍となる。

 

これは実質14.3年の複利運用となるため、この年間金利は6.5パーセントとなる。

 

貴女だけにお教えする、とっておきの蓄財法

現在20歳男性の45年後に期待できる複利運用年間金利は、0~1.4パーセントに過ぎず、ほぼタンス預金に等しいことを鑑みれば、現在60歳女性はたいへん恵まれた立場にあるようです。

 

基礎年金部分への加入期間が35年である女性が60歳より5年間、国民年金に任意加入した場合、60ヶ月分93万円の「国民年金への任意加入」が、65歳より2,335,700円の「受取年金総額の増加」と、2.5倍にもなり、何と93万円に利息が140万円もつくわけです。

 

現在60歳女性の基礎年金部分への加入期間が40年に満たないかたは、国民年金へ任意加入して不足分を全額支払いましょう。

 

貴女だけにお教えする、とっておきの蓄財法です。

 


平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「60歳男性の任意加入編」

2011-07-30 17:31:12 | 年金

平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「60歳男性の任意加入編」 7/30

 

基礎年金部分への加入期間が35年である男性が60歳より5年間、国民年金に任意加入した場合

 

今後五年間国民年金へ任意加入した場合、支払い平均月額は、約15,500円ですから、五年間60ヶ月では、支払い総額は93万円。

 

また65歳より満額支給される国民年金受給年額を79万2100円とすれば、

その満額40年分の不足分としての5年分は、国民年金受給年額として99,012

の不足となる。

 

つまり、今後五年間国民年金への任意加入として総額93万円支払うと、受給国民年金額が毎年99,012円増加する訳です。

 

 

平成19年簡易生命表(男)に拠れば、

60歳男性の生存数は 90.823 

65歳男性の生存数は 86.371 

また65歳男性の平均余命は 18.56年です。

 

60歳男性の今後五年間支払う国民年金総額は93万円ですが、生存率補正後の国民年金総額は95.4万円となり、この金額に対しての、65歳男性の平均余命18.56年分の増加受取年金総額1,837,600円は、掛け金の1.925倍となる。

 

これは実質11.8年の複利運用となるため、この年間金利は5.9パーセントとなる。

 

現在20歳男性の45年後に期待できる複利運用年間金利は、0~1.4パーセント。

60歳男性の5年後に期待できる複利運用年間金利は、5.9パーセント。

これではあまりにも20歳男性が可哀想ですね。

 


平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「男と女編」

2011-07-26 21:59:32 | 年金

平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「男と女編」 7/26

 

それにつけても男と女

 

人生僅か50年と申しますが、男と女の寿命にこれ程の差があるとは正直思ってもいませんでした。

 

人生を考える時100歳としての人生に肯定的な人などいらっしゃるのでしょうか。

私見では、80歳以上の人生は全くの余禄であり、80歳以上の人生を楽しむ精神は私には考えられません。

 

以下には20歳以降の生存率のグラフを拡大して示してみました。

青線は男性の生存率、赤線は女性の生存率を示しています。

何と女性の生存率は70歳では男性の生存率、言い換えれば男性の死亡率が女性の二倍であることが読み取れます。

 

女性の平均寿命が男性と比較して高いことは承知していましたが、

此処までの差異が有ろうとは夢にも思っていませんでした。

まさしく女は強い、驚きの現実ですね。

 


平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「20歳女性編」

2011-07-25 18:21:39 | 年金

平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「20歳女性編」7/25

 

平成19年簡易生命表(女)に拠れば、生存数は以下のとおり。

 

20歳女性の生存数は 99.512 これを100とすれば

30歳女性の生存数は 99.215 → 99.702

40歳女性の生存数は 98.735 → 99.219

50歳女性の生存数は 97.657 → 98.136

60歳女性の生存数は 95.284 → 95.751

65歳女性の生存数は 93.335 → 93.793

70歳女性の生存数は 90.476 → 90.920

 

また65歳女性の平均余命は 23.59年

  70歳女性の平均余命は 19.25年

 

図は20歳女性の経年生存数のグラフであり、20歳より70歳までを示した。

A-B-Cで示されるピンク部分の面積は、A-B-D-E全体を100とすれば1.0であり、

A-C-D-Eの面積は、99.0となる。

 

国民年金受給開始年齢を65歳とすれば、65歳女性の生存数は93.793であるので、

これに死亡者の支払った国民年金を加算すれば、105.6パーセントとなり、5.6パーセント余分に支払った事となる。

 

また、国民年金受給開始年齢を70歳とすれば、70歳女性の生存数は90.920であるので、これに死亡者の支払った国民年金を加算すれば、109パーセントとなり、9パーセント余分に支払った事となる。

 

国民年金の実質払込金額と受取金の総額

 

国民年金の月額保険料は2017年4月より、16,900円であるので、この40年間分の支払総額は811万2千円となる。

 

国民年金受給開始年齢が65歳の場合

 

国民年金受給開始年齢を65歳とすれば、これに死亡者の支払った国民年金を加算すれば、実質払込金額は856万6千円となる。

受取金は2011年4月より満額788,900円とされているので、65歳女性の平均余命23.59年として受取金の総額は1861万円となり、掛け金の2.173倍となる。

 

これは実質36.8年の複利運用となるため、この年間金利は2.1パーセントとなる。

 

また国民年金の受取金が5/6に減額されたとすれば、65歳女性の平均余命23.59年として受取金の総額は1550万円となり、掛け金の1.81倍となる。

 

国民年金受給開始年齢が70歳の場合

 

また国民年金受給開始年齢は70歳となる可能性が高そうなので、同様に、

国民年金受給開始年齢を70歳とすれば、これに死亡者の支払った国民年金を加算すれば、実質払込金額は884万2千円となる。

受取金は2011年4月より満額788,900円とされているので70歳女性の平均余命19.25年として受取金の総額は1518万円となり、掛け金の1.72倍となる。

 

これは実質39.6年の複利運用となるため、この年間金利は1.3パーセントとなる。

 

また国民年金の受取金が5/6に減額されたとすれば、70歳女性の平均余命19.25年として受取金の総額は1265万円となり、掛け金の1.43倍となる。

 

 

平成19年簡易生命表(女) は以下より。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life07/hyo-f.html

 


平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「20歳男性編」

2011-07-23 19:57:26 | 年金

平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「20歳男性編」7/23

 

平成19年簡易生命表(男)に拠れば、生存数は以下のとおり。

 

20歳男性の生存数は 99.356 これを100とすれば

30歳男性の生存数は 98.757 → 99.397

40歳男性の生存数は 97.844 → 98.478

50歳男性の生存数は 95.783 → 96.404

60歳男性の生存数は 90.823 → 91.411

65歳男性の生存数は 86.371 → 86.930

70歳男性の生存数は 80.114 → 80.633

 

また65歳男性の平均余命は 18.56年

  70歳男性の平均余命は 14.80年

 

図は20歳男性の経年生存数のグラフであり、20歳より70歳までを示した。

A-B-Cで示されるピンク部分の面積は、A-B-D-E全体を100とすれば2.5であり、

A-C-D-Eの面積は、97.5となる。

 

国民年金受給開始年齢を65歳とすれば、65歳男性の生存数は86.930であるので、

これに死亡者の支払った国民年金を加算すれば、112パーセントとなり、12パーセント余分に支払った事となる。

 

また、国民年金受給開始年齢を70歳とすれば、70歳男性の生存数は80.633であるので、これに死亡者の支払った国民年金を加算すれば、121パーセントとなり、21パーセント余分に支払った事となる。

 

国民年金の実質払込金額と受取金の総額

 

国民年金の月額保険料は2017年4月より、16,900円であるので、この40年間分の支払総額は811万2千円となる。

 

国民年金受給開始年齢が65歳の場合

 

国民年金受給開始年齢を65歳とすれば、これに死亡者の支払った国民年金を加算すれば、実質払込金額は908万5千円となる。

受取金は2011年4月より満額788,900円とされているので、65歳男性の平均余命18.56年として受取金の総額は1464万円となり、掛け金の1.611倍となる。

 

これは実質34.28年の複利運用となるため、この年間金利は1.4パーセントとなる。

 

また国民年金の受取金が5/6に減額されたとすれば、65歳男性の平均余命18.56年として受取金の総額は1220万円となり、掛け金の1.34倍となる。

 

国民年金受給開始年齢が70歳の場合

 

また国民年金受給開始年齢は70歳となる可能性が高そうなので、同様に、

国民年金受給開始年齢を70歳とすれば、これに死亡者の支払った国民年金を加算すれば、実質払込金額は981万5千円となる。

受取金は2011年4月より満額788,900円とされているので、70歳男性の平均余命14.80年として受取金の総額は1167万円となり、掛け金の1.190倍となる。

 

これは実質37.4年の複利運用となるため、この年間金利は0.4パーセントとなる。

 

仮に月額保険料16,900円を40年間支払い、受給開始年齢は70歳、受取金が662,600円に減額されたとすれば、年間金利は0.0パーセントとなります。

 

また国民年金の受取金が5/6に減額されて657,400円となれば、これは国家的な詐欺となりますね。

 

 

平成19年簡易生命表(男) は以下より。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life07/hyo-m.html

 

 


平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「基礎編」のおまけ

2011-07-22 23:04:15 | 年金

平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「基礎編」のおまけ 7/22

 

また生存者数が50パーセントとなる寿命中位数での年齢は、

我が国の場合、平均寿命年齢より大となる。と、ご説明しましたが、

諸外国では、また極貧国ではどのようになるのかが気になりましたので、

寿命中位数が20歳である極貧国を想定してみました。

 

下図に拠れば寿命中位数が20歳である極貧国の平均寿命年齢は29歳程度であろうかと推測されます。

 

生存者数が50パーセントとなる寿命中位数での年齢は、我が国の場合、平均寿命年齢より大となる事実をどの様に説明できるかに、興味を抱きました。

 

 

雑記としての平均寿命

 

平成21年簡易生命表によると、男の平均寿命は79.59年、女の平均寿命は86.44年と前年と比較して男は0.30年、女は0.39年上回ったそうです。

 

男性の場合、平成21年での平均寿命は79.59年であり、平成20年での平均寿命79.29年を0.3年上回りました。

 

女性の場合、平成21年での平均寿命は86.44年であり、平成20年での平均寿命86.05年を0.39年上回りました。

 

また60歳男性の平成21年での平均余命は22.87歳であり、60歳女性の平成21年での平均余命は28.46歳、ですから、私たちの平均寿命は既に85歳であると考えるべきなのでしょうね。

 

しかし、私にはこれからの私たちの平均寿命が毎年0.3年ずつ上回り続けるとは、とても考えられません。

それどころか、添加物と砂糖漬けにされている現在の若者の寿命は残念ながら平均寿命が毎年0.3年ずつ上回り続けるどころか、私見では反対の方向へと向かう可能性のほうが大であろうと感じています。

 

200円のユッケを食べざるをえない貧困国、日本の現状を放っていても良いのでしょうか。

若者たちの健康を大切にしてあげたいものです。

 

 

 


平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「基礎編」

2011-07-21 17:11:37 | 年金

平均余命と生存率から読み解く国民年金の簡易図式「基礎編」 7/21

 

生命表諸関数の定義 

国民年金の簡易図式を読み解く前に、生命表諸関数の定義を明確にしておきたい。

 

生命表諸関数の定義

 

 

 

 

生存率から読み解く平均寿命と寿命中位数の簡易図式

 

平均寿命までの死亡者数を表す①の面積と、

平均寿命よりの死亡者数を表す②の面積は等しい。

また生存者数が50パーセントとなる寿命中位数での年齢は、

我が国の場合、平均寿命年齢より大となる。

 

 

 


国民年金への支払いは、ただのバクチ

2011-07-14 23:03:36 | 年金

国民年金への支払いは、ただのバクチ 7/14

 

私は今年、勤続35年の会社を定年退職した60歳の男性です。

会社員としての厚生年金は60歳から頂けます。

ありがたい事です。

 

しかし基礎年金部分への加入期間は35年ですので、満額分を受け取るには、

あと5年分不足しています。

 

そこで、60歳からの国民年金への任意加入を検討してみましたが、驚くべき事実を知らされました。

 

国民年金へ加入するための支払い金額は、結構高額なのですね。

 

今後五年間の国民年金への支払い平均月額は、約15,500円ですから、

五年間60ヶ月では、支払い総額は93万円となります。

 

また満額の国民年金受給年額を79万2100円とすれば、

その満額40年分の不足分としての5年分は、国民年金受給年額として99,012

の不足となります。

 

つまり、今後五年間国民年金に対して総額93万円支払うと、受給国民年金額が毎年99,012円増加する訳です。

 

それでは先行投資として日本国の国民年金へと私が預けた、この総額93万円の投資は毎年99,012円増加する国民年金額として、何年で元が取れるのでしょう。

 

93万円を99,012円で割れば良いのですから、答えは9年と5ヶ月ですね。

 

何と、今後五年間国民年金に加入したとすれば、その支払い総金額の元が取れるまでに、約10年は掛かる訳です。

 

ちょっと待ってください。

 

そもそも私が、今後五年間国民年金に加入しようと思った理由は、

今後五年間国民年金に加入したほうが、私にとって得になると思ったからではありませんか。

 

60歳の男性が、基礎年金部分への未払い加入期間を埋めようとして、60歳から65歳まで、国民年金に対して総額93万円支払った。

 

その元を取るには65歳より受給する基礎年金部分、国民年金分の受給期間が10年間は必要です。

 

60歳から65歳まで、国民年金に対して総額93万円支払ったとしても65歳で死亡したとすれば、此れ全て払い損」、となります。

 

バクチは勝ち目のあるバクチを打ちたい。

 

ギャンブルの胴元に93万円渡して、自己責任でバクチを打ったとします。

65歳で死ねば、受け取り金額はゼロ。

 

75歳まで生き延びて、やっと自分が支払った掛け金だけは受け取り可能。

 

この状態を望んでバクチを打ちたい人は、千人に一人もいないでしょう。

 

取引は対等になされませ。

 

取引を対等とするためには、貴方の寿命が85歳以上であることが、必須条件であることでしょう。

貴方が85歳まで生き延びることができれば、ギャンブルの胴元に渡した93万円の二倍の186万円受け取ることができます。

 

ギャンブルの基本は「いちかばちか」であり、胴元に渡した93万円に対しては、

ゼロか、二倍の186万円であることを自己責任として選択して初めて、この取引は対等であると言えます。

 

ギャンブル好きのお方は、どうぞ自己責任としておやりなさい。

 

しかし、たった一つだけ疑問符が付いています。

 

貴方は85歳以上まで、生き延びる自信がありますか。