人類滅亡までの時間 8/14
掲載日:2007年12月27日
産業革命後化石燃料の消費量が飛躍的に増大し始めたのが約100年前で現在ではほぼ安定した消費量となっています。
私たちが使用しているエネルギーのうち約9割が化石燃料で賄われています。
その中でも私たちの生活に無くてはならないものとして石油があります。石油の無い生活を想像してみて下さい。
自動車、船舶、航空機全て使えません。ファンヒーター等の暖房器具も使えません。またナイロン、化学繊維も使えませんから衣類や毛布も高価でごわごわしたものになります。勿論すべてのプラスティック、ペットボトル、歯ブラシも無くなります。
石油はあと何年すると使い切ってしまうのでしょうか。
分母に石油使用量、分子に人類が採掘可能な埋蔵量を置くとき、石油を使い切ってしまうまでの時間が示されます。
この数字はずいぶん前から言われていて、オオカミ少年的に考えられてきましたが、最近では本質的、最終的な部分へたどり着き、もはや信ぜざるを得なくなってきました。
そのリミットは約40年、西暦2050年です。
するとどうなってしまうのでしょうか。
産業革命の頃、世界人口は僅か10億人程度でした。
ところが2050年代、現在から僅か50年以内に世界人口は100億人程度になると予測されています。
しかし、この世界人口の爆発的なる膨張、増加の原因は、石炭石油等の化石燃料を人類が活用した結果に過ぎません。
ところがこの化石燃料は50年以内に、完璧に枯渇する事が明白となっています。
その結果は明らかです。100億人の世界人口は、その後おそらく10年か20年程度で僅か10億人程度にまで減少するでしょう。
この地球が養うに足る世界人口は限られています。
このまま放っておけば、地球人類を養ってきたエネルギーが不足し、産業革命の頃の世界人口である、僅か10億人程度に逆戻りする事はやむなき事、必然といって良いでしょう。
地球人類の90パーセントが僅か数十年で死に絶える可能性が大である事を、私たちは本気で心配するべきです。
人類滅亡までの時間はもはや残り少ないと考えざるを得ません。
しかし諦めてはなりません。私たちには人類のみが持つ英知があります。まだ出来ることはある筈です。
DNAの解析 8/13
掲載日:2007年12月20日
以前は個人の特定に指紋が使われましたが、現在ではDNAが利用されています。
一個人を特定できるDNAとは細胞核内のDNAのことです。
ミトコンドリアのDNAでは種族を判別する事しか出来ません。
人体の細胞内には500内外のミトコンドリアが存在しDNA判別する事が出来ます。
このミトコンドリアDNAは、個体の母親のみの遺伝子を相続し父親の遺伝子は全く相続しません。
人類の先祖はたった一人の女性であった、との説を聞いた事があると思います。
ミトコンドリアにおけるDNA遺伝子は4種類の塩基による、一万七千の配列によって判別する事が出来ます。
またこのミトコンドリアにおけるDNA遺伝子は、細胞核内のDNAに較べてはるかに識別が容易で、現在では一万年前の人骨、その中でも歯を粉砕しそれよりDNAを抽出する事によって、一万年前の人類の種族を特定することさえ可能なのです。
ミトコンドリアDNAの解析により、北京原人等ではなく、私たち現在の人類は、約七万年前にアフリカより発生したと想像されています。
私たち日本人は、ミトコンドリアDNAの解析によれば、約16種類に大別できるとされています。
西洋人はアフリカ人の子孫に過ぎないと証明されて、どの様に感じていられるのでしょうか。
かぐや姫からの贈り物 8/12
掲載日:2007年11月17日
つきからの地球の出、地球の入りご覧になられたでしょうか。
あのいかなるものさえ絶対に寄せ付ける事があろうはずがない月
私達生命体は決して月に住む事など出来ようはずもありません。
私達が暮らす地球は何と美しい事でしょう。
宇宙から見た、地球、宇宙から見た、月
どうご覧になりましたか。
月、あなたは月を見てどう思われましたか
僕は月を見てこう思いました、不毛の地、死者住まう星
とんでもありません、月には死者などいません。
私は頭から冷水を掛けられた気がしました。
この地球が住みにくくなったならどこかの星に移住すればよい
何なのでしょう、この美しい地球を守ろうとさえもせずに
現在の私たちの技術力では絶対に実現不可能な事を言って
人心を惑わす、おかしいと思いませんか
私達はこの美しい地球、わたくしたちにとって唯一、絶対無二の存在であるこの地球、私達がそこにしか住まう事以外は選択出来ないこの地球、この美しい地球に生きている事に対して感謝の気持ちを捧げたいと思われませんか。
私達はいま私達に今出来る事で、私達の幸せを守り抜いて行かねばならない。
そう思われませんか。
モアイ像 |
星の一生 8/10
掲載日:2007年11月14日
無限に広がる空間、その中に目には見えないほどの大きさの原子と呼ばれているもの、さらにそれよりも遥かに小さな様々のものがあり相互に何ら関わりなく浮遊しています、それらが星、太陽の誕生から終焉までの時間と較べてさえ無限とも思えるほどの時間をかけ、そのひとつひとつが互いに引き寄せあい、やがて目に見えるガス状のものへ替わり、更に強い力で引き合い集積し交じり合いどんどん圧力を高め、これで一つの宇宙かもしれないと思われるほどの空間にある全てのものを集めつくしたとき、原子は集積し収縮しその圧力と温度を限りなく高め、爆発し炎上しその炎さえも自らの重力より逃れられなくなった-そのとき原子は融合し光を放ちはじめます。
太陽の誕生です。
その太陽が爆発したときの一滴が地球なのです。
原子は水素から初まって、私達に知られているものだけでも、元素として百種類以上あります。私達が太陽と呼んでいる星は、水素を次の段階の物質、新しい原子に作り替える時に発生するエネルギーによって光り輝いています。
私達はこれを核融合と呼んでいます。しかし私達の太陽における核融合とは核融合の中では一番はじめのものなのです。
太陽における核融合が終焉を迎えようとするとき、その大きさは地球さえ飲み込むであろうと想像されています。
そして終焉のときを迎えます。太陽の圧力が最大になったとき、その跡にはガスさえも残らない大爆発が起こります。
これが星の一生です。
永遠なるもの、空間と時間
しかし私達の太陽では原子をそう多くの新しい原子に作り替えることは出来ません。だが現実にはこの地球上には百種類以上の元素が存在しています。私達の太陽はこの宇宙が始まって最初の太陽ではないと言う事です。
一つの種類の原子がそれより質量の大きな原子に変換されるには、私達の太陽より何倍か何万倍か大きな太陽としての、星の一生が必要です。それが何千回か何百万回か繰り返されて現在私達が住んでいる地球が存在しているわけです。
この時間を考えるとき、私は現在言われているビッグバンという説や宇宙誕生の推定時間は過ちであると考えています。私達人類にとってそう見える程度の推論に過ぎないのではないでしょうか。
私達人類には決して宇宙の真理の全てを知る事は出来ないと考えざるを得ません。
メンデルの遺伝の法則、ダーウィンがガラパドス島で発見したという進化論、あなたは信じていらっしゃいますか。
あなたはチンパンジーが一万年後に人間以上の存在になっていると思われますか。
私達が何億年かの進化の過程をへて、ミジンコやぞうりむしの様な存在から人間となった事はまぎれも無き事実です。
事実は事実として認識しなければなりません。
さらにまた、ここで今現在、憂慮せねばならない事が有ります。
生態系における繁殖とその限界です。
生殖系における過度の繁殖はあらゆる生物、種族に関わり無く、法則、摂理に基づき滅び去るのが運命というものです。
私たち人類の滅亡は近いと考えて良いのかも知れません。
しかしあきらめてはなりません。
それは私たち人類だけが持っている、万物の霊長として、他の獣より優れた存在であるとしての自負、その気持ちです。
チンパンジーはどんなに進化しても人間になる事など有りません。人間を凌駕する生物は人間しか無い、この事実です。
一万年先の未来を想像して何になる事でしょう。
私達とその子孫にとって何ら関係無き話です。
私たちは決して猿と同じでは有りません。
私達には人類だけが持っている力が有ります。
私達にはもう進化の法則から抜け出せる事ができるだけの能力を持っているのかもしれません。
宇宙人の到来を待つまでも無く、私達にはべつの惑星に到達出来るだけの力がすでに備わっているのかも知れません。
私達には明るい未来を獲得できる能力がある筈です。人類は滅亡への道をあゆんではなりません。
それを決める事ができるのは現在の私達だけなのです。
私達は決して諦めてはなりません。
ここで負けては日本人の名折れです。