DNAの解析 8/13
掲載日:2007年12月20日
以前は個人の特定に指紋が使われましたが、現在ではDNAが利用されています。
一個人を特定できるDNAとは細胞核内のDNAのことです。
ミトコンドリアのDNAでは種族を判別する事しか出来ません。
人体の細胞内には500内外のミトコンドリアが存在しDNA判別する事が出来ます。
このミトコンドリアDNAは、個体の母親のみの遺伝子を相続し父親の遺伝子は全く相続しません。
人類の先祖はたった一人の女性であった、との説を聞いた事があると思います。
ミトコンドリアにおけるDNA遺伝子は4種類の塩基による、一万七千の配列によって判別する事が出来ます。
またこのミトコンドリアにおけるDNA遺伝子は、細胞核内のDNAに較べてはるかに識別が容易で、現在では一万年前の人骨、その中でも歯を粉砕しそれよりDNAを抽出する事によって、一万年前の人類の種族を特定することさえ可能なのです。
ミトコンドリアDNAの解析により、北京原人等ではなく、私たち現在の人類は、約七万年前にアフリカより発生したと想像されています。
私たち日本人は、ミトコンドリアDNAの解析によれば、約16種類に大別できるとされています。
西洋人はアフリカ人の子孫に過ぎないと証明されて、どの様に感じていられるのでしょうか。
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