飲料自販機への風評被害 4/16
石原氏が述べていた節電に関する、飲料自販機への自粛要求は、只の思い込みに過ぎなかったようです。
一般社団法人 日本自動販売機工業会による電力自粛活動は、既に東日本大震災以前に、その対策は完了しており、既にピーク電力時に関しては、更なる飲料自販機への電力自粛は意味が無いようです。
これ以上の風評被害こそ、私たちは自粛せねばならないでしょうね。
TBS系(JNN) 4月15日(金)21時35分配信
「大口需要家に関しては節電をしていただけるよう計画を出していただくよう、いま要請をしていますので、それはご努力いただけるものだと思います。そのご努力をいただいた上で経済活動に影響が出るものを、ある種権力で要請をするというのは、国民の皆様方がどうお考えになるのかなという気はいたします」(蓮舫節電啓発担当相)
蓮舫大臣は、このように述べ、都議会民主党の条例案に疑問を呈しましたが、「基本的には東京都が考えることであって、国が口出しをすることではない」とも述べました。
夏場の電力需要不足への対策
一般社団法人 日本自動販売機工業会
夏場の電力不足予想時には缶・PET飲料自販機は冷却運転を停止しています
東京電力の原発事故に伴う電力供給不足により、各方面において電力消費を抑える方策が実施されています。自販機業界におきましても照明を24時間消灯しております。
夏場には相当の電力が不足することが予測され、自販機の稼動を停止すべきとのご指摘も受けております。実は、夏場の昼間には缶・PET清涼飲料自販機は、従前より冷却機の運転を停止しています。これは、夏場の電力需給を平準化するために1995年より電力会社とともに実施しているもので、エコベンダーと呼ばれています。
電力需要がピークに達するのは、オフィスや家庭などでエアコンが一斉に付けられる夏場の平日午後1時~4時の間です。今回予測されている電力の不足もこの間に起こるものと考えられます。
缶・PET清涼飲料自販機は、7~9月の3ヶ月間の平日は、電力需要の少ない午前中から午後1時に商品を冷やしこみ、午後1~4時の3時間は冷却機の運転を停止するピークカット機能を有しています。照明も消していますので、この3時間に使用する電力は、紙幣や硬貨の識別などに使用する微量の電力と待機電力のみで、1台あたり17Wに過ぎません。
ピークカット機能は、自販機に内蔵されるマイコンでカレンダー制御され、出荷時設定となっています。この機能を市場で解除することはできません。
現在、全国の缶・PET清涼飲料自販機は全てピークカット機能付のエコベンダーになっています。
自販機業界は、これまで大幅な消費電力量の低減を行ってきました。また、現在、省エネ法の特定機器に指定され、2012年を目標年として更なる省エネを進めているところです。
皆様にご理解頂きますようお願い申し上げます。