Catnap Room of にゃんこ

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつけてます♪

18 きっぷで飯田線 その 1

2024-08-02 05:14:28 | 旅行
今は亡き両親も、私同様の旅行好きであったので、そんな旅行写真が、アルバムだったり、ネガフィルムだったりで、大量に残っている。
両親の人生の軌跡のようなこの写真やネガフィルムを、そのまま処分するに忍びず、時間をかけて ちょっとずつデジタル化 してきたのだが、先日この作業がようやく終わりましてね。 (ちなみに私個人のネガは手つかず/笑)
 
最後に手掛けたネガは、両親がまだ 50 代半ばの 1981 年に、母の兄姉たちと行った 「恵那峡・駒ヶ根」 旅行の写真だったのだが、これをデジタル処理していて気が付いた・・・というか思い出したことがある。
 
恵那峡の写真は、風光明媚な渓谷の風景や兄姉たちとのにこやかな集合写真などが、ごく普通に写されていたのだが、駒ヶ根に場所を移したあとは、駒ヶ根駅周辺と、中央アルプスの千畳敷に上る前の 「しらび平」 周辺の写真しかなく、そのあとは、なぜかいきなり 「宴会写真」 になっていたのだ。
 
いちばん撮っておくべき中央アルプスの美しく、壮大な写真がすっぽり抜けているのは何故だろう・・・・と考えていて、ふと思い出したのが、 「山の上に上るのに大きな荷物は邪魔だから、しらび平駅のコインロッカーに荷物と一緒にカメラを入れて、ロープウェイに乗っちゃったんだよ」 と言っていた父の言葉 (爆笑)
・・・・・・・そんなことを思い出していたら、急に行きたくなっちゃいましてね、駒ヶ根。
 
この場所に行こうと決めて、現地の情報を調べていると、しらび平に至る唯一の県道が、土砂崩れによる通行止めで、ロープウェイ共々運休になっていることが判明したりしたため、天気予報とバス・ロープウェイの再開状況と宿の手配を三つ巴で見据えながら日程を決めていく。
アシは、私の旅行でそろそろ定番になりつつある 「青春 18 きっぷ」 でございます。
 
当日は自宅最寄りの JR 駅を 5 時台に出発し、 3 回乗り換えて中央本線の岡谷まで向かい、 4 回目の乗り換えで、待望の飯田線に乗り継ぎ、駒ヶ根駅へ到着。
多少のマイナーチェンジはあるものの、駒ヶ根駅は、父が撮った 1981 年の写真に残る駅舎と変わらぬ姿をとどめていた。
 
 
駒ヶ根駅発の路線バスと、しらび平からのロープウェイチケットはネットで手配済なので、チケット売り場に並ぶ必要もなく、スマホの画面を係員に提示するだけで乗車ができる。
最近の旅行は、このパターンが増えてきているのだが、それはそれで便利なような不安なような (笑)
それに引き換え、青春 18 きっぷのアナログ加減がなんともいい対比ではある。
 
しらび平に向かう道路は、バスが 1 台ようやく通れる程度の山道でスリル満点。
この道路を通行できるのは許可された車両のみで、一般の車両は通れない。
運転手さんは他車と無線で現在地のやりとりをしつつ、すれ違いの場所を確認しながら、約 45 分でしらび平ロープウェイ駅 (只今工事中) に到着する。
ああ、父はここでコインロッカーにカメラを入れてロープウェイに乗っちゃったのね (笑)
 
 
 
標高 1662 メートルのしらび平駅から、標高 2612 メートルの千畳敷駅へ、 7 分間のロープウェイで 950 メートルを一気に上がるのだが、気温は 33 ℃ から一気に下がって 17 ℃ である。
 
 
 
ロープウェイ駅から外に出ると、目の前に広がる広大なる千畳敷カール。
下界のもやもや~っとした空気とは打って変わった冷たい空気に、思わず用意してきたウィンドブレーカーを着用。
 
 
 
ここから 2 時間ほどの登山で、中央アルプスの主峰 「木曽駒ケ岳」 の山頂まで行けちゃいますが、もちろん 3000 メートル級の山なので、きちんとした登山装備をしていない私はここまで。
 
 
    
 
いやいや、ここまでで十分ですよ、この景色! 
初めて訪れた標高 2600 メートルの世界は感動でしかない!
両親はこの景色を見ていながら、写真に残せず、子供である私たちにその感動の半分も伝えられなかったんだろうなー (ぷぷ)
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2 コメント

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Unknown (すずめ船長)
2024-08-02 16:37:19
おっ!夏のふうさんの旅始まりましたね!
青春18きっぷの旅、楽しませて頂きます
山かぁ~、遠くの景色綺麗!
ご両親も、本当に写真残して子らに見せたかったでしょう。
私は、充分写真で山を堪能させて頂きますわ!なんせ、海🌊系なんで…
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Unknown (ふう)
2024-08-03 07:22:26
>すずめ船長どの

初めて「18きっぷ」を使ったのは、かれこれ10年前かぁ・・・・・。
「時は金なり」の格言のとおり、時間は大切なものだけど、私にとっては結果だけではなく、過程が大事。
身体が動く限りは、使い続けたい「青春きっぷ」(笑)
私、やっぱり高いところがスキみたい。
だって、海はコワイんだもん・・・・・。

帰宅後、父に報告しましたよ。
「千畳敷、写真撮ってきたぞー」って。
でも、実際の中央アルプスの風景は、一片の写真じゃぁ語れない素晴らしさでした。
登山家の気持ちがちょっとわかった感じ・・・・。
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