Catnap Room of にゃんこ

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつけてます♪

家電破壊の連鎖危機

2022-09-25 11:33:43 | 生活
9 月は三連休が 2 回もあったし、コロナ対策も緩和されてきていたので、ここぞとばかりに旅行計画などをたてていた方も多いと思うんですが・・・・・・。
まさかその 2 回の三連休、どちらも台風襲来となるなんて思いもよらないことでした。

数週間前、私も静岡市~奥大井への旅行をしてきたばかりですが、台風に襲われて甚大な被害が出ている静岡の光景を目の当たりにしたときは、さすがに心が痛みましたよ。
台風 15 号に関しては、テレビなどで東海道新幹線の不通が取り上げられていましたが、大井川鉄道の沿線も土砂崩れや倒木などの被害が発生し、当面の間は運転見合わせになっているとのこと。
報道で取り上げられない部分においても、大きな被害が発生し、不自由な生活を余儀なくされている方々も多いことと思います。
一日も早い復旧を願ってやみません。

さて。
そんな台風 15 号が関東を通過しつつある三連休。
天気が悪いこともあり、外出の予定も入れずに家に閉じこもっていたわけですが、そんな三連休 2 日目の昼下がり、突然・・・・・電子レンジが壊れました (泣)
えええええええっ! 昨日の夜までは何の問題もなく使えていたのにっ!
そもそも電源が入らないって、どういうことよっ!



 ↑ 壊れた電子レンジ

今の世の中、どの家庭も多かれ少なかれ、電子レンジの利便性は認識されていることと思います。
もちろん私も例外ではなく、日々の弁当作りなどでは、冷凍庫から素材を取り出し、レンジで解凍しながら、煮たり焼いたりを繰り返しているからこそ、成立する作業でもありますので、これが使用不可となると・・・・思考停止状態 (笑)

この電子レンジは、 2003 年 2 月に購入したものなので、既に 19 年以上が経過しております。
メーカーの部品保有期間が 8 年で、その寿命はおよそ 10 年といわれておりますので、ここは買い替えが妥当と見るべきでしょう。
一応悪あがき的に、コンセントを抜いて休ませたり、別の場所のコンセントから電源をとることを試みたりしましたが、すべて徒労に終わりましてね。

折しも関東の台風は通過しつつあるようで、当地は雨もやみ、そろそろ青空も見え始めてきたので、次の行動を起こすことにいたしました。
はい、切り替えは早い方なので、速攻、懇意にしている家電量販店へ向かいます (笑)
一瞬、ネットで購入も考えたのですが、私にとっては超一級の生活必需品、できたら配達ではなく 「持ち帰りたい」 と考えた私は、自宅から 「台車」 を車に積んでいくことも忘れない。
我ながら、用意周到だわ。

ところで、我が家には 1995 年 5 月に購入した冷蔵庫が、まだ健在でしてね。
このブログ内でも何度か話題にしてきておりますが、壊れないのをいいことに、購入を先送りにしておりますが、すでにこいつは、購入後 27 年が経過しておるんですよ・・・・・。
冷蔵庫のメーカー部品保有期間は 9 年、寿命はおよそ 8 ~ 12 年とされている。
電子レンジでこれだけバタバタするんだから、冷蔵庫に突然寿命が訪れたら、おそらくパニックを起こすだろうな、私。

今年は、年頭にパソコンが壊れ、 9 月に電子レンジが壊れ・・・・・。
電化製品って、連鎖して壊れるってよく言うじゃないですか・・・・コワイ、怖すぎる。

お店の人と一緒に、機能や大きさなどを確かめながら電子レンジを選びつつ、さりげなく冷蔵庫のこともリサーチしてきましたよ。
もとより、 30 年近く前の冷蔵庫と比べれば、最新の冷蔵庫なら電気代も安くなるだろうし、ここはそろそろ前向きに検討すべき事案ですよね。

あ、もちろん、電子レンジは持ち帰ってきまして、早速試験運転。
・・・・・・・ランチに食べようと思って、袋を開けたものの、電子レンジが使えず、そのまま冷凍庫に戻しておいた冷凍スパゲティ、ちゃんと温まりましたー (笑)

秘境絶景の地・奥大井

2022-09-19 12:14:06 | 旅行
この景色、見たことありませんか?



私がこの風景を初めてみたのは、多分テレビの旅番組・・・・だったかと思うのだが、まずはこのビジュアルに釘づけになったことを覚えている。
その後、 CM や、 SNS で取り上げられることが多くなって風景自体は見慣れてきたものの、この場所へ行ってみたいという気持ちが小さくなることはない。

今回の旅行、第二の幸運は、 「コンサートの翌日は、奥大井湖上駅に行ってみたい」 と、友人が提案してくれたことである。
もとよりこの場所に興味津々だった私は、心の中で、 「うぉっしゃーっ!」 とガッツポーズをしたことは、内緒の話。

湖に囲まれた場所にポツンとある 「奥大井湖上駅」
駅なんだから、列車で行けることは間違いないのだが、このビジュアルは駅から撮れるわけがない (笑)
まずはこのベストアングルが見られる場所に行く方法から考えねば。



目的が決まれば、そこに到達する道程を考えるのが、旅行の第二の楽しみ・・・・いやもしかしたら、第一 (笑) の楽しみかも。
友人も、そこらへんの琴線が私と似ている部分があり、お互いにあれやこれやと旅程を出し合ってこの日を迎えている。

奥大井湖上駅は、大井川鉄道井川線の駅であるが、長島ダムの建設により、井川線の一部が湖底に沈むことに伴い、 1990 年に現在の路線にかけ替えられた際に新しくできた駅である。
駅の前後を長い鉄橋 (レインボーブリッジ) で結びその中央(半島の突端) に駅を造る。
周辺には民家も道もないため、さながら陸の孤島、秘境駅の様相も秘めている。
テツゴコロをくすぐるじゃないか!

ちなみに私、 1990 年 5 月に同じ大井川鉄道を利用して、寸又峡温泉へ行っている。
奥大井湖上駅は、 1990 年 10 月の開業であるが、メディアで取り上げられるのは、 2010 年前後からであり、長島ダム建設の話は、当地で耳にしてはいるが、駅の存在に関しては、まったく認知していない時期である。

コンサート翌日、静岡駅より東海道本線で西へ向かう。
およそ 30 分で金谷駅到着。
ここで 「大井川周遊きっぷ」 を購入し、千頭へ向かう。

千頭駅からは大井川鉄道バス・閑蔵線に乗り換え、湖上入口へ。
まっすぐ鉄道で直行するという手もあるが、あのベストショットが撮影できるスポットに到達するには、バス停からの方が近いことと、写真の角度からして、山道・坂道・急階段は、 「下り」 を選択したかったからである。
まぁ足腰がガクガクするのはどちらも同じかも知れないけど、苦労は先送りにしないのが私のモットーである (ウソつけ!)





湖上入口バス停から、数分歩くと、既にカメラを構えている何人かの人が見えてくるのだが、案の定、ココがアノ場所 (笑) で、タイミングよく、線路を渡る列車も見ることができ、いい写真が撮れましたよ!



今回の旅行、第三の幸運は、この天気である!
この友人との旅行は、降水確率が非常に高く、おそらく 80 % 以上は雨または、傘が必要な曇りで、こんないい天気に恵まれたのは、初めてのことじゃないだろうか (爆笑)



ここから山道・坂道・急階段を下りていくのだが、まかり間違っても転倒などしないよう、足腰に力を入れて気をつけて進む。
途中、展望台で一休みし、 15 ~ 20 分ほどで、ようやく平坦な場所にでるのだが、ここから先は、歩いて渡るレインボーブリッジ。 (ひゃっほー)



ちなみに私、以前 お台場のレインボーブリッジ も歩いて渡っております (物好きだな)
ここを渡りきると 「奥大井湖上駅」 に到着。



駅の至近には、 湖上駅 café があるので、こちらでアイスコーヒーを購入し、ロッジの 2 階で、駅を見下ろしながらランチタイム。



復路は、列車で千頭にもどるのだが、なにしろ 1 時間に 1 本程度しか列車がこないので、疲れた足腰を休め、乾いた喉を潤すには絶好の、ゆったりした時間となった。
もとより、駅以外に行く場所はないのだが (笑)



それにしても、本当に天気が良くてよかったなぁ・・・・。
コロナ禍で 2 年以上まともな旅行をしていない私たちに、神様がプレゼントしてくれたのかなぁ・・・・。

千頭行きの列車が到着。



南アルプスアプトラインの愛称がついているとおり、この路線は、日本で唯一のアプト式区間がある鉄道である。
かつて、碓氷峠超えの信越本線で使われていたアプト式だが、 1963 年に廃止されたのち、日本では途絶えていたアプト式が復活したわけである。



路線は、急こう配、急カーブが多いため、レールの軋み音も結構なモノだが、大井川の流れを眼下に眺めながら聞く軋み音も旅の風情である。 (テツ丸出し)

1 時間ほどで千頭に到着。
この大井川鉄道には、多くの観光列車が走っていて、千頭駅には、きかんしゃトーマス号も停まってます。



かつて寸又峡に行ったときには、SL川根路号 (蒸気機関車) に乗ったのだが、今回は、ELかわね路号 (電気機関車) を予約。



客車は、旧型客車が連結されており、天井の扇風機や、本当の (笑) 網棚、客車の床が木製だったりと、ああ、子供のころに乗った列車は、こんなだったよなーとちょっと懐かしい感じ (笑)



乗った客車は昭和 14 年製の旧国鉄車両だったらしいのですが、懐かしいと言ったものの、いやいやまだ私も生まれてないって (汗)
まぁ生まれてないことは間違いないけど、そこそこ微妙なお年頃であることも否定できないので、これからも楽しい旅行をするためには、地道に足腰鍛えなくっちゃね。

徳川ゆかりの地・静岡

2022-09-16 20:25:25 | 旅行
9 月 10 日、中秋の名月。

その名月を見上げている私は、その時、静岡・駿府城の至近にいた。
この日は、駿府城のお隣にある、静岡市民文化会館で開かれる髙橋真梨子さんのコンサートを鑑賞しにいく友人に便乗してついてきていたのだが、じっくりと楽曲を聞かせてくれる真梨子さんのコンサートは、初めて参加した私でも、その世界観にすっと溶け込めるような優しい空間で、素直に感動できる圧巻の 2 時間でした。

昨今、年齢を重ねてコンサート活動を卒業されるアーティストの方々が多い中、髙橋さんも今後はコンサート活動を縮小するとの意向から、今年の tour は、地方で行われる last concert になるらしい。
コンサートが終わって、見上げた空に浮かぶ満月が、この日の充実感を象徴するものとして、ひと際美しく輝いていた。



さて。
私にはかつて、訪れているのに記憶になく (笑) どうしても再訪したい場所が 3 ヶ所ありました。
修学旅行で訪れている 「会津・若松城」 、両親と共に訪れている 「高知・桂浜」 、そして先輩の結婚式で訪れている 「静岡・浮月楼」
まぁ並べてみるとそこそこ想像はつくと思いますが、どれも 「幕末がらみ」 ですな。
この 3 ヶ所の中の 2 ヶ所は既に再訪が叶い、このブログの中でも嬉々として報告しておりますが(会津高知)、最後に残ったのが、静岡にある 「浮月楼」 というわけです。
静岡に行くからには、既に意地に近い (笑) 訪問願望を覚えている 「浮月楼」 にも行ってみたい(笑)

東京から新幹線 「こだま」 で静岡到着。
静岡駅前では、徳川家康公がお出迎え。



それにしても天気がいい (笑)

今回の旅行、第一の幸運は、友人が手配してくれた今宵の宿泊先が、この浮月楼の庭園内に建っているホテルだったということである。
そして、宿泊者はこの「浮月楼」の庭園を自由に鑑賞・散策することが出来る特典のあるホテルだった!

この 「浮月楼」 は、徳川最後の将軍・慶喜が明治に入って 20 年ほどを過ごした居住地である。
日本史上最後の征夷大将軍として、江戸城を明け渡した慶喜は、江戸幕府瓦解後の 1868 年 4 月より水戸 (茨城県) 弘道館、 7 月からは駿府 (静岡県) 宝台院にて謹慎を続けていたが、 1869 年 9 月に謹慎が解けたのちの 10 月からは、紺屋町の代官屋敷 (現・浮月楼) へ居を移し、以後 1888 年までの 20 年をこの場所で過ごしたことになる。

  
 

もともとの敷地は、 4500 坪以上あったそうだが、現在は区画整理で周辺が削られたものの、日本随一といわれた庭師 (小川治兵衛) に作らせた庭園は、当時のままだそうである。

徳川最後の将軍・慶喜ゆかりの地を堪能した後は、徳川最初の将軍・家康が壮年期・晩年期に居城としていた駿府城跡へと足を延ばす。

  
 

駿府城は日本 100 名城のひとつで、東御門や巽櫓は復元されておりますが、当時の遺構は、お堀の一部を除いて、ほとんど現存しておりません。
現在は 「駿府城公園」 として市民に開放されておりますが、公園の一部では、天守の発掘調査も行われておりました。



今後何か新しい発見があったりすると楽しいですね。

コンサートをきっかけにして実現できた、久しぶりの旅行らしい旅行。
しかも、徳川家の歴史探訪までさせていただいた私は、もう満足満足!

もちろん静岡まで来たからには、これだけでは終わりませんよ(笑)