Catnap Room of にゃんこ

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつけてます♪

役に立ったもの

2022-03-18 23:04:55 | 雑記
16 日の深夜、宮城・福島を襲った震度 6 強の地震、本当にヒヤッといたしました。
津波注意報の発令に至っては、 11 年前のあの日を思い出した人々も多くいらっしゃったことでしょう。
関東地方も、震度 4 の長い揺れに襲われたわけですが、私はこの数分前に布団に入り、覚醒状態のままで体を横たえていたので、余計大きな揺れに感じておりました・・・・。

2 度にわたる揺れがおさまって数分後、枕元のスタンドの灯りがプツっと消える。
我が家の電気ブレーカーは、一定以上の揺れを感知すると勝手に電気が遮断されるという 「感震ブレーカー」 なので、最初はコイツが働いたのかと思って、ブレーカーを確認したのだが、これは ON のままだった。
3 . 11 の時は、計画停電こそ頻繁にあったものの、予告なしの停電はほとんどなかったと記憶しているので、突然の停電はまったく予想していない。

さて、深夜の停電。
まぁ寝てしまえばいいっちゃいいんだけど、まだ眠りに落ちる前のことだったので、いろいろなことが気にかかっちゃいましてね。
私は寝る時に、枕元の iPad mini で radiko を聞きながら、スマホは寝ている間に充電するというのが、ルーティンとなっている。
しかしながら、停電してしまったこの夜は、 Wi-Fi モデルの iPad mini は使用不可。
スマホの充電もできない。
マンションの共用灯も消えた闇の中で、テレビもラジオも使えないということは、世の中で何が起こっているのかもわからず、ものすごく不安なことだった。

スマホは使えたので、時折 yahoo news などをチラ見していたのだが、いつ電源が回復するかわからない中で、バッテリーの消費は最小限に抑えるべきであろう。
とりあえず、懐中電灯代わりに、スマホの LED ライトを点灯させ、モバイルバッテリーを取りにリビングへ向かう。
リビングのカーテンを開けて外を見たら、 2 キロほど離れた駅周辺は停電になっていないようだが、私が住む町内周辺は、街灯も消えて、真っ暗だった。

モバイルバッテリーを手に、寝室へ戻ろうとしたところで、ふと思い出したのが、こういうときこそ思い出さねばいけない存在の 「防災用品」 だ。
もしこのまま停電が数日続いたらどうなるんだろう、とか、冷蔵庫の中身はどれぐらいで腐るのかなぁ・・・・・などと考えながら、 「そういえば、ソーラー & 手回し充電の LED ランタンがあったはず・・・・」 と、防災用品をまとめていれてあるバッグの中をまさぐってみた。

あったあった、 LED ランタン。
暗闇の中では、灯りがともるだけで、心は落ち着くな。



落ち着いた心で、バッグの中をさらにごそごそしていたら、思いがけないものが見つかった。
いや、確かにコレを入れた記憶はある。
しかし、コレが使えるのかどうかの動作確認をした記憶はない。
それは、父がまだ元気に働いていた頃に使っていた 「昭和時代」 のポケットラジオだ (笑)
ちなみに、父が亡くなったのは、 1994 年、今から 28 年前。
ってことは、おそらく 30 年以上前のラジオなのだが、これを機に動作確認してみようかね。

単三電池を 2 本入れ、ボリュームスイッチを回すと電源が入り、そっとチューニングのダイヤルを NHK FM に合わせたら、地震や停電を伝えるニュースの声が鮮明に聞こえてきた。
昭和のラジオ、あっぱれなり!

普段は当然のごとく明るい室内で、何の感慨もなく、テレビやラジオをつけっぱなしにしていた私だが、電気のつかない闇の中では、ランタンの白い光と、ラジオから聞こえる落ち着いた声だけで、なんだかすっかり安心するものだ。
そのままラジオを聴きながら、眠りに落ちる・・・・。

防災用品って、やはり疎かにできないな。
心して準備と点検を怠らないようにしなければいけないのだが、この際、スマホの充電もできるような、多機能ラジオも用意しておいたほうがいいのかなぁ。
コメント
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