ウチの会社では、毎年5~6月頃に健康診断を受けさせてくれるのだが、年々再検査項目が増えてくるのが悩みの種だ。
その中でも特に再検査に気乗りがしないトップ項目といえば。
胃内視鏡検査
ここ数年、バリウム飲んで検査した後、毎年精密検査項目に挙がっていたのだが、ひっそりこっそりずーっと無視し続けていた(オイ)
実は私、かつて急性胃炎で救急車を呼んだ迷惑な来歴があるヤツなので、きっとその時の「痕跡」 が残っているんだろうと勝手に自分を納得させていたワケなのだが、いよいよ今年はバリウムの検査技師に 「再検査指示が出ているのに、内視鏡検査を受けないのは、胃の検査をしている意味がない」とトクトクと説教 (爆) され、乗り気はまったくしないのであるが、しぶしぶ受けることにした。
ところが私、歯の治療でも苦労するほど 「嘔吐反射」が強い人間である。
なので鎮静剤をたっぷり打って意識を飛ばしてからお願いしよう・・・・・と思って申し込んだのだが、健康診断後の再検査では鎮静剤を使った内視鏡検査は原則として行わないという無情のお言葉。
ええーい。 こうなったらネタのために (笑) 苦しい内視鏡検査、受けてこようじゃないの!
おりしもその日は7月7日。 星に願いを・・・・・・・。
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さて当日。
前夜9時以降、飲まず食わずで病院へ。
受付を済ますと、小さいコップに入っている液体が手渡された。
「水のようにゴクゴクと飲んでくださいね」
・・・・まずいけど、喉も渇いてたことだし、とりあえずは飲み干す。
「次はこれ。 しばらくのどの奥にためといてね」
・・・・水あめ状のゼリーをスプーン一杯。 これもまずいけど、なんとか4~5分キープしつつ少しずつ飲み込む。
さてここからがいよいよ本番だ。
検査台に上る私にとっては 「まな板のうえ・・・・」の心境ですな。
もともと緊張感のない人間なので、ドキドキすることはないのだが、いかんせん「嘔吐反応が強い」 ので、とりあえず先生と看護士さんにその旨を申告。
看護士さんいわく、
「大丈夫よー。 先生ベテランだからー (笑)」
「じゃ、念のためにスプレーサービスしとくよ」 と、口の中に向かってまずいスプレーをシュシュッと3プッシュする先生。
「せんせー、まずいでふー」 と言う私。 (←口の中がしびれてる/笑)
ところで、ファイバースコープってとっても高価なものなんですってね。
なにやら <ひと噛み100万円> とか (驚)
なので、噛み切られないように口にはめるのがマウスピース。 (・・・・だと私は思ってる/笑)
ところがこのマウスピースでつまずいた。
ここでつまずくヤツはあまりいないと思うのだが、これを口にくわえただけで身体が拒否反応。 小さいマウスピースに変えても同じ。
・・・・・・私が拒否しているのではありません。 体が勝手に拒否反応を起こすんですよ、念のため。
「これをつけられないと検査できないんだけどなー、あははははは」
・・・・・・・笑いごとじゃないし。
「じゃ、ちょっとボーっとする薬、使うよ」
いやもうどうとでもして。 まな板の上の鯉はいまさら引き下がれない。
腕に軽い鎮静剤を打ってもらうとあら不思議。
あんなに拒否ってたマウスピースも、その後に続くファイバースコープも難なくクリアできました。
意識が飛んでるわけではないので、モニターにくっきり写る私の胃内部も見られましたし。
実はこれが見たかった♪ (←変態)
カメラは食道~胃~十二指腸まで到達。
空気入れて胃を膨らませたり、生理食塩水いれて洗い流したりする光景を人ごとのように眺めながら、無事終了。
「よーく見えましたよ。 多少胃炎はあるようだけど、大丈夫。 アヤシイものもありませんね」
その後は1時間半ほど回復室で鎮静剤の影響が抜けるまで休養し、無事帰宅。
だーかーらー、最初から鎮静剤使ってくれって言ったじゃーん(笑)
まーとりあえず何事もなかったようなので、週末はまた飲みに行こうっと♪