https://news.yahoo.co.jp/articles/11f6783da3d69c77d700f02a24d092d7f5f3c43e
新型コロナに同様に露出したといってもある人は感染し、ある人は感染しない場合がある。最近、学界では強い免疫体系を持つ、いわゆる「ネバー・コヴィド・コホート」(Never Covid cohort)に対する研究が活発に行われている。 3日(現地時間)、米CNBCによると、英国インペリアル・カレッジ・ロンドンは先月、一般的な風邪新型コロナウイルスでT細胞数値が高い人が新型コロナであるSARS-CoV-2に感染する可能性が小さいという研究結果を発表した。新型コロナは風邪のような「SARS-CoV」系列の新型コロナウイルスだ。 研究チームは元気な18~30歳男女36人に直接新型コロナウイルスを注入した後、彼らを統制された環境で2週間観察した結果、実験参加者の中で半分である18人だけが感染したと明らかにした。 該当研究第1著者であるリハクンド博士は「SARS-CoV-2ウイルスに露出したといって常に感染するわけではない」として「風邪新型コロナウイルスに感染する時、体に生成される高い水準のT細胞が新型コロナの感染を予防できるということを発見した」と説明した。 この研究を率いる免疫学のダニー・アルトマン教授も「一つの家庭内に新型コロナ感染者があるからといって家族構成員全員が新型コロナに感染する可能性は思ったより大きくない」と明らかにした。 世界研究チームが注目した核心遺伝因子は白血球抗原(HLA)だ。これは組織適合性抗原の中の一つで、遺伝子によって形態が決定される。特定類型のHLAを持つ人が過去風邪を病んだ場合、新型コロナの免疫反応が強いというのが科学界の共通した見解だ。 アルトマン教授は「HLAは免疫反応を調整する核心遺伝子で、SARS-CoV-2に対する免疫反応を決めるのに重要な役割を果たす」として「例えば、HLA-DRB1*1302遺伝子を持つ人々は新型コロナに感染する可能性がはるかに大きい」と説明した。 この研究に関連し、英国ウォーリック大学分子腫瘍学科のローレンス・ヤング教授は「ネバー・コヴィド・コホートに関する追加研究を通じて普遍的な変異防止ワクチンの開発などに活用できるだろう」と話した。