https://style.nikkei.com/article/DGXMZO99051890Q6A330C1000000?channel=DF180320167077&n_cid=LMNST008 略
Tanaka: Okay, is everyone here? Are we ready to get started?
Sally: We're still waiting for Hiroshi.
Tanaka: Does he know about the meeting?
Sally: Yes, I'm sure he does. Should I try calling his cell phone?
Ito: Sorry for being late. The trains were delayed.
Tanaka: Better late than never. Okay, let's get started.
【対訳】
社長:さてと、皆いますか。さあ、始めましょう。
サリー:ヒロシがまだ来ていません。
社長:ヒロシは会議の事は知っていますか?
サリー:ええ、知っているはずです。携帯に電話してみましょうか?
伊藤:遅れてすみません。電車が遅れちゃって。
社長:来ないよりはまだましだ。さあ、始めましょう。
解説)
▼Okay, is everyone here? : 皆いますか?
*普段の会議を始めるひと言。社内会議でもお客様が参加する会議でも使えます。
▼Are we ready to get started? : もう始めてもいいですか?
* 会議の前によく使う言い回しです。Are we ready to start? と同じ意味。
▼Sorry for being late: 遅れてごめんなさい.
*5分程度の遅れであれば、十分です。Sorry, I'm late.でもOK。 もう少し重大な場面や、大幅に遅れた場合はI'm really sorry for being late./ I'm really sorry for keeping everyone waiting. 「皆さんをお待たせして申し訳ありません」のようにきちんと謝罪の言葉を述べましょう。
▼Better late than never: 来ないよりは遅れた方がまだましだ。
*ユーモアを感じさせる軽い言い方。遅れた方も負担は感じないでしょう。でも少しイライラしていることを表すのであればIt's okay.「まあ、いい」。It's okay this time.なら「今回は許すが次回は許さないぞ」という少し厳しい言い方になります。イライラどころか、怒りたいのであればThis is a habit with you.「癖になっているぞ」/This happens too often.「しょっちゅうじゃないか」と言うこともできます。
Ito: Hey, Sally. I have a favor to ask.
Sally: Sure, what's up?
Ito: This is kind of embarrassing, but Sam Johnson is coming in an hour.
Sally: Yeah, I know.
Ito: Well, I was supposed to write a report for him, but I forgot about it. Could you tell him I got sick and had to go home?
Sally: I'm sorry, but I don't like to lie. You should just call him yourself and tell him the truth.
Ito: I guess you're right. I shouldn't have asked you to do that. Sorry.
【対訳】
伊藤:ねえ、ねえ、サリー。ちょっと頼みがあるんだけど。
サリー:ええ、もちろんよ。何かしら。
伊藤:ちょっと、気恥ずかしいことなんだけど、実はサム・ジョンソンが来るんだ。
サリー:ええ、知っているわよ。
伊藤:実は、彼のために報告書を書くことになっていたんだけど、すっかり忘れてしまったんだ。彼に、具合が悪くて家に帰ったと言ってくれないかな。
サリー: ごめんなさい。私、嘘は言いたくないの。自分で電話して、本当のことを言った方がいいわ。
伊藤:君の言う通りだよ。そんなことを君に頼むべきじゃなかったね。ごめん。
解説)
▼Hey:ねえ、ねえ。
*相手の注意を引く問いかけの言葉。目上であれば Excuse me. が適切でしょう。
▼ I have a favor to ask: お願いがあるんですが/頼みがあるんですが。
*頼みごとをする場合の定番表現。Could you do a favor for me? はたいていはカジュアルな場面の「お願い」表現です。
▼What's up?: 何かあったの?/どうしたの?
*What's wrong?/ How can I help you? などもよく使われる言い回しです。
▼I was supposed to…: ~するはずだった、することになっていた
*「でも、やっていなかった」の意味になります。
▼ Could you…?: ~やってもらえますか?
*年上から年下まで、広い範囲で使える依頼の万能表現です。
▼I'm sorry, but…: ごめんなさい、でも…
*断る場面での謝罪のフレーズとして一番使われます。相手に謝罪ではなく、同意できない場面でもOKです。例えばサリーがI'm sorry, but I think you're making a big mistake.と言えば「悪いけど、それは大きな間違いだと思うわ」の意味。「謝罪」ではなく「悪いけど/申し訳ないけど」の意味になります。
▼I shouldn't have asked you to do that.: ~をするべきではなかった
*後悔を表します。I should have…「~するべきだった」 とともに謝罪の場面でよく使われる表現です。
I'm sorry. とThanks./ Thanks a lot. を使い分けることで、謝り過ぎの日本人のイメージが、ひとつ払しょくされます。
自分がやったことがうまくいかなかった。それが正しいことでも、あなたは謝罪しますか? それは「ごめんなさい」ではなく、「残念」なことですね。このような場合はI have to apologize.「お詫びしなければ」ではなく I'm sorry. 「残念です」がベストです。謝っているというよりも「それは残念/それは大変だ」のニュアンスです。
会話でよく耳にするI'm sorry to hear that.は「それを聞いて残念です」の意味になります。この場合のI'm sorry. は「謝罪」の意味ではないことがよく分かります。
I (really) have to apologize. の場合のhave to は「しないといけない/せざるを得ない」の意味。「本当は謝りたくないがあまりにも重大な状況ですので謝らざるをえない」の含みがあり、より誠意を伝えることができます。
アメリカ人は謝罪しない? それはちょっとステレオタイプかもしれません。アメリカ人は同僚や友人など近しい人には「謝り過ぎる」ほど、謝ります。アメリカにおいてでさえ、謝罪が足りないよりは、謝り過ぎが好まれます。
でもひとつ注意。深刻過ぎてはいけません。Oh, sorry. あるいはSorry about that. のように、あくまで軽く、カジュアルに。友人や同僚であれば、スマイルがあれば、なおさらOKです。