https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180729-00010008-biz_lifeh-sci
多くの人は、長時間のレイオーバーと聞くとゲンナリします。空港で座って待つだけなんて、時間の無駄にしか思えません。
でも、少し視点をずらせば、待ち時間を楽しいバケーションの一部にすることができます。それには、23:59ルールを活用します。
23:59ルールとは、最終目的地に到着するまでの間に、24時間以内なら追加料金なしで、好きな都市止まって滞在できるというものです。つまり、無料で訪問する都市を1つ増やせるわけです。
ただし、滞在は24時間以内に限られます。それを超えると途中降機とみなされ、追加料金を払わなければなりません。
もし、最終目的地に到着するまでに、長時間の乗り換え待ちが発生することがわかっているなら、乗り継ぎ地に、ずっと訪れたいと思っていた都市を選んでみましょう。
もしあなたがラッキーな人で、予約したフライトが、たまたま訪れたかった都市で乗り換えることになっているなら、そこで何をするかプランするだけでOKです。そうでない場合は、乗り継ぎ地としてどんな都市を訪れることができるか調べてみる必要があります。
自由旅行で、乗り換え地を自分で選べる場合は、フライトを往復ではなく複数都市(Multi-City)で予約しましょう。
まず、出発地を入力したら、目的地に訪れてみたい都市を指定します。次に、その都市を出発地として、目的地に最終目的地を指定すればOKです。乗り継ぎ地を追加することもできます。
Google Flightsを使えば、さまざまな航空会社から最安のフライトを見つけることができます。たとえば、最終目的地がバンコクなら、香港を乗り継ぎ地にすると楽しいかもしれません。オーストラリアに行くなら、サンフランシスコに立ち寄ってもいいでしょう。
目的地が米国内なら、シカゴ、デンバー、アトランタなどの都市が楽しい乗り継ぎ地になるかもしれません。ヨーロッパに行くなら、アムステルダム、ブリュッセル、ロンドンなどの都市を忘れてはいけません。
多くの航空会社が、旅行者に最終目的地以外の都市を訪問する機会を提供すべく「乗り継ぎプログラム」を始めています。
乗り継ぎプログラムの特典を享受するには、フライトに所定の航空会社を利用し、かつ、乗り換えの待ち時間が一定時間以上ある必要があります。
乗り継ぎプログラムの例:
■ ドーハ(カタール)
カタール航空を利用し、乗り換えの待ち時間が8時間以上ある場合に使える。フライト到着の48時間前までなら、空き状況次第で無料ツアーを予約できる。詳しい情報はウェブサイトをチェック。
■ イスタンブール(トルコ)
トルコ航空のフライトで、乗り換えの待ち時間が6時間以上ある場合に利用可能。トルコ航空はTouristanbulと提携し、ブルーモスク、グランドバザール、アヤソフィアといった観光名所への無料ツアーを提供している。
■ リスボン(ポルトガル)
TAPポルトガル航空は、同国の航空会社を利用する、リスボンとポルトでの乗り継ぎプログラムを提供している。追加料金なしで最大5日間の滞在が可能で、ホテルを予約する場合は特別割引を受けることができる。
■ トロント(カナダ)
エア・カナダは、乗り換えの待ち時間が6時間以上の利用客に対して、無料の宿泊施設を提供している。このプログラムを利用すると、トロント、モントリオール、バンクーバーといった都市に無料で立ち寄ることができる。
乗り換えの待ち時間にもよりますが、ホテルに泊まる必要はないでしょう。空港によっては、安全なロッカーに荷物を預けるサービスを提供しています。
すべての空港がこのサービスを提供しているわけではないので、事前に調べておきましょう。