幸せの深呼吸

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幸せは自分が決める。

食べ物、健康、病気に関する8大原則

2013-10-23 | 医療、健康

http://ameblo.jp/friends-dc/entry-11576229263.htmlから

葬られた「第二ののマクガバン報告」/政界・医学界・食品医薬品業界が犯した『情報黙殺』の大罪」   T・コリン・キャンベル トーマス・M・キャンベル著 松田麻美子訳 グスコー出版
を読み返していました。そうしたら、下巻の冒頭の章にコリン・キャンベル先生がご自身が考える「食べ物」「健康」「病気」に関する8大原則が記されていました。下手に私が考えるよりも、よっぽど説得力が有るので、この8大原則は説明の時に上手く活用させていただこうと、思いました。

コリン・キャンベル先生も「ある化学物質が発ガン物質だと、報道されるたびに反応したり、新しいダイエット本が書店に並ぶたびに手にとったり、あるいは新聞の見出しが「遺伝子研究によって病気が解明された」と派手に報じるたびに一喜一憂する必要などもうない。この8大原則を理解することで、地域社会の健康を高めるため、私達のお金や資源を重要なところへ投資できるようになるし、個人にとっても、社会にとっても、私達の仲間である動物にとってもそれは地球にとっても、実に意味深いものがあるのだ。」と、仰っている様に、このことを理解することは、個人の問題から地球への貢献へつながります。何だかそう思うとワクワクしますよね!「地球規模の貢献!」これがキーワードですね。

それでは、まだこの本をお読みになった事がない方のために8大原則をご紹介しておきます。

◆第1の原則:栄養の正しい定義とホールフードの価値を知る
栄養とは、食べ物の中に含まれている無数の物質の複合作用を意味する。
ホールフード(未精製・未加工の食べ物)は、
その中に含まれる栄養素の寄せ集めよりもずっと素晴らしい効果がある

例えばほうれん草を一口食べたあと、身体の中には18種のアミノ酸、8種の脂肪酸、10種のミネラル、9種のビタミン、植物ステロール、ファトケミカル等分かっているだけで、多種多様な栄養さが入ります。ほうれん草が、消化液や消化酵素と混ざり複雑なプロセスを得て身体の中に取り込んでいく。この過程の詳細は複雑すぎて、決して私たちにその全容が理解できないだろうが、ここで理解して欲しいことは、次の点です。

良い健康状態を作り出すため、身体の全組織が協力し合っている反応には、食べ物から得られう化学物質が関わっている。

食べ物に含まれる化学物質は、細胞の中や人体の複雑な管理機能によって、入念に調整される。この管理機能が、どの栄養素が何処へ行くのか?栄養素はそれぞれどれだけ必要で、その反応はいつ起こせばいいのか?などを決定する。人間の身体は、自然の中のホールフードから最大限の恩恵を引き出すため、この極めて複雑な「体内ネットワーク」を進化させてきた。したがって、見当違いをしている人たちが、一つの栄養素、すなわちある化学物質を特定し、その効力を大声で宣伝したとしても、それはまことに短絡的な考え方と言わざるを得ない。

◆第2の原則:サプリメントへの警鐘を知る
サプリメントは健康の万能薬ではない。

栄養とは、無数の化学物質が無数の状況下で反応する極めて複雑な生化学システムの中で、あらゆる反応が作用し合って初めて機能するものである。したがって、「サプリメント(栄養補助食品)として摂取された単独の栄養素が、ホールフードの代わりになれる」といった考え方は、全く理にかなっていない。サプリメントは長期間にわたる健康をもたらしてはくれないし、予期せぬ副作用を引き起こす可能性もある。

人間というものはいつも食べているものを食べ続けたいという習性があるから、数錠のサプリメントを常用する事で、自分の好ましくない食習慣が体に悪影響を与えたとしても「大丈夫」だと気持ちを楽にする事ができる。しかしながら、研究では、「ガンおよび心臓血管疾患の予防としてビタミンA、ビタミンC、或いはビタミンEのサプリメントや葉酸入りの総合ビタミン剤、或いは抗酸化物質のいくつかを組み合わせたものなどを毎日服用することによる有益性と有害性を判断することは出来なかった。」ということが分かっています。

栄養素はサプリメントとしてではなく、食べ物として摂取された時にのみ重要となる。

従来通りの良くない食習慣を続けながら、健康を維持する為に単一のサプリメントに頼るのはお金の無駄であるばかりか、体にとって 
も危険なことがある。

◆第3の原則:植物性食品の意義は甚大である
動物性食品の中に含まれている栄養素で、植物からは十分に得られないような栄養素は何もない

植物性食品は動物性食品よりもはるかに多くの抗酸化物質や食物繊維、ミネラルを含んでいる。

 
動物性食品に比べ、植物性食品にははるかに多くの抗酸化物質(βカロチン、ビタミンC、ビタミンE等)、食物繊維、葉酸、ミネラル等が含まれています。一方、動物性食品には植物性食品には全く含まれていない、コレステロールが非常に多く含まれ、脂肪も9倍多く含まれています。

栄養学の定義によれば、必須栄養であるための「化学物質」は次の要求を満たしていなけれrばならない。
①人間の健康な身体機能のために不可欠であること。
②人間の身体じsんでは作ることができない。そのため、身体の外から摂取すべきものであること。

動物物性食品に含まれていて、一般的な植物性食品に含まれていない栄養素は4つあります。

・コレステロール
・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンB12

コレステロールは健康にとって不可欠ではありますが、私達の身体は必要とされるコレステロールを全て作ることが出来ます。従って、私達は食品からコレステロールを摂取する必要は全く有りません。

ビタミンAはβカロチンから身体の中で容易に合成することが出来ますし、ビタミンDも一日おきにおよそ15分、皮膚を日光に当てるだけで容易に作ることができます。ビタミンAとDは2つとも食品やサプリメントから大量に摂取することで有毒になることがあります。つまり、ビタミンAとDの必要量は、体自身がタイミングや量を容易にコントロールできるように、ビタミンAの前駆体であるβカロチンや日光に頼る方がいいのです。

ビタミンB12に関しては、少々複雑です。このビタミンは土の中、或いは人間を含む動物の腸の中に生息している微生物によって作られる。ビタミンB12をたっぷり含んだ栄養豊かな土の中で育った植物はこの栄養素を容易に吸収することを、研究者が納得できるように証明しています。しかしながら、長年に渡って殺虫剤や除草剤を使用し続けてきた影響で、土壌の疲弊が広がり、この活力のない土でソだれられた野菜や果物にはビタミンB12が不足している可能性があります。

さらに何事も清潔第一の社会で暮らしているため、ビタミンB12を製造する土壌媒介の微生物と直接接触する事はめったにない。従って浄化された野菜や果物を食べ動物性食品は取らないという現代人は充分にビタミンB12を取っていない可能性があると考えても不思議ではない。従って、肥沃な土地で育った新鮮なオーガニックの「健康に良い食事」と定期的に戸外に出る「ライフスタイル」こそ、ビタミンB12やDを充分に摂取できる最善の方法である。簡潔な方法で自然な生き方に戻ることは、他にも数え切れないほどの恩恵を与えてくれる。

(要約終了)

という事で、ここで、本文の要約を終了します。また続きは後程UPします。
コリンキャンベル先生も自然の営みにそったシンプルライフが良いと言っています。自然から離れる生活をすればする程健康から遠ざかる。世界的な栄養学のリーダーもやっぱりそう言っています。私の直感もこれこそが栄養学の真理だと思っています。


引き続き、葬られた「第二ののマクガバン報告」/政界・医学界・食品医薬品業界が犯した『情報黙殺』の大罪」T・コリン・キャンベル トーマス・M・キャンベル著 松田麻美子訳 グスコー出版
下巻の冒頭の章からコリン・キャンベル先生ご自身が考える「食べ物」「健康」「病気」に関する8大原則の続きをお伝えします。

この原則の中で、コリン・キャンベル先生は工場で精製、抽出された一部の成分であるサプリメントではなく、食品を丸々ホールフーズで摂取することの重要性を強調されています。今日は動物性のタンパク質を摂取せず、ほぼ8割がた生の果実と野菜の食生活をしている方の血液像の観察をさせて頂きましたが、本当に綺麗で、抗酸化物質のビタミンCの層が厚く身体はこれに守られている様な像でした。思わず「素晴らしい!!」と、心の中で拍手を送りました。やっぱり、コリンキャンベル先生が仰る様に、「薬やサプリメントに頼らず、食習慣そのものを変えること程、健康的な生活を送る為の強力な武器は他にはない!」私も血液観察を導入してからますます確信を深めております。

正しい食べ方を学びましょう。人間の本来の食性に合った正しい食べ方をしていないのに、幾らビタミン剤をジャラジャラ飲んでもそんなのあまり意味がないんじゃないかな・・。と、こういう話をしていると、つい講師の先生のお一人が「果物はここ数年糖質制限をしていて食べていない。でも、食後にはこれを飲んでいるから大丈夫」と、ビタミンのサプリメントを手のひら一杯飲んでいらした、数年前に出席した分子整合栄養学のセミナーのことを思い出します。分子整合医学はとても興味深く、講師の先生の生化学の知識も半端なくそれはそれでとても為になるものでは有りました。でも、やっぱりコリン・キャンベル先生の仰る事の方が私にはしっくり来ます。

お日様の光を浴びて、土をいじって、自分で作った生の果実や野菜をたっぷり食べる。これで、健康への対策は十分じゃないでしょうか?そんな生活が出来れば、後は何もいりませんよね、きっと・・。(あ!、そんな生活を共にするパートナーや家族が居たらもっと良いですが・・)私もまだまだ野生化した人間とは言えません。(だって家族がそういう生活は嫌だって言うんです^^;)

でも昨日は畑や庭で育てている、野菜や果物をおやつ代わりにつまみ食いしました。私にとってはそういう時間が至福のひとときです。畑の草は伸び放題で、作物よりも雑草の方がよく育っていて、手入れも全然行き届いていないけど、でも次に何を植えるか考えるのって、とても楽しいです。「もっともっと自然に近い生活がしたい~」と、沈みゆく夕日を眺めながら、物思いにふけっていました。

さて前置きが長くなりましたが、8大原則の続きを見てみたいと思います。


◆第4の原則:遺伝子の働きは栄養次第である
遺伝子はそれ自体、病気を決定するようなことはない。
遺伝子は、活性化されるか、あるいは発現化されることによってのみ働く。
そして、良きにつけ悪しきにつけ、どの遺伝子が発現されるかは、
「栄養」が決定権を握っている。

全ての病気は遺伝子から始まるといっても過言ではない。遺伝子なしにはガンはありえない。遺伝子なしには、肥満も糖尿病も心臓病もありえない。そして、遺伝子なしには生命も存在し得ないだろう。遺伝子コードの複雑さは、「どの遺伝子がどの病気を引き起こすのか」「どうしたら危険な遺伝子を沈黙させられるのか」の解明に、莫大な経費を投入し続けている理由を説明しているように思える。そしてまた、「どこも悪いところがない健康な若い女性が、乳がんと関連する遺伝子を持っていることが分かったというだけの理由で、乳房摘出手術を受けるのはなぜか」ということも説明している。

さらに「過去10年間、科学や健康分野における資金の大部分が、なぜ遺伝子研究に充てられるようになったか」も説明している。しかしながら、その研究の多くが「遺伝子」に焦点を当てていて、「決定的な点」を見過ごしている。すなわち、「すべての遺伝子がいつも完全に発現される訳ではない」というシンプルな問題だ。活性化されなければ遺伝子は休止状態にあり、健康にどんな影響を及ばすこともない。

ある遺伝子を休止状態のままにさせ、ほかの遺伝子が発言されるように仕向けるものとは、一体何なのだろうか。それは「環境」であり、「食習慣」なのだ。遺伝子を「種」として考えると、「種」は栄養分に富んだ土壌、水、そして日光がなければ成長しない。適切な環境がなければ、どの遺伝子も発現されないだろう。人間の体内では栄養は遺伝子の活動を決定する環境因子となる。

ガンを引き起こす遺伝子はタンパク質の摂取と深く関係している。コーネル大学のコリン・キャンベル先生の研究チームでは、動物性蛋白質の摂取量を調節するだけで、悪い遺伝子の活動を「ON」にしたり「OFF」にしたり出来ることを突き止めました。

◆第5の原則:有害な化学物質以上に有害なものがある
有害な化学物質の悪影響は栄養の取り方次第でかなり抑えることができる。

新聞紙上を度々にぎわす、ガンを引き起こす化学物質の、アクリルアミド、人工甘味料、ニトロソアミン、エイラー、複素環境アミン、アフラトキシン。でも、この様な化学物質が私達の食べ物に取り入れられるようになるはるか以前の時代でも、人々が動物性食品を食べ始めるようになったとき、やはりガンや心臓病になる人が増えていました。

コリン・キャンベル先生の研究チームは、「非常に発がん性が高い、と言われている化学物質のアフラトキシンの潜在的影響は、食事次第でほぼ完全にコントロールできる」という事を確認しています。ネズミは低蛋白の食事を与えら得ていれば、大量のアフラトキシンを与えても健康で、活動的で、癌にならずにいられる。発ガン物質の活動は、遺伝子同様、私達が摂取した栄養素によてコントロールされるのである。

第5の原則は次の様にまとめられる。
・ガンのような慢性病は発症するまでに何年もかかる。
・ガンの進行は形成開始期のあとも長く続き、促進期の段階では栄養によって加速することも、あるいは抑えることもできる。
・ガンなどの慢性病が体にダメージを与えるかどうかは、摂取する栄養が主に決定する。

◆第6の原則:正しい栄養が回復をもたらす
ある栄養素は診断前の初期の段階で病気を予防するばかりでなく、病気を宣告されたあとでも、その進行を停止させたり、症状を回復させたりする事ができる

「慢性の病気は発症するまでに何年もかかる」したがって、10代のうちに発症した乳がんが閉経後まで発見されないまま、その乳がんを抱えて動き回っている中年女性が多数いる可能性が高い。「体内に隠れている慢性病が既に進行を開始していて、20~30年後に爆発するのを多くの人が待っている」という状況下で、私たちに出来ることは何か?

それは「正しい食事」する事です。「プラントベースでホールフードの食事は、進行した心臓病の改善、肥満の人の減量、糖尿病患者が薬をやめ、病気以前の生活に戻ることに役立ちます。」致命的な皮膚がんである進行メラノーマ、自己免疫疾患のいくつか、関節リウマチ、多発性硬化症なども、「正しい食事」によって症状の軽減や進行を遅らせたり、回復が可能なことが研究によって分かっています。

◆第7の原則:正しい栄養は体全体に貢献する
ある生活習慣病に対し有益な事が確実な「正しい栄養」は、一つの病気にのみ効果があるだけでなく、体全体の健康に貢献してくれる。

「あらゆる病気には共通点が多い」し、「病気別の異なった食事療法」などというものは存在しない。一つのシンプルな食習慣(プラントベースのホールフード)で、あらゆる病気が改善され、健康状態を最大限に高めることが可能なのです。

◆第8の原則:体はすべてつながっている
良い栄養は、人間のあらゆる分野での健康に貢献する。
人体はあらゆる分野において相互に関連し合っている。

人は正しい食事をすると、活力が増す。栄養と身体活動の間のこの相乗効果はきわめて重要で、「食事と活力」という2つの生活要素は、互いに孤立していない。「正しい栄養摂取」に「定期的な運動」が加わると、別々にひとつだけ実践した時より、相乗効果によってもっと健康レベルが高くなります。また運動は情緒面や精神面での健康にも効果があります。「体に悪い食事をしていてもマラソン・ランナーになって沢山運動すれば、食事のリスクを帳消しにできるだろうか?」残念ながら、その答えは「ノー」です。

「健康を促進するための全てが一体になって作用し合っている」そして、もし私たち人間が、自分自身の為に健康状態をベストに持っていけるような食生活を送れば、この地球にとっても、健康状態をベストに持って行けることがわかってきた。「プラントベースでホールフードの食事」をすることによって、私達は水や土、資源や製品を少ししか使わなくて済むようになる。公害も減り、家畜に与えている苦しみも減ることだろう。

プラントベースのホールフードの食品ピラミッドはこちらです。

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