文部科学省は1月29日、平成28(2016)年度国公立大学入学者選抜の志願状況(中間状況)を発表した。中間日である1月29日午前10時現在、前期日程が0.8倍、後期日程が1.9倍、中期日程が2.7倍で、合計1.0倍。願書受付は2月3日まで。
1月29日午前10時現在の志願状況は、国立(前期)は募集人員64,889人に対し、志願者数50,581人で、志願倍率は0.8倍。国立(後期) は募集人員15,556人に対し、志願者数29,148人で、志願倍率は1.9倍。国公立(前期・後期・中期)の合計は募集人員101,157人に対し、 志願者数105,093人で、志願倍率は1.0倍。前年同時点と比べ、0.1ポイント上昇した。なお、前年度の確定志願倍率は4.7倍であった。
学部系統別の出願倍率は、「人文・社会」1.0倍、「理工」1.0倍、「農・水産」1.0倍、「医・歯」1.3倍、「薬・看護」1.1倍、「教員養成」0.8倍、「その他」1.3倍となっている。
2段階選抜の実施予定倍率を超えた大学は、国立が2大学4学部。公立はまだない。高倍率となったのは、国立大学は、前期が東京芸術大学(美術)6.0倍、 後期が千葉大学(薬)13.6倍、浜松医科大学(医)12.7倍、一橋大学(法)12.3倍など。公立大学は、前期が名古屋市立大学(医)3.0倍、後期が愛知県立大学(教育福祉)11.7倍、中期が名古屋市立大学(薬)5.4倍などであった。
国公立大学の2次(個別)試験出願受付は、1月25日~2月3日。前期日程試験は2月25日から、中期日程試験は3月8日から、後期日程試験は3月12日から実施される。
国公立大学入学者選抜の志願状況や倍率はこのあと、出願最終日となる2月3日(午前10時時点と午後3時時点)に発表され、2月18日に確定志願者数が公表される。
英語が増加
東京・中野区の大妻中野中学校はことしから英語の試験を導入しました。リスニングの問題もあり、試験問題は中学中級程度とされる英検4級レベルで、実践的な英語力が試される内容になっています。
さらに、さいたま市の埼玉栄中学校では、その名も「スーパーイングリッシュ入試」を実施しています。試験は150語程度の英語の作文と面接で行われ、合格者は、高校卒業程度とされる英検2級レベルの能力があるということです。
ユニークな問題も
1月に行われた算数の試験で出題された図形の問題が、去年、白紙撤回された東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムに似ていると話題になりました。この中学校では、以前から、時事問題に関連した試験を出題しているということで、今回の出題の意図を聞くと、「身近なものを算数に結びつけたいという考えで作成しているが、受験生の気持ちをほぐすような問題が1問くらいあってもいいのではないか」と話していました。
論述問題も増加
東京・千代田区にある共立女子中学校では、社会と理科と国語、複数の科目の知識に加え、思考力も問われる「論述問題」を導入しました。学校が示した問題例では、「扇状地はどのように利用するのが適しているのか」。堆積物の特徴に触れながら、記述するよう求めています。
また、東京・品川区の品川女子学院中等部でも、表現力や思考力を問う「表現力総合型」という科目を導入しました。問題例には、文章を読ませたうえで、「『成熟社会』を生きるために小学生のあなたが明日から出来ることは何か」という、大人でも即答が難しいような問題が挙げられています。
こうした問題を出題するねらいについて、共立女子中学校は「思考力や表現力に優れた受験生、あるいはその可能性のある、そういう伸び代を持った受験生にチャンスを与えたい」としています。
“背景には大学入試改革”
大学入試は、平成32年度にセンター試験が廃止され、「記述式」の問題や「実践的な英語力」が試される問題が加わります。この動きを先取りして将来の大学入試に対応できる人材を入学させたいという中学校側のねらいがあると分析しています。
今や10校に1校が英語や論述問題を試験科目にしているとみられ、知識だけでなく考える力を問う傾向は今後も強まっていきそうです。
勉強が嫌いになる原因~ある参考書・問題集のコメント~
・この本はかなり多くの受験生が持ってると思います。高校の時、周りみんな持ってました。
受験の後、本屋で立ち読みしたら説明も解説も分かりやすいわけでもないし、なんでみんなこれ買ってるんだろうと思いました。
「みんな持ってるから」っていう理由で他の人もどんどん買うのかな?
この本は点を取ることだけに意識しすぎている感じがする。なんか暗記しろみたいな。
そして☆と△はすごくわかりにくい。この本をやって☆と△でつまずいている人はたくさんいると思う。
△の必殺解法もすこしひねられると使えなくなる。☆はそこまで悪くはないが良いわけでもない。
☆と△を全くの別物扱いしてる感じがして個人的に好きにはなれない。
そもそも初歩の段階でまずは公式を使って解き慣れたいって人はこの本をやるのはきついし、ある程度勉強した人には物足りないと思う。
解き慣れには☆や△、ある程度勉強した人には☆の方が良いかな。
少なくともただ「みんな持ってるから」という理由で買うと痛い目に合うかもしれない。
この本が本当に良書なら周りの受験生みんな☆☆が得意になってるはずだが、実際そんなことないからね。
・解説が詳しいと書いている人がいますが大嘘です。
解説はないに等しい(同じ**でも、国語の参考書は詳しいのに)
特に使うメリットはないので、違う参考書をおすすめします。
・本文解説がゼロであり、設問が全て差し替えられているのでおすすめしません。
・英語は常に音声と一緒に学びましょう。「受験英語」など存在せず、要するに「English」なのですから。
まとまった量の英文を音声とともに学べます。本質的な「英語力」が身につきますよ。大学側も受験生にそれを求めていることを早く理解してください。
・文構造を詳しく説明した**がオススメです。
これはやって採点だけ…という慣れ専用です。慣れ専用なんて時間の無駄。
慣れ専用はセンターの過去問などをするべき。
・構文の解説がほとんどなく設問の解説と単語のみ。
ということは使用時期も受験後半に限られてくるだろう。
それならこんな本にあえて手を出すより志望大の過去問なりでアウトプットした方がよっぽどいい。
特別な方法論がないこの本をやったところでせいぜい長文慣れ程度の効果しかないだろう。
・解説がかなり雑ですね。
問題の解説以外はほとんど載ってないに等しく、問題になってないところにもたまに難しい英文が含まれており、それの解説が全くないです。
2月1日、いよいよ東京都・神奈川県の中学入試がスタートした。すでに埼玉県や千葉県などでは1月から入試が行われている中学校もあるが、東京都の入試はこの日がスタートとなる。特に本日、2月1日は開成や桜蔭などの「御三家」をはじめ多くの人気中学が入試を行っているため、受験生と家族にとっては正念場の一日だ。
この日の東京の天候は曇り。午前7時の気温は4度だったが、風もなく穏やかな気候。西日暮里にある男子御三家のひとつである開成中学校には、6時台から多くの塾関係者が訪れ、受験生たちを激励するための用意を行っていた。7時を過ぎると、駅から続く歩道橋や校門前、校内にはSAPIX、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー、浜学園などの進学塾の関係者がズラリと並び、受験生たちを激励していた。
開成の受付時間は8時から8時40分までだが、7時半過ぎから多くの受験生が登校し、8時前後がもっとも多くなった。受付前で最後の持ち物点検などを行い、受験生は会場へ入っていき、保護者は別室の控え室で待機となる。
季節がらマスクを着用している受験生も多く、いずれも比較的落ち着いた表情を見せていた。むしろ保護者の方が心配そうで、緊張したようすが多く見受けられたのが印象的だった。
受験生は父母のいずれかが付き添って2人で来るパターンがもっとも多く、中には家族全員が応援に来ている家庭もあった。また、関西を中心に展開する大手塾の浜学園は、先生が受験生を引率し、集団で登校していた。
試験は9時に開始し、午前に国語、算数、理科、昼食をはさんで午後に社会の計4科目が実施される。合格発表は、2月3日(水)の午後1時頃、開成高校の体育館ピロティに提示される。2015年の開成中学入試は、実質倍率が3.0倍。300人の募集人数に対し、受験者数が1,171人、合格者が395人だった。2016年の志望倍率は、四谷大塚によると募集人数300人に対し志願者数は1,211人、実質倍率は4.03倍。実際の受験者数は、今後集計ののち公表される予定。