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早稲田大学

2013-10-25 | ブログ

英語: 学部で異なる多様な形式の問題の対策を

《出題傾向》
自説を発信・展開する表現力を錬成して自由英作文に備えよ
 早稲田大は、慶應義塾大と同様に、各学部ごとに独自の問題形式が採用されているため、受験する学部の出題傾向を過去問などで研究しておくこと。
 最近の問題では「情報発信型の表現力」を問う出題、特に法・政治経済・国際教養の各学部で出題される「自説展開型自由英作文(debate writing)」が目立っている。この形式では、自己主張を明確に相手に伝える能力が求められるため、一般的な和文英訳問題とは異なり、構文力が問われるとともに、高校生として最低限の一般常識も問われる。過去問演習を通じて自分なりの解答パターンを確立しておくことが、時間配分を決定し高得点を獲得するために重要である。
 また、読解問題でも慶應義塾大と同様に超長文化の傾向が著しい。設問内容を意識しない、方向性の定まらない独り善がりな読み方は避けたい。まずは設問を読んで出題者の関心がどこにあるのかを最初に押さえること。そのうえで、課題文から読み取るべき情報は何かを想定して読み進みながら、知らない単語などにひるまず、「読」と「解」を繰り広げていく必要がある。こういった解答テクニックをぜひ身につけておきたい。

《攻略ポイント1》
論理展開のパターンを確立しておく
 自由英作文問題では、必勝パターンとでもいうべき基本型がある。その1 つとして、(1)もちろん(Of course など)、確かに(It is true that など)、一般的には(In general など) →(2)一般論の紹介→(3)しかし(But など)、それにもかかわらず(Nevertheless など)、他方(On the other hand) →(4)実際には(In fact など) →(5)自説の根拠・主張(I believe that など)、という「譲歩+逆接」が挙げられる。

《攻略ポイント2》
文法・語法問題では時間配分を厳守せよ
 文法・語法などの小問は、その場で解けるかどうかがはっきり分かれる知識問題になっていることが多い。そのような問題は、わからないからといくら悩んでも時間の浪費である。得点の見込みのある問題に時間は回したい。

《攻略ポイント3》
時間配分に従って解答プランを作成する
 例えば、実施状況が安定している文学部や文化構想学部では、【I】で各10分、【II】で(A)5分(B)10分(C)15分、【III】で20分、【IV】で5分、【V】で10分、予備で5分など、あらかじめモデル解答プランを立てておこう。


早稲田大学

2013-10-25 | ブログ

数学: 合否は典型問題の出来次第で決まる

《出題傾向》
理系は数学IIIの微積分、文系は数学II・B から出題されることが多い
 理工系学部では、数学IIIからの出題が多く、特に極限の計算は毎年なんらかの形で出題されている。また、面積・体積といった求積系の問題はほぼ隔年で出題されており、2013年は順番でいうと出題されない年にあたる。しかし、油断はせずに準備はしておいた方がよい。ちなみに、体積の問題は今のところすべて回転体の問題に限られている。
 それよりも2013年の場合は、数学IIIの問題としては、接線、法線、関数の増減、媒介変数の問題に力を注ぐのがよい。さらに、過去10年の中には、その年の問題のほとんどが数学IIIまたは数学Cから出題されることもあったが、 近年は数学III以外からの出題も多く、特に図形と式からの出題が目立っている。また、数列の漸化式についても頻繁に出題されるので注意が必要である。
   文系学部では、数学I・AよりもII・Bからの出題の方がやや多い。ただし、数学I・Aの中でも確率の問題は頻出であるから十分な準備が必要である。また、文系学部の問題構成として、大問の中の1題だけが突出して難しく、それ以外は基本的な問題であることも少なくない。したがって、試験場ではこの1題の難問を見極め、難問以外の問題について確実に得点できるように取り組むべきであろう。

《攻略ポイント1》
典型問題は確実に得点する
 早稲田大の入試問題の性格は理系と文系で少し異なる。理工系学部は「素直」な問題が多いが、文系学部は複雑な場合分けが含まれたりする。
 ときには難問も出題されるが、合否は典型問題が確実にできるかどうかで決まる。数列の漸化式から一般項を求めることなどは、3項間の場合であるan+2=pan+1+qanまでを理解しておきたい。

《攻略ポイント2》
時間配分を間違えないこと
 文系学部の問題の中には、合否には影響のないほどの難問が含まれることが少なくない。試験中にそれを見極め、単発的な知識と簡単な公式の適用だけで解ける問題を残さず解き、その問題に時間をあてることが大切である。試験直前には、本番と同じように過去問などを問題の「セット」で解く練習をするとよい。

《攻略ポイント3》
三角関数を強化しておこう
 理系、文系とも「三角関数の公式」が解くうえで必要な問題が多い。三角関数の加法定理はもちろん、三角関数の合成、理系の人はさらに三角関数を含む関数の積分の練習をしておくとよい。


早稲田大学

2013-10-25 | ブログ

国語: 古・漢の高得点獲得と融合問題の対策が重要

《出題傾向》
現代文は長くて高度。漢文は融合問題が頻出。古文は標準的な出典に
 最も注意したいのは、学部ごとに出題パターンが多様であり、しかも年度によって多少の変動があることだ。2011年から教育学部で漢文単独問題が復活した。スポーツ科学部はここ数年難化の傾向にある。商学部と社会科学部は60分2題、他の学部は90分3題ないし4題の構成になっている。現代文はおしなべて長大で難解な課題文であるうえ、政治経済学部では古・漢融合問題が問われ、文化構想・社会科学部では現・古(もしくは現・漢)融合問題が問われる。記述式問題は法学部で毎年出題されるが、政治経済学部でもここ4年連続して出題されている。その他はすべて客観問題だが、非常に厳しい吟味を必要とされる。
 古文は、中世・近世の歌論や俳論などが減り、オーソドックスな出題に変わりつつある。
 漢文は、2012年は文・教育学部で単独問題が出題された。他の学部でも融合問題として出題される可能性は高く、政治経済学部の漢文はむしろ文・教育学部を上回るレベルだ。したがって、国際教養学部を除き、漢文の対策はしておこう。早稲田大の漢文はセンター試験と比べて句形の比重が高いのが特徴。合格ラインは学部を問わず70%。合否に直結するのは、融合問題と古文・漢文、および記述式問題の得点だろう。

《攻略ポイント1》
空欄・脱文挿入問題など文章完成問題を鍛える
 現代文は空欄補充・脱文挿入・冗文削除・整序問題など文の完成についての設問の比重が高く、配点の5割近くになる。どれも難易度が高いので、これらの問題の解法をよく理解し、過去問を徹底演習しておこう。

《攻略ポイント2》
古・漢は標準的レベル。基礎知識の再確認を
 古文は源氏物語などのレベルの高い文章から出題されているが、設問は標準的で、しっかりした語彙と文法の知識があれば得点できる。漢文はもともと融合文が主体であるため文章が非常に短い。とはいえ、ともに厳しい選択肢の吟味が必要だ。また、語彙や語法に重きが置かれ、前後の文脈から類推するだけでは正解できない。短文式ドリルの見直しをして、細かいところを詰めてしまう学習が有効だ。

《攻略ポイント3》
融合問題対策として古・漢を現と同レベルに
 大きな得点差をもたらすのが融合問題だ。融合された現・古(漢)の対応をつかみ、互いに手がかりにして解くのがセオリーだが、対応部分が確認できても理解しないと何にもならない。要点は、古文・漢文を現代文と同レベルに仕上げておくこと。