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旅行記、世相独言

泉州のだんじり祭り

2009年10月16日 09時57分43秒 | 異文化体験_日本
泉州のだんじり祭り

  泉州山の手「松尾連合」の町々

 「だんじり祭り」と言えば、岸和田!というほど、メジャーな祭りになりました。でもでも、9月の岸和田のだんじり祭りは浜側の祭り。泉州の山の手一帯は昨日、今日が待ちに待っただんじり祭り。
 私の住む和泉市でも、昨日今日は市内の狭い旧街道を各町々ご自慢のだんじりが我が物顔で闊歩します。狭い街道でこの一団と出くわすとバスも車も、まるでお付のようにその後を諦め顔で付いて行きます。

 昨秋 新調なった内田町の山車 ご自慢の彫り物


 そもそも「だんじり祭り」は、各町のだんじりがそれぞれの氏神社に宮入りし、五穀豊穣・無病息災などを祈願するお祭り。
 各町々は自分の町のだんじり自慢に余念がないが、我が和泉市内田町のだんじりは、旧くなっただんじりを和歌山県の某町に下取りしてもらって、昨年新調されただんじり。何でも1億円以上かかったご自慢の彫り物を有する地車である。

 地車の上で団扇を持ち舞いを舞う内田町の地車

 地車の上で団扇を持ち舞いを舞う春木の地車

 だんじりには、岸和田のだんじりで有名になった「やりまわし」や速く曳行したりするのに適した重心の低い「下だんじり」と重心が高くゆっくりと曳行するのに向いている「上だんじり」があるが、この界隈はすべて下だんじりである。

 和泉の山の手は箕形、唐国、内田、春木、久井、若樫、春木川の7つの町が、かつて一大一山寺院を形成した松尾寺と馴染みの深い松尾連合として、オークワの店頭を中心にやりまわし等を披露しあっている。

  オークワ前の内田町の地車曳行

 最終日の夜には、灯入れ曳行も行われ、「ソーリャ、ソーリャ」の掛け声と鐘、太鼓の音が夜遅くまで街道筋から聞こえてくる。
そして、これが終わると秋が一段と深まるのである。


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