Anchor

旅行記、世相独言

ミラノのアローラおばさん、大活躍 -ミラノ-(異文化体験17 ミラノ・イベント準備の旅2)

2011年10月13日 14時27分13秒 | 異文化体験_西欧
(写真はクリックで拡大します)

ミラノのアローラおばさん、大活躍 -ミラノ-  1994.4.24~4.30

 会議開催地ミラノのドゥモ、大作が間もなく完成?

 世界ガス会議ミラノ大会は6月に開催される。今回の出張は、日本ガス協会(JGA)が主催するレセプションと展示会出展の最終打合せが目的である。

 26日は展示会会場のフィエラ・ミラノの視察とイタリア最大のガス会社スナム(snam)の展示委員長M氏を訪問し、JGAブースの準備状況の伝達とオープニングセレモニーのVIP対応の打合せを行う。

 ミラノで一番「プリンシペ・ディ・サヴォイアホテル」

 27日は、JGAが主催するレセプションの諸々の打合せを、プリンシペ・ディ・サヴォイアホテルの宴会係マネジャーや料理担当マネジャーと行う。料理は屋台形式の和食も入れるので、全体レイアウトと共に、ホテル側のコミッションを少なくする智恵を出しながら、暖かい料理、冷たい料理、飲み物を数量・予算と共に決定する。

 主担当のM君と準備交渉を進める

 これらの諸々の準備を仲介してくれているのが、通称アローラおばさん((アローラ=ところで、という意味)が口癖)こと、Tさんというイタリア人と結婚した日本女性。イタリアに音楽留学し、そのまま現地で生活することになった気のいいおばさんである。

 ホテルの歴史を感じさせる重厚な内装(1)

 更に、厄介なのはレセプションでの催事。徐々に簡素化されているとは言え、各国夫々趣向を凝らした出し物を毎回用意している。JGAではT夫人の助力を得て、ミラノ・スカラ座オーケストラのピックアップメンバーに日本から勉強に来ている声楽家を加えたチームで舞台を創ることにした。
 ホテルの宴会場をぶち抜き、一方の端に舞台を作り、椅子席を用意して落ち着いて音楽鑑賞してもらうスペースを1/3、立食懇談スペースを2/3、という構成である。

 ホテルの歴史を感じさせる重厚な内装(2)

 演目は、これもイタリア音楽協会への著作権がらみの話があるので、オープニングはスカラ座メンバーのオリジナル曲、エンディングは次回大会開催地コペンハーゲンにちなんだ曲を用意して貰うことを条件に、仔細はT夫人に一任。

 ホテルの歴史を感じさせる重厚な内装(3)

 次は、足の確保。招待客や一般客のために主要なホテルを巡回するバスを運行させる。その台数と運行スケジュールの概略を決定。またVIP用リムジン(ベンツ)をファビオ氏に確保を依頼。イタリア国内では数が少ないので、隣国からの持ち込みも含め、各国で奪い合いの状況である。

 パリから来てくれた某商社秘書のお嬢さん

 28日は、お手伝いをいただく某商社のミラノ支店と会議準備の打合せ。
 更に和食の屋台と仕出をしてもらう「ポポロ」(人民という意)というレストランの日本人経営者とメニュー、数量、予算の打合せ。ついでに夕食を味見させて貰う。

 ミラノで人気の和食レストラン「ポポロ」

 更に更に、日本総領事館に出向き、総領事とかかるレセプションの現地日本人会首脳の招待について打合せ。

 最後は、アメリカ、イギリス、フランス等、主要国が開催するレセプション会場を下見に行く。プリンシペ・ディ・サヴォイアホテルはミラノで最高級のホテルであり、フランスも当ホテルで我々の翌日開催するらしい。アメリカ・イギリスはフォーシーズンホテルとのこと。

  

  
           ミラノで一番のお惣菜屋との評判「PECK」 レストランも併設


 アローラ(ところで)!! SNAMのM氏がミラノで晩飯を食うならここが一番!と教えてくれたのが、ミラノの惣菜屋「Peck(ペック)」。確かに美味かったなあ。

 それにしても、ハードな出張だったが、本番が思いやられる。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする