スケルトンハウス‐きまぐれCafe

生活とビジネス

そのときの思いや状況で、いろいろなことを話し合ってきた喫茶店。きまぐれに、思いつくままに・・・

比叡山から琵琶湖を眺望

2011-10-01 09:05:32 | 日記・エッセイ・コラム

 秋分の日の翌日の9月24日(土)、琵琶湖眺望と、お彼岸でもあることから紀貫之のお墓参り、延暦寺参拝を目的に、比叡山にいきました。

 若い頃には、比叡山延暦寺も琵琶湖も何度となく訪れたところです。琵琶湖で16フィートディンギーでのセイリングが主でした。

 私が遠出をするときは、今も昔も殆どが自家用車です。しかし、今回は逆に、車は邪魔になります。

 計画の概要は、比叡山の東側から山上・延暦寺へ向かい、帰りは西側・京都市へ下りるルートを軸に、タクシーを使わず、比叡山に纏わる公共交通機関の全てを利用するものです。

01_hieizanMAP1

 したがって、私としては珍しく、全行程が公共交通機関の利用になります。

02_kobechikatetsu 神戸市営地下鉄で三宮駅へ。

←左奥の電車は1000型車両。最古参(1977年開業時から運行)にして最大勢力(18編成)。ローレル賞も受賞した、みどりのUラインの「顔」です。
 手前の電車は3000型車両。輸送力増強のため、1993年から1994年にかけて導入された新型車両(6編成)。VVVFインバータ駆動の高性能車です。
 これらの他、1988年に2000型が4編成導入されています。






03_P1010112 JR三ノ宮駅で、JR比叡山坂本駅までの切符を購入。












04_JR-1 9:53発の新快速・湖西線経由敦賀行の利用を予定していましたが、地下鉄からの移動に手間取り、乗ることができませんでした。

 後続の10:08発の新快速・近江塩津行で山梨まで行き、山科駅で12:17発・湖西線の普通電車・近江今津行に乗り換え、比叡山坂本駅まで行くことにしました。

←JR-West223系2000番台。1995年8月から運用。
















05_JR-yamasina JR山科駅3番ホームに入って来る湖西線・近江今津行の普通電車

←JR-West113系体質改善車(リニューアル車)近郊型直流電車



















06_JR-sakamotoSTstamp JR比叡山坂本駅に12:28に到着しました。















07_sakamotokoroke 駅傍の弁当屋『肉のまるとみ』で弁当を購入し、ケーブルカーに乗ることにしました。





















08_harigami 『肉のまるとみ』さんには、かつて関西テレビの番組「よーいドン!」で円広志さんが訪れ、ハムカツをスタジオに持ち帰って、大好評だったとの貼紙があったので、弁当の他にハムカツも購入しました。











09_bustocabkesakamoto 比叡山坂本駅で弁当を買って、13:06発の路線バス・ケーブル坂本行で坂本ケーブルの坂本駅までいきました。運賃は220円です。











10_sakamotocableST←ケーブル坂本駅内












11_cablekipu ケーブル坂本駅で、片道乗車券(840円)を購入。この乗車券は、回収されず、記念品として持ち帰ることができます。

 坂本ケーブルには、珍しい無人の中間駅、『ほうらい丘駅』と『もたて山駅』があります。

 乗車前に坂本駅の駅員に○○駅で途中下車したいとつたえれば、停車してくれます。また、この二駅からインターホンで上り・下りのいずれに乗りたいと連絡すれば、停車してくれます。










12_carEN 乗車したのは緑色を主に、赤色との二色にカラーリングされた『縁』号でした。

 私はもたて山駅で下りたかったので、そのように伝え、止めて貰えることになりました。










13_motateST もたて山駅で下りる人がいるので、一時停車するとの社内放送があると、社内がざわつきました。
 途中で停車できること、途中下車、途中乗車ができることを初めて知った驚きのざわめきのようでした。











14_miharasidai もたて山駅から、粗末な道標を頼りに、紀貫之の墳墓へと進んで行くと、5分ほどで、坂本ケーブル・ホームページの沿線ガイドに記されている見晴し台に着きます。











15_motate-miharasi 残念なことに、裳立山は檜の森であり、見晴し台は今では木立の中に在って、ガイドにあるような琵琶湖の眺望を得ることはできません。











16_kinotsurayukihaka 見晴し台から更に5分程進むと、紀貫之の墳墓があります。

 この場所は延暦寺の僧や地元の人たち、高知県からきた人たちのボランティアにより、比較的広く切り開かれています。

 墓にお参りをした後、1912(明治45)年に建立された紀貫之を偲ぶ碑の台座部分に腰をかけ、弁当にしました。







17_car-fuku 小半時後もたて山駅に戻り、駅のインターホンで、今上ってきている電車に乗りたいと操作室に連絡すると、5分程で上りのケーブルカーが来て、停車してくれました。
 この時も先に乗ってきたケーブルカーの乗客と同様に、他の乗客に驚きのざわめきがおきました。

 来てくれた車両は、車体全体を赤色にカラーリングした『福』号でした。

 実は、もたて山駅から終点のケーブル延暦寺駅までは、上り坂の林道を歩いて10分程度なのですが、ケーブルカーを終点まで乗り終えたいという自分自身の訳もない理由で再乗車したのです。






18_sanjoSTmiharasi-1 ケーブル延暦寺駅を出ると直ぐ右手に展望台があります。
 ここからは、琵琶湖の竹生島、沖島、琵琶湖大橋、堅田、雄琴、対岸の長浜、伊吹山辺りを眺望することができます。
 琵琶湖の雄大さを改めて実感した次第です。










19_sanjoSTmiharasi-2












20_junpaiken 琵琶湖の眺望を満喫し、ケーブル延暦寺駅から歩いて延暦寺東塔へ向かいました。

 延暦寺の山門を潜ると直ぐに受付があり、諸堂巡拝料(拝観料)550円を支払いました。これで、国宝殿内部以外は自由に拝観できます。

 先ずは売店と『一隅を照らす会館』(無料休憩所)とに挟まれた『萬拝殿』へ行きました。そこでお守りなどを見ていると、朱印帳(納経帳)が目に留まりました。この歳まで幾度となく来ながら、何もしていなかったので、納経帳(800円)を購入し、2ページ目に『満拝殿』の朱印を貰い、根本中堂へと行きました。


21_konponchudo 根本中堂に入る前に、朱印を貰う手続きをし、根本中堂内を拝観しました。

 引き続き、『法華総寺院東塔』までの諸堂を参拝し、朱印を貰いました。
 朱印は一か所300円です。









22_totoAmidado 東塔、阿弥陀堂への石段は険しく、途中で息が上がってしまいました。












23_shuin-1 右:根本中堂  左:萬拝殿












24_shuin-2 右:大黒堂    左:阿弥陀堂












25_shuin-3 右:東塔     左:納経帳表紙












26_sanjobus 延暦寺の拝観を終えると、延暦寺バスセンターに行き、比叡山上シャトルバスで比叡山頂へと向かいました。











27_sanjochobo 山頂展望台からは大津辺りの琵琶湖を眺望することができます。












 山頂バス停から徒歩で5分程度更に上ると『叡山ロープウェイ』の比叡山頂駅があります。

 いよいよここからは帰路になります。

28_eizanRW

29_renrakukipu

 叡山ロープウェイと叡山ケーブルを乗り継いで八瀬へと下りてきました。

←叡山ロープウェイ・比叡山頂駅





30_eizancable 叡山ケーブル・ケーブル八瀬駅に着くと、高野川の八瀬のせせらぎを楽しみながら、叡山電鉄・八瀬比叡山口駅へと向かいました。

 ←叡山ケーブル・ケーブル八瀬駅









PP31_kyotosinaikipuP 八瀬比叡山口駅で、出町柳駅乗り換え、京阪・七条駅までの切符を購入し、叡山電車に乗りました。

32_eizandensha←叡山電車・八瀬比叡山口駅













33_demachiyanagiST←叡山電車・出町柳駅












34_keihantokyu 出町柳で京阪の特急に乗り換え、七条駅で下車しました。












35_kyototawer 京阪・七条駅を出ると、もう暮れなずんでいました。
 京都タワーが鴨川の七条大橋付近でその姿を見せています。

 京都タワーを目印に、徒歩で京都駅へと向かいました。


















36_JRkyotoTosanomiya JR京都駅で三ノ宮駅までの切符を購入し、4番線へと行き、18:44発、播州赤穂行きの新快速に乗り込みました。












【関連サイト】

  天台宗総本山比叡山延暦寺

  坂本ケーブル

  坂本ケーブル沿線ガイド





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