
つい1年ほど前までは私の愛器スピーカーはソナス・ファベールのコンチェルト・グランドピアノでした。残念ながらネットワークの故障のため手放しました。
世評どおり弦楽器の再生なんかは素晴らしい質感をかもし出したものです。
全体の音もうまくまとめられていた。。。そう、安曇野での経験を経た今になって考えればうまくまとめられていたのです。
先だって東京インターナショナルオーディオショウとテレオンのイベントに出かけて、ソナスファベールの最新のラインナップの音を聴いて驚きました。
音色がとにかく明るいのです。開放的に、まったくストレスフリーに歌う。。。
最初に聴いた処女作エレクタ・アマトールはどちらかというと内に収束するような鳴りでしたが、それとは“対照的”といって良いほどに違う。
もちろん我が家で7年にわたり活躍したコンチェルト・グランドピアノと比較してもはるかに明るいし天国的なサウンドがする。。。それだけでいっぺんに魅せられたものです。
先ほどの“うまくまとめられていた”という感覚、悪く言うと出すと都合の悪い音を出さないことで“誤魔化していた”といえなくもない音作りも、あるもの全てを出しつくしていると信じられる音になっていました。
とりわけ私の印象に残ったのは、アマティ・アニヴァーサリオです。

弦楽器、古楽、声楽のジャンルだったら無敵ではないでしょうか?
私にとっては、平素余り耳にするジャンルではないために理性を失うほど騒いだりはしません(笑)が、音楽を聴くことが非日常的な行為・天国的な行為になることは疑いを容れません。ブースでの試聴ではピアノ曲を注文してしまったためいささかの違和感を感じはしましたが、グラモフォンの録音のような粒立ちのしっかり録れたピアノであればそんなことはないはずだし、事実プレトニョフのモーツァルト・トルコ行進曲がかかった際に非常に素晴らしい再生を実感させてくれました。
ストラディヴァリ・オマージュ(写真は記事冒頭)も同傾向の音ですが、すこし天国的とか開放的なところが抑えられより落ち着きのある音色になっていました。この2機種は他のどのメーカーのスピーカーとも異なる音色を誇っているように思われます。
ガルネリ・メメントも魅惑的な音ですが、さすがにスタンド込みのブックシェルフという造りのため、低音の量感はどうしても先の2機種ほどには感じられません。小編成の室内楽であればむしろこの方が雰囲気がいい場合もあるかもしれませんが。ピアノの音にしてもボディ感がもうひとつ欲しいのかなと。。。
クレモナは泣く子も黙る大ベストセラーになりましたが、音は未試聴なのでぜひとも近い将来聴いてみたいものです。ピアノがもしうまくなるようであれば悩ましい日々が訪れてしまうのかもしれません。
最後に、オーディオケーブルのブースでモニターとしてグランドピアノ・ドーマスがプライマーのシステムでドライブされていました。

まず、ソナスがモニターになる時代が来たんだなぁ。。。メジャーになったもんだという思いがありました。一聴して開放的な響き、他にないタイプの明るさを持っていたのでさもありなんと思い直しましたが、そのパフォーマンスは大変に素晴らしいもの。
これなんかもし上位機種のアマティ・アニヴァーサリオによる、さらにこの傾向の音を突き詰めた成果の存在を聴いていなかったら、狂喜して手に入れたいと大騒ぎを始めたかもしれません。いや、軍資金がヤンキースやレッドソックスのように出てこない一般のオーディオファンにとっては、CPではむしろドーマスのほうがあるんでしょうから。。。
この世界、わかっててダキョーすると結局後悔することになるので。。。
オーディオショウ以来、再び私の手許にこのブランドのスピーカーが来る日を夢に見るのですが、フォーカルもよかったしなぁ~~~。。。
それ以前(すごく前)の問題として、何分にも先立つものが・・・どょよ~ん。。。
性懲りもなく、今年も年末ジャンボにかけるであろう小市民がここにいます。
結局は、お金があってもどれにしようか決められずに迷ってしまうのでしょうが。。。
それでも、ぜひとも迷ってみたいものです!!!
(2006年11月17日記、一週間不在にするので先日付で投稿いたします。)
世評どおり弦楽器の再生なんかは素晴らしい質感をかもし出したものです。
全体の音もうまくまとめられていた。。。そう、安曇野での経験を経た今になって考えればうまくまとめられていたのです。
先だって東京インターナショナルオーディオショウとテレオンのイベントに出かけて、ソナスファベールの最新のラインナップの音を聴いて驚きました。
音色がとにかく明るいのです。開放的に、まったくストレスフリーに歌う。。。
最初に聴いた処女作エレクタ・アマトールはどちらかというと内に収束するような鳴りでしたが、それとは“対照的”といって良いほどに違う。
もちろん我が家で7年にわたり活躍したコンチェルト・グランドピアノと比較してもはるかに明るいし天国的なサウンドがする。。。それだけでいっぺんに魅せられたものです。
先ほどの“うまくまとめられていた”という感覚、悪く言うと出すと都合の悪い音を出さないことで“誤魔化していた”といえなくもない音作りも、あるもの全てを出しつくしていると信じられる音になっていました。
とりわけ私の印象に残ったのは、アマティ・アニヴァーサリオです。

弦楽器、古楽、声楽のジャンルだったら無敵ではないでしょうか?
私にとっては、平素余り耳にするジャンルではないために理性を失うほど騒いだりはしません(笑)が、音楽を聴くことが非日常的な行為・天国的な行為になることは疑いを容れません。ブースでの試聴ではピアノ曲を注文してしまったためいささかの違和感を感じはしましたが、グラモフォンの録音のような粒立ちのしっかり録れたピアノであればそんなことはないはずだし、事実プレトニョフのモーツァルト・トルコ行進曲がかかった際に非常に素晴らしい再生を実感させてくれました。
ストラディヴァリ・オマージュ(写真は記事冒頭)も同傾向の音ですが、すこし天国的とか開放的なところが抑えられより落ち着きのある音色になっていました。この2機種は他のどのメーカーのスピーカーとも異なる音色を誇っているように思われます。
ガルネリ・メメントも魅惑的な音ですが、さすがにスタンド込みのブックシェルフという造りのため、低音の量感はどうしても先の2機種ほどには感じられません。小編成の室内楽であればむしろこの方が雰囲気がいい場合もあるかもしれませんが。ピアノの音にしてもボディ感がもうひとつ欲しいのかなと。。。
クレモナは泣く子も黙る大ベストセラーになりましたが、音は未試聴なのでぜひとも近い将来聴いてみたいものです。ピアノがもしうまくなるようであれば悩ましい日々が訪れてしまうのかもしれません。
最後に、オーディオケーブルのブースでモニターとしてグランドピアノ・ドーマスがプライマーのシステムでドライブされていました。

まず、ソナスがモニターになる時代が来たんだなぁ。。。メジャーになったもんだという思いがありました。一聴して開放的な響き、他にないタイプの明るさを持っていたのでさもありなんと思い直しましたが、そのパフォーマンスは大変に素晴らしいもの。
これなんかもし上位機種のアマティ・アニヴァーサリオによる、さらにこの傾向の音を突き詰めた成果の存在を聴いていなかったら、狂喜して手に入れたいと大騒ぎを始めたかもしれません。いや、軍資金がヤンキースやレッドソックスのように出てこない一般のオーディオファンにとっては、CPではむしろドーマスのほうがあるんでしょうから。。。
この世界、わかっててダキョーすると結局後悔することになるので。。。
オーディオショウ以来、再び私の手許にこのブランドのスピーカーが来る日を夢に見るのですが、フォーカルもよかったしなぁ~~~。。。
それ以前(すごく前)の問題として、何分にも先立つものが・・・どょよ~ん。。。
性懲りもなく、今年も年末ジャンボにかけるであろう小市民がここにいます。
結局は、お金があってもどれにしようか決められずに迷ってしまうのでしょうが。。。
それでも、ぜひとも迷ってみたいものです!!!
(2006年11月17日記、一週間不在にするので先日付で投稿いたします。)
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