鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

アロエの花

2007-01-21 | 植物
アロエは、アロエ科アロエ属の多肉植物の総称であり、これはキダチアロエ(木立ちアロエ)というそうです。
アフリカ南部とマダガスカルが原産の植物です。
秋から冬にかけて、葉の中心から長い茎が出て先端にこのような赤い花を咲かせます。


アロエは医者いらずともいわれるように、医薬品として用いられることがあります。
我が家の庭にも植えており、アロエジュースにしたり、火傷をしたときに葉を折って汁をつけたりしています。
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鶴丸城跡

2007-01-20 | 史跡
鶴丸城は城山の麓にある島津家の居城です。
城は、島津家18代家久が関が原の戦の後の1601年に着工して、1606年に城の前の橋が完成したといわれています。

本丸、二の丸、下屋敷が並ぶ、天守閣を持たない屋形作りの城でした。
これは「城をもって守りと成さず、人を持って城と成す」という薩摩藩流の思想によるものでした。
この城を本城とし、地方には外城がありそこを麓といいました。麓には武家屋敷があります(知覧の武家屋敷がその代表)。


本丸に通じる擬宝珠(ぎぼし)付きの石橋。


今ではこの堀と石垣と石橋が残るだけである。
冬のこの時期、堀のハスは枯れている。


本丸跡は、歴史資料センター黎明館になっている。
鹿児島県の歴史、特に明治維新関連の資料が多く展示されている。
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ボンタン

2007-01-19 | 食べ物
阿久根はボンタンの産地です。
今の時期、国道沿いにボンタン売りの店が並びます。


たわわに実ったボンタンの実。
漢字で文旦と書き、ブンタンともいいます。
また、長崎で有名なザボンも同じ種類です。


特徴はなんと言ってもその大きさ。直径15~25cm位ありますが、写真のボンタンは18cmです。
左は柿です。
実は水分が少なく、袋の中の果肉も粒が大きいです。
皮が厚いのも特徴で、皮を砂糖漬けにしたボンタン漬けがあります。
果汁から作られるボンタン飴という菓子もあります。

阿久根の温泉では、ボンタンを浴槽に入れる「ボンタン湯」というサービスをするところがあるそうです。
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我は海の子の歌碑

2007-01-18 | 史跡
1月16日の朝日新聞に、「親子で歌いつごう 日本の歌100選」が選定されたという記事があり、歌が紹介されていました。
その中に、「我は海の子」もあるのですが、鹿児島市祇園之洲の海岸にその歌碑があるのです。


1番の歌詞
  我は海の子白浪の
  さわぐいそべの松原に
  煙たなびくとまやこそ
  我がなつかしき住家なれ
ご存知の文部省唱歌ですね。
鹿児島市に我は海の子の歌碑?と思って案内板を見ると、次のことが書いてあります。

作詞者の宮原晃一郎は、明治15年鹿児島市加治屋町に薩摩藩士の子として誕生した。
10歳の時父の転勤で北海道に移住したが、小樽新聞社の記者であった明治41年、幼い日毎日のように通った錦江湾の天保山海岸をしのんで作詞した「海の子」が、文部省新体詩懸賞募集に応募して佳作入選した。
明治43年に音楽の教科書に「我は海の子」と題し採用された。

2番の歌詞に
  千里寄せくる海の気を
  吸ひてわらべとなりにけり
とあることから、私は広大な太平洋に臨む海をイメージしていました。
天保山海岸は波おだやかで、すぐ目の前には桜島があり、「白浪のさわぐいそべ」とか「千里寄せくる海の気」といったイメージはありませんので、少し意外な気がしました。
また、この歌碑をどうして天保山の松林に建てずに、祇園之洲に建てたのでしょうか。
コメント (2)
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池田湖の大ウナギ

2007-01-17 | 生きもの
前日紹介した池田湖に大ウナギが生息しています。
湖畔には、この大ウナギを展示している施設がいくつかあります。


大ウナギ。
人間と比べて、その大きさがわかると思います。
店の方の話によると、体長1.7mということでした。
大きいものは、体長2m前後、首回り60cm、体重20kg位あるそうです。

まさに池田湖の主といった感じで、食べたいという気にもなりません。
イッシーとはもしかしてこの大ウナギの化け物のこと?
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池田湖

2007-01-16 | 水辺の風景
池田湖は、開聞岳の北東7kmにある九州最大の湖です。
周囲15km、直径3.5km、面積10.9km2、水深233mあります。


北岸から眺めた池田湖。向こうは開聞岳。
大きさが、開聞岳の裾部と同じくらいで、まるで巨人が池田湖を掘って、その土砂で開聞岳を作ったかのようです。

約5500年前の火山活動でできたカルデラ湖です。
かつては開聞岳と同じような火山があったわけです。
池田湖からの豊かな湧水が唐船峡に湧き出ており、ここにソーメン流しがあります。


菜の花と池田湖と開聞岳。
池田湖には幻の怪獣「イッシー」がいるとされています。
イッシーはともかく、怪物の大ウナギがいますが、それは明日紹介します。
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開聞岳

2007-01-15 | 風景
開聞岳は薩摩半島南端の海沿いにそびえる山で、形状から薩摩富士の異名があります。
標高922.2mと1000mに満たない山ですが、その美しさから日本百名山に選ばれています。
コニーデの上にトロイデをのせた二重式火山です。

約2時間で山頂まで登ることができます。
単独峰ですので頂上からの眺めはすばらしく、視界が良いと北に霧島、桜島、池田湖、南に屋久島等を眺めることができます。


唐船峡の近くから眺めた開聞岳。
このあたりは菜の花畑が多く、いぶすき菜の花マラソンのコースになっているので、ランナーはこのような美しい景色を眺めながら走ります。
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いぶすき菜の花マラソン

2007-01-14 | イベント
新春の南薩路を駆け抜ける、日本で一番早いマラソン大会「第26回いぶすき菜の花マラソン」に行ってきました。
走ったわけではありません。妻がフルマラソンに出場したので、サポートに行ってきたのです。
今年の出場者はフルマラソンが11895人、10kmコースが2568人、計14463人(申し込み者の人数)です。
穏やかな温かい天気で、絶好のマラソン日和でした。


9時半スタートの10kmコースの出発風景。フルマラソンは9時のスタートだった。


フルマラソンは、このような満開の菜の花が咲き乱れるコースを走る(池田湖のほとりで)。
今年のフルマラソンの記録は2時間20分13秒で、10年ぶりに新記録を更新した。


体育館横のカライモの炊き出し風景。
地元の人々のボランティアに支えられてマラソン大会が運営されている。
沿道でも、いろいろな食べ物や飲み物が供給される。
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キンカン漬け

2007-01-13 | 食べ物
キンカンは、12月28日にも紹介しましたが、それでキンカン漬けを作りました。


キンカン漬けの作り方
・材料:キンカン1kg シロップ(砂糖700g 水3カップ)
・竹串を通して皮に穴をあけ、水につけて一晩さらしてアクを抜く。
・キンカンを鍋に入れ、水から30位弱火で煮る。煮汁はひたひたに残しておく。
・別鍋に砂糖と水を入れ、水が4分の3位になるまで煮つめてシロップを作る。
・キンカンの鍋に、シロップを20分おき位に3回に分けて入れ、少々煮つめる。

こうしてできたキンカン漬けは、お茶うけにしたり、のどにいいので風邪をひいたとき食べたりします。


まん丸で、表面がつるつるで鮮やかなオレンジ色をしたキンカン。
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種子島紫

2007-01-12 | 食べ物
種子島から、カライモ(サツマイモ)をたくさん送ってきたのですが、その中に種子島紫がありました。


この芋は、表面は普通の白い芋ですが、中は写真のように鮮やかな紫色をしています。
焼き芋にして食べてもホクホクしておいしいのですが、紫色を利用して食品の加工用に利用されることが多いです。紫色の芋パイなどです。

また、この芋から作られる、紫(ゆかり)などという焼酎もあります。
焼酎は紫色をしているわけではありません。
普通の透明な焼酎です。
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