鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

田中一村記念美術館

2007-01-09 | 施設
奄美空港の近くに、奄美大島の自然や歴史を展示した「奄美パーク」がありますが、その一角に田中一村記念美術館があります。
田中一村は、人生の後半を奄美に移住して奄美の自然を描き続けた日本画家で、孤高の画家とか日本のゴーギャンとか呼ばれる人です。


田中一村記念美術館の入り口。


建物の中に入ると水を張った庭があり、ここに高倉を模した3棟の家が並び、時代順に一村の絵が展示されている。

田中一村のプロフィール
・ 1908年(明治41年)、栃木県に生まれる。
・ 幼いときから天才的な才能を発揮し、旧制中学時代から南画家として知られる。
・ 大正15年東京美術学校入学後、3ヶ月で中退。
・ 中央画壇とは一線を画し、50歳の時に奄美へ移住し、紬染色工として生計を立て、蓄えができたら絵を描くという生活を送る。
・ 昭和52年、名瀬市の借家で69歳の生涯を終える。


奄美の自然を描いた絵のひとつ「アダンの木」
一村は、ソテツ、クワズイモ、ダチュラ、アカショウビンなど奄美の自然を描いた絵を数多く残している。
地位や名誉や富を求めず、自分の描きたい絵を描いたからこそ、見るものの胸を打つのでしょう。

田中一村記念美術館
 鹿児島県奄美市笠利町節田1834
 開館時間:9時~18時
 休館日:第1・第3水曜日、12月30日~1月1日
 入館料:一般200円、高・大生140円、小・中学生100円
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