いちき串木野市羽島に、歌人万造寺斉誕生の地があります。
万造寺斉誕生の地。
庭にアコウの大木があります。鹿児島県北部にこのようなアコウの大木があるのは珍しいです。
前の写真の左下に見える歌碑。
万造寺斉は、明治19年、この地に生まれ、東京帝国大学入学と同時に与謝野寛の門下生となり、石川啄木・高村光太郎・北原白秋らと親交がありました。
全国の山を踏破し、歌集「憧憬と漂泊」などを出版しました。
宅地側から見たアコウの全容。枝振りがいいです。
大きく枝を広げた上部。
下部。3つに分かれており、多くの枝が絡み合っています。
前の写真の反対から見た下部。
別の角度から。道路側へ傾いています。
何だか表現のしようがないような気持ち悪いような神秘的な様な生命力を感じるような不思議な木ですね!!
始めてみました・・こんなに複雑な木は??
アコウの木は、奄美大島、種子島などの南に多い木です。
鹿児島本土にもありますが、指宿などの南に多く、北には少ないです。
枝が絡みついていて、ちょっと気持ち悪いかもしれませんね。
生命力旺盛な木です。
アコウの木って絞殺しの木と言われているものですよね
何かに絡みついて、もともとあった木を枯らしてしまう・・・
ここのアコウは、アコウそのものの木なのですか?
単独でも大きくなるのですね
絡みついた気根がまるで静脈のように見えて不思議ですね
そうです。
アコウは絞め殺しの木といって、他の木や構造物に絡みついてだめにします。
遺跡もこれで破壊されるものが多いそうですね。
この木は、他のものに絡んでおらず、単独です。
単独のアコウも多いです。
絡み合って造形された樹
面白いですね。。
こちらでは見かけないけど鹿児島は多いんですね。
chiroさんのブログで覚えましたよ。。
これってどのくらいの期間でなるのかしら 樹齢・・
万造寺斉の歌碑・・・・色黒の ふるさと人は 荒けき
濁声なれど〇のやさしき ?
なんて書いてあるんですか?
アコウは、奄美大島や種子島など、南の島に多いです。
鹿児島本土にもありますが、阿久根などの北には少ないです。
成長が早いので、100年もすれば大木になります。
歌碑の歌、よく読めましたね。
○のところは、「性」のようです。
鹿児島でもあまり知られていない歌人です。