鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

玉里邸庭園

2008-11-07 | 史跡
鹿児島市玉里町の、鹿児島女子高校(鹿児島市立)の一角に玉里邸庭園があります。
玉里邸は、天保6(1835)年、27代藩主島津斉興によって別邸として造営されました。
西南戦争で消失しましたが、明治12(1879)年、島津久光によって茶室などが再建されました。


鹿児島女子高校の正門。
庭園を見学するには、正面の事務室に行き、許可を得てから入ります。
日曜でしたが、事務室は開いていました。


道路に面した黒門(南表御正門)。
島津久光が死去し、明治20年に国葬が行われたときに造られた門です。
ここからは、入れません。


庭園内部。
鶴の池と、向こうにあるのが茶室です。
豊臣秀吉の、伏見の茶室にならって造られました。


キリシタン灯篭。
キリストをかたどったものや、アルファベットが刻まれています。
島津斉興の養女勝姫が信仰していたといわれています。


庭園内にある、鹿児島市の保存樹に指定されているタイサンボク。
 幹周り:2.37m 
 樹高:16.5m
 樹齢:180年
タイサンボクは、白い大きな花が咲く木です。


庭園を出て、校庭を横切って帰ろうとしたら、校庭の隅にも庭園があります。
前庭(上御庭)です。
池は亀の池で、中央の石が亀の形をしています。

こんな日本庭園がある学校はいいですね。

コメント (2)
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