まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

ホビット…竜に奪われた王国

2014年09月16日 | 映画
ホビット…第2章を見て感想を書こうとしたら文字入力ができなくなった。

パソコン本体の不具合かも…マウスのせいかも…はたまたキーボードの電池か?
電話で相談。
出張するにも状態把握。
ちょっとシフトキーで調整してみて…タスクバーの表示ってどうなってます。
オーエスは解りますか?
シフトキー  眼鏡 メガネ。 キーボードのカーボン ???タスクバー 画面下の帯 帯。
スムーズには進まない。
説明書もパソコン本体に組み込まれている。
「昭和は良かった。分厚い説明書を読んで安心できた。」
解らないと言う安心感ですら今は持てない。
パソコンに向かう作業そのものが、竜に奪われた王国さながらでカオス(混沌)と無秩序の間を行きつ戻りつ。
近間の友人は稲刈りの真最中で、相談するのもはばかられる。
合歓さんはいないも同然。
頼りにならない。

隣のお寺の住職がキーボード片手にやってきて…カタカタカタカタカタ。
神の右手、左手も又。カタカタカタ…カタ。
「スタイリッシュなキーボードはカーボンがつまりやすい。
この家は薪ストーブの煤もつまりの原因になりますよ」
「出来る」御坊様であった。
ボーっとゆるんだ暮らしの中では ちょっとした事でも小骨のようにひっかかる。
ひっかかりがポロリととれる説明で納得。


ホビット庄(ホビット⇒小人族の村)は平和でのどか。緊張感のなさはうちらのと一緒。
緑豊かで畑は肥えている。色とりどりの花が咲き乱れ、穀物倉庫には小麦。ライ麦。大麦で作ったパン。
貯蔵庫はチーズ、ソーセージ、ジャーキー、ブラックべリーや杏のジャム、地下にはワイン倉。
主人公のビルボ・バギンスは満ち足りている。
その気はないのに冒険の世界に踏み出す。
ガンダルフという先導者に手を引かれて。

ヒーローでもない。普通でもない。(ホビット族だもの) 剣も弓も使った事がない。
特筆すべきはない。平和を愛する種族ホビットというだけ。
そんなビルボが主人公だからこの物語は 時代を超えて人を魅了するのかも知れない。

ホビットの世界は日々の工夫がいっぱいある。
山葡萄のつるは小物入れ。その実はお酒。
丸い玄関。風も日差しも入る窓。
樫の木のテーブルと椅子。手作りのクッション。ベッドカバーも暖かい。

現状維持は安心できる。
この世界…自分の世界が壊れる恐怖には耐えられない。
見ようとしないで無意識にネグレクトしている現実がある。
J・R・R・トールキンによる長編小説。「ホビットの冒険」「指輪物語」
妖精や魔法使いが国家を築き、戦争を繰り広げる架空の世界を舞台としたファンタジーは私の心の澱をかきまわす。

映画〝ホビット〟の最終章は来年の春になるのか、夏になるのか。

ホビット庄だけが平和ではいられない。

世界は厭も否も応もなく繋がっている。


























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